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“スマホ時代”における「読書の効用」とは ②

2018年10月11日 | 人生

(「ケータイ・スマホ類の問題点」と「流れに抗する読書法」)

機械類のほうはどんどん進化していくので、年齢が行けば行くほど、ついていくのが難しくなるでしょう。映画を観るにしても、数年ぐらい前までは、映画館に行ってチケットを買えば観られたのに、今は、気をつけないと、機器を使って予約をしなければ観られない場合があります。

 

そうなると、おじいさんやおばあさんたちは、“イエス、Uターン”でしょう。「面倒くさい。このVit”(インターネットチケット販売)というのは何だ?よく分からない。年寄りへの嫌がらせか」などと思って、帰ってしまうかもしれません。そういう難しい時代にはなってきています。

 

ただ、使いこなせたら便利なものがあるとはいえ、自分にはそれほど適性がないと思えば、あえて流れに抗して、「質にこだわる」という手もあるでしょう。

 

また、“半歩遅れの読書”とか、“一歩遅れの読書”とか言われることもありますが、今、ベストセラーになっているものや流行っているものには見向きもせずに、23年たってもまだ評判がいい本を読むような人もいます。

 

つまり、ベストセラーは、たいてい出版社の仕掛けでやっていることが多く、“カス”をつかまされることもあるので、広告をバンバン打っているときは買わずに、翌年、あるいは、さらに翌年に、まだ残っているものを読むわけです。

 

なかには、「単行本は高い。いい本で、よく売れている本だったら文庫本になるので、それから買う」と言うような人もいるでしょう。そのあたりについては、経済力も関係しますが。取捨選択は要るかもしれません。

 

もちろん、全部が全部、そちらのほうに行ってはいけないとは思います。しかし、何でもそうですが、ケータイやスマホ、コンピューター等には、「少しならいいけれども、度を越すと駄目になる」という面がいくらでもあるわけです。

 

例えば、そうしたものは、「夜中にあまり使うと寝つきが悪くなって、睡眠時間が減る」とも言われています。やはり、寝る前には、そういう“光りもの”を読んだりしないほうがよいでしょう。あるいは、情報そのもので興奮しないようにすることも大事だと思います。

 

もちろん、昼間であれば、やや“阿修羅”波動があるような雑然とした情報でも、読んだり聞いたりすることはできるかもしれません。しかし、就寝が近づいているころには、次第に眠くなるように、「名著」などを読むのも悪くないと思います。寝る30分ぐらい前までに、歴史に堪えるような本を読むようにしたほうが、寝つきがよくなることもあるのです。

 

なお、統計的なものが出ているわけではありませんが、比べてみると、活字を愛している人のほうが知的なように私は感じます。このあたりについては葛藤はあるとは思いますが、やはり、情報源の「質の問題」があるのではないでしょうか。

 

スマホ等の場合、どんどん「情報の量」を増やしていこうとしていますが、それが“絞られていない”ので気をつけなければいけません。また、やや中毒になる気があるので、そのあたりは難しいところです。

 

---owari---

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