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“スマホ時代”における「読書の効用」とは ③

2018年10月12日 | 人生

(逆に「スマホが便利だと思うところ」とは)

今、都市圏等では、“空間の値段”が髙くて場所が得られないので、「本は買えない。置いておけない」という人もいるはずです。その場合は、電子書籍を読んだり、ほかのもので代替したりしてもよいとは思います。

 

また、スマホによい点があるとすれば、調べるのに便利なところでしょう。

以前であれば、どこの家庭でも百科事典の類を買っていました。お客様が来たときに恥ずかしいので、応接間等に“飾り”として百科事典を並べていたのです。

 

要するに、百科事典は重たいせいで使用頻度は極めて低く、調べものがあっても、百科事典を箱から取り出して開くことはほとんどありません。さらには、コピーを取るのも大変ですし、写すのも面倒なので、代金だけを支払って“本を飾っている”ような家庭が多かったわけです。

 

しかし、スマホであれば、実に簡単に調べられます。また、百科事典に載っていないようなことをアップ・トゥ・デイト(最新)でどんどん出してくれるところもあって便利なのです。したがって、そういうことに関心のある人は使ってもよいだろうと思います。

 

(「心の糧」を得るには、ネット情報よりも紙の書籍の「良書」を)

「心の糧」にしていくようなものとしては、やはり活字のほうが上でしょう。そして、「できるだけ、良書を売り、悪書は売りたくない」というのは書店としての使命だと思うのです。そして、推薦されるような良書については、それを見分ける力を教えつつ、さらには読んでいただくことが大事なのだと思います。

 

もちろん、アップ・トゥ・デイトな情報も、ときには必要かもしれません。いろいろなところにある情報を組み合わせて使うと、「創造性」が生れることはあるので、バラバラに勉強したものがつながってきて、“有機体”になる場合もあるでしょう。

 

ただ、ネットの情報のなかには、非難したり、中傷したりしているものがかなり多いようです。それに対して、いちいち腹を立てていると、「時間の無駄」というか、「人生の無駄」であるところもあるのです。

 

有名な俳優や女優、歌手などであっても、悪口をたくさん書かれているので、ファン層や関心を持っている層のなかにも、そういうものを書く人はいるのでしょう。

 

「そんなもので時間を潰しすぎるのは損かなあ」と思う面もあるので、「ある程度、意図的に、主観的になることも大事なのではないか」と言えるかと思います。

 

---owari---

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