化石は、大洪水のような激変的過程がないと決してできないのです。動植物が、崩壊しないように素早く葬られ、空気とバクテリヤから遮断され、高圧力下に置かれなければ化石はできない。
もし、ゆっくり土砂が堆積していったのだとすると、生物は化石になる前に腐敗し、分解されてしまい、骨格をとどめることができない。即ち「風化」してしまうのです。
今日世界各地で発見されている化石の大規模な墓において、私たちは大洪水の爪痕を見ることができる。ある所には、何百万もの化石が互いに積み重なり、時には死にもがく姿で発見される。
シチリアの大量のカバの骨、ロッキー山脈の哺乳類の大きな墓、ブラックヒルズ山地やロッキー山脈やゴビ砂漠の恐竜の墓、スコットランドの驚くべき魚の墓、等々がある。移動性に優れた動物たちは、水から逃れるために高所に移動して行ったので、高所で発見される。
人間の化石が少ないのは、その遺骸の多くは化石になる余地もなく水中で腐敗し跡形もなく消失してしまったと考えられる。もっとも化石化した人間は発見されており、全くいなかったというわけではない。
地層および化石が、ノアの大洪水によって形成されたという考え(洪水地質学)は、進化論では説明できなかった数多くの諸事実をも、適切に説明することができるのです。
ノアの大洪水以前、地球は厚い雲の層で覆われており、 極地でも赤道付近でも関係なしに、地球全土が温室効果的な状態にあり、緑豊かな状態であったというのです。
この雲が何らかの状態変化によって雨となって地上に降り注いだ場合、 地球上の陸地がすべて水没するくらいの水分を蓄えていた可能性があるようです。 これは、極地において石炭やマンモスの冷凍遺体が発見される科学的説明にもなっています。
なぜなら、石炭のほとんどが 熱帯・亜熱帯に存在する樹木であり、極地が昔、熱帯・亜熱帯気候であれば説明がつくのだそうです。それにマンモスが絶滅したのはさほど昔の話ではなく、時代的にノアの大洪水の頃と一致するのです。
では、洪水の水はどこへ消えたのでしょうか?
地球を覆っていた雲の層がなくなったことにより、 地球全体の温室効果がなくなり温度差のハッキリした状態が作り上げられ、 極地を覆っていた水が凍り、凍ったことによって減った水の分だけ、陸地が現れたという説が挙げられています。
現代でも温暖化により極地の氷や永久凍土等、 地球上に存在する氷がすべて溶け出した場合、世界は水没するのでは、という見解も出されています。 北極海に浮かぶ氷や南極大陸の氷山、北欧の氷河や エベレストなどに存在する氷塊の量は、トータルに換算すると莫大な量になるのです。
それでもまだ「ノアの大洪水」を信じられない方が多いと思いますが、この箱舟を探す動きが出てきています。
人工衛星からの画像で、巨大な影が捉えられました。それによると、その構造物の形は、旧約聖書に出てくる箱舟のようなシルエットであり、これは、1965年にロンドンのディリー・テレグラフ紙に発表されて、一大センセーショナルを巻き起こしました。
この画像によると、箱舟の大きさは、全長150メートル、幅25メートル、高さ15メートルにおよぶ巨船ではなかったかと推定されています。これは豪華客船クイーン・メアリー号の3/2に匹敵する規模であり、しかも、このサイズは、神がノアに箱舟をつくる際、命じた寸法とほぼ同じだったのです。
この箱舟の大きさについて以下のようなお話が残っています。
石川島播磨重工業の元社長で、NTTの初代社長も務めた真藤恒氏は、専門の船ではそれまでの常識を破ったズングリムックリ型のタンカーを考え出しました。
彼は大型船の理想的な形を研究するよう、研究チームに命じました。その結果わかったことは、タンカー級の大型船にとって最も高い安定性と強度を持つ形は、長さ・幅・高さの比率が「30・5・3」である、ということだったのです。
以来、造船界では、この比率は「真藤比」とか「黄金比」と呼ばれ、タンカー級の大型船の主流となっている。そしてこの比率は、ノアの箱舟の比率と全く同じなのです。
ノアは、このように理想的な大型船を大した造船技術もない約4500年前に造ってしまったのです。まさに、そこには神の導きがあったとしか考えられない。ノアの箱舟の物語は“神話”どころか、最先端の造船技術を先取りする驚くべき“神の実話”なのだと言っておられます。
ノアの箱舟の探検チームであるトルコと中国の「キリスト教福音派」の考古学者ら15人が発表したところによると、トルコ東部にあるアララト山の標高およそ4000メートル地点で木片を発見したとのことでした。
この木片は構造物から採取したもので、炭素年代測定を行ったところ、ノアの箱舟がさまよったとされる今から4800年前と同時期のものであることが確認されたとして、箱舟のものであることにほぼ間違いないとの見解を示した。
発見された構造物はいくつかの部屋らしきものに分かれ、木の梁(はり)があり、これはノアが動物を乗せた船室ではないか、と推察している。探検チームではこの構造物について、普通の住居の残がいなどではあり得ないと結論付けたという。標高3500メートル以上で人の住まいが発見されたことは過去にないためです。
箱舟がたどり着いたとされるアララト山は、標高5千メートルを越し、上部の3分の1は常に雪に覆われて過酷な自然環境にある。山頂部は7個に分かれており氷河に閉ざされた氷だけの世界です。
昔から、このアララト山の頂きには伝説のノアの箱舟があると信じられていた。だが、この山は、聖域とされており、しかも政治的な問題もからみ、最近まで、立ち入りすることさえ困難な場所だったのです。
それでも、箱舟見たさに、禁を犯して、箱舟を探検したいという願望を持つ人間が後を絶たなかった。こうして、箱舟探検の歴史は、19世紀中頃より、活発に行われるようになったのです。
この「ノアの箱舟」伝説が人類に伝えたかった本当の狙いは何か?
それは、「神をとことん信じない人間を、神は神罰で滅ぼすということがある」ということです。
預言者ノアを通じて語られる神の言葉を信じない人類への警鐘という意味合いがあるのではないでしょうか。
いきなりに神罰ということではなく、天候不順、天変地異などの前触れが必ずあります。その時点で預言者の言葉を信じない人間が多すぎると神罰は開始されるのです。
ノアのように神を信じ、正直に誠意をもって生きている人のDNAを人間の祖先にしようという神の計らいが、このノアの洪水(箱舟)伝説を後世に伝えていると思われます。したがって、同じような状況が発生すれば、再び、くり返されるということも物語っているのでしょうか。
近年は集中豪雨が多い。そして、街の冠水が世界的に報告されている。果たして、地球温暖化によるものなのか。台風、ハリケーンなどの暴風雨も多い。地震などの大津波なども記憶に新しい。
街中では真夏の日中の温度は36度を超えて、突然の大雨と、多発する雷の轟音に、おびえる声が満ち満ちている。大雨の中、建設中のビルのクレーンに落ちる雷が、なぜかノアの洪水と、その後の神の怒りに触れたバベルの塔の物語を想起させるのです。
「預言者ノアを通じて語られる神の言葉を信じない人類への神罰」という論点には十分に聴くに値する内容ではないでしょうか。
今の日本人は、神罰や祟りなどせせら笑い、宇宙人関連物はエンタテイメン、霊界は魔法かファンタジー程度にしか思っていない。
しかし今、その「常識」の「底」が割れる時機が近づいているように感じられる。
もういいかげんに目覚めてはどうか。歴史上、神罰がどのようなものであったかを学び、預言者の言葉を無視し続けた民族の哀れに目を向けるべき時なのではないでしょうか。
---owari---
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