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ウサギの毛はなぜ暖かいのか?

2016年01月31日 | 日記

テレビのクイズ番組で、「ウサギの毛はなぜ暖かいのか?」という問題が出た。

12人の回答者の中で、1人だけ正解したが、その答えは、「毛の中が、空洞になっている」ということでした。 

ウサギの毛の断面を顕微鏡で見れば、いくつかの部屋に分かれていて、複数の空洞が出来ています。あの細い毛の中が複数の空洞を持っていて、この空洞の中に空気が入って体温が毛先まで届き、保温効果があることが分かったのです。

 

ウサギやヤギなど獣毛類の毛は、多くの特長があります。

・冬は暖かく、夏は涼しい

・吸湿性が良い(静電気も防ぎ、ほこりが付きにくい)

・汚れにくい(水をはじく性質は、水溶性のものをはじくため汚れが付きにくい)

・弾性が高いため、しわになりにくい

・染色性が良い

 

最近、私たちの肌着でも、ヒートテックやボディヒーターなどの名称で、暖かい肌着が開発されていますが、同じように繊維の中を空洞にさせて保温効果を出しているのです。 

厳密にいえば、ヒートテックやボディヒーターの合成繊維には、吸湿発熱素材が使われており、主に2つの特徴を持っている。一つが薄い素材を使いながら、ぴったりと体にフィットさせることで、暖められた空気を保ちやすい構造を持つこと。もう一つが、人体から出る湿気を熱に変えるという「吸湿発熱」という機能です。 

この吸湿発熱機能も古くから、羊毛繊維などが吸湿して暖かくなることは知られていた。これは、体から出る湿気(水蒸気)が水になるときに凝縮熱を伴い、熱エネルギーに変換される。こういった発熱反応を凝縮熱や吸湿発熱とも呼んでいる。 

しかしながら、吸湿発熱は繊維の吸湿が飽和状態になるとそれ以上は発熱しなくなるため、保温効果の基本は空気による断熱で、いかに断熱層を効率的に形成するのかがポイントとなる。

ウサギの毛はまさに、内部が多層的に空気を含むような構造で断熱作用に優れている。

空気は断熱材みたいなものなので、体表に空気層を作っておけば、体温はあまり逃げず温かい。羽毛布団が温かいというのも、羽毛が空気を多く内在した状態で形作っているからだ。 

ウサギの祖先は約5000万年前の地層から化石が発見されている事から、その時代には姿を現していたと言われています。ずっと大昔からこの構造を身にまとっているのです。私たちがその温かさの秘密に気がついたのが最近です。

ウサギが寒いからこの構造を考えてみずから作ったとも思えないし、ウサギが寒いから、自然に環境に適応して、この構造が出来上がったとは到底思えないのです。 

もし進化論でそのようになったとしても、実はそのようなDNAを持っていたからこそ、環境に適応できたと考えるべきでしょう。さすれば、神仏の設計図DNAが素晴らしいということになります。 

ここは進化論ではなく、神仏のお知恵によるものと考えた方が、理にかなっているのではないでしょうか。 

---owari---

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