今、学校では、「いじめ」がとても流行っていて、
とうとう、いじめられて自殺する子供まで現れてきている。
これは、本当に大変な問題だ。
しかし、いじめがなぜ悪いことなのか、
それが分からない子供たちが増えている。
また、大人たちも、明確に、「いじめは悪いことだ」と
言いだす勇気がなくて困っているようだ。
子供たちは、一種の犯罪者のような心理になっていて、
現実にいじめを行っていても、それを調べられると、
「いじめていない」と言い張ったりする。
集団でいじめを行ったときに、
みんなで口裏を合わせて「やっていない」と言ったりする。
そして、いじめられて傷ついた子は、
学校に行けなくなって、不登校になり、さらに苦しんでいる。
これは大変な世界だ。
「ある種の地獄界が学校に現われている」と言ってもいいだろう。
これは、私が日ごろ教えている「天使の世界」とは、
まったく正反対の世界だ。
天使の世界は「愛の心」を中心にしている。
愛とは、人に優しくし、人に尽くし、弱い者を助けることだ。
また、苦しんでいる者をなぐさめ、
悩んでいる者を導いてあげることだ。
この教えと正反対のことが、今、学校で行われている。
本当に悲しむべきことだと思う。
善と悪が、はっきりと分からなくなっているのだろう。
「何が善で、何が悪か」ということは、
仏様、神様の世界を知らなければ分からないことだ。
そういった宗教の考え方が、
学校教育から長らく遠ざけられてきたために、
子供たちは、「何が正しくて、何が間違っているか」
ということが分からなくなっているんだ。
さらには、学校で教えている教師たちも、
そういう善悪が分からなくなってきていると
言っていいだろう。
仏様、神様といわれる方は、君たちに、
「人に優しくしなさい。人を愛しなさい。正しく生きなさい」と教えている。
一時期は、悪の力が強くて、
悪に抵抗しても勝つことができないように
見えるときもあるだろう。
ただ、君たちは正しく生きなさい。
真理を守り、仏の教えを守って、
正直に、正しく、精進しつづけなさい。
君たちが目指す世界は、天使の世界だ。
しいたげられている者、いじめられている者、弱い者を、
なぐさめ、助けることこそ、天使の仕事だ。
間違っても、自分がいじめられないために、
いじめをする者たちに加わって、
弱い子をいじめたりしてはいけない。
また、頭のよさにも、
「天使の頭のよさ」と「悪魔の頭のよさ」があるということを
忘れてはいけない。
だから、弱い者いじめをすることや、
仲間外れをつくることに知力を使っている人を、
うらやましがってはいけないね。
彼らに対しては、
「あなたは間違っている」「君は間違っている」
という気持ちを強く持ち、
ときには、それを言葉に出して言わなければいけない。
また、君たちだけでは力が足りないときには、
親や先生にも、そういういじめの事実をきちんと伝えて、
「いじめをやめるべきだ。やめさせるべきだ」ということを
言わなければいけないね。
「いじめは悪なんだ」ということを強く思っていなければ、
いじめそのものをなくすことはできないんだ。
私は繰り返し君たちに言っておきたい。
どんな理由をつけても、やはり、いじめは悪であり、
してはいけないことなんだ。
正しい生き方をした人は、天使の世界へと昇っていき、
悪い生き方をした人は、悪魔の世界へと堕ちていく。
天使の世界は、光り輝き、
明るく、幸福な、優しい人々で満ちた世界だよ。
君たちは、そういう人たちの仲間になるように生きよう。(仏法真理)
---owari---
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