(「習慣の力」を使って自分を鍛えていく)
体は何歳になっても鍛(きた)えることができます。年齢は関係ありません。私が外を歩くと、80歳を過ぎているように見えるおじいさんなのに、ものすごく足の速い人によく出会います。サーッと追い抜かれてしまい、とても敵(かな)いません。自転車に乗らなければ追いつけないほどの速さであり、時速6キロを超えていると思います。そのように、年齢は高くても、そうとう足の速い人がかなりいるのです。
一方、20代であっても、坂道を、「ゼイゼイ、ハアハア」と言いながらヨタヨタと上っている人もいます。それに比べ、サッササッサと歩いている年配の人もいるわけなので、それは鍛え方の違いでしょう。やはり、毎日鍛えている人は強いのです。
しかし、「鍛えている」とは言うものの、それは、本当は「習慣の力」です。勉強でもスポーツでも、習慣をつくった者が勝ちなのです。最初は意志の力が要(い)りますが、いったん習慣をつくり、繰り返し行うようになると、いつの間にか、知らず知らずのうちに力がついてきます。
例えば、英語であれば、「単語を1日に10個覚える」ということを習慣づけたら、いつの間にか力がついてきますし、ウォーキングでも、1日30分か1時間歩く」ということを習慣づけたら、いつの間にか足が速くなってきます。何でも同じことです。
「アイム・ファイン」の精神で、「元気になろう」と、自分のことを励ます気持ちをいつも持っていれば、しだいに、そのようになってきます。
そういう習慣化が大事なのです。――この章は終わりです。
---owari---
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