このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

神代の時代の天皇たちは実在の人物(後編)

2020年07月26日 | 日本
(神託によって「三韓征伐」を行った神功皇后)それから、「*神功皇后(じんぐうこうごう)が卑弥呼(ひみこ)であり、さらには天照大神(あまてらすおおみかみ)である」というような説もあります。そこには、「歴史をできるだけ短くしたい。浅くしたい」という考え方が明らかに出ていますし、基本的に、「神話の時代は古い」ということを意味していると思います。神功皇后は、もともと仲哀(ちゅうあい)天皇の皇后です。当時、 . . . 本文を読む
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神代の時代の天皇たちは実在の人物(中編)

2020年07月25日 | 日本
(「語り部」によって正確に伝わってきている神話)日本の神話をあまりバカにしてはいけないのです。日本人だけが、記憶力が悪いわけではないでしょう。例えば、インドの神様は、ほとんど書き物ではなく、口承(こうしょう)や口伝(くでん)によるものです。インド人は何千年もの歴史をずっと暗記し続けていて、それが伝わってきているのですが、意外に正確に伝わってきています。彼らの頭のなかにすべてが入っていて、口で伝えて . . . 本文を読む
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神代の時代の天皇たちは実在の人物(前編)

2020年07月24日 | 日本
(神話のなかにある「象徴的な意味」を受け取ることが大事)やはり、「民族の誇(ほこ)り」を失ってはいけないと思います。その誇りは「歴史」にありますし、歴史のもとには「神話」がありますが、別に神話がおかしいわけではないのです。ギリシャであろうと、中東であろうと、インドであろうと、アフリカであろうと、歴史には神話の部分があるのです。神話の部分は、年代が特定しにくいのですが、きちんと伝承があって成り立って . . . 本文を読む
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ねじ曲げられ、失われつつある日本の建国神話(後編)

2020年07月23日 | 日本
(「学問とは言えない諸説」がまかり通っている日本の歴史)『古事記』『日本書紀』に関連した書物を幾(いく)つか読んでみたのですが、学問とは言えないSFまがいの諸説がまかり通っていたので、少しあきれ返りました。例えば、「天照大神が卑弥呼(ひみこ)だった」というぐらいなら、まだ、“かわいい”ほうで、「神功皇后(じんぐうこうごう)だった」とか「天智(てんち)天皇だった」という説が出 . . . 本文を読む
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ねじ曲げられ、失われつつある日本の建国神話(中編)

2020年07月22日 | 日本
(「証拠があるもの以外は信じない」という態度の、現在の歴史観)「自らがつくった文明・文化を否定して、現在ただいまに証拠(しょうこ)があるもの以外は信じない」という態度は、非常に情けないことであると思います。それは、どこかに占領(せんりょう)され、統治(とうち)されたかのような歴史観でしょう。もちろん、第二次大戦の敗戦以降、占領軍の意向で神話教育が廃止(はいし)されたのでしょうが、私の記憶では、木造 . . . 本文を読む
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