今は現場に近づけないので詳しいことは分かりませんが、これが焼失まえの旧吉田邸です。
TVやネットから拾った画像を含みます。
庭園は見事なもので、これだけでも残ればと言わざるを得ないのでしょう。
食堂
庭園は大丈夫だったそうです。
明治~昭和の賢人を祭った七賢堂 類焼は免れた模様。
在りし日の吉田茂さん 葉巻とステッキがトレードマークでした。
以下は朝日ネットの記事から
旧吉田茂邸が22日、焼失した。ゆかりの人々や町民らは、一様に悔しさをにじませる。県立公園としての整備計画が
進んでいた旧吉田邸。県は、建物の復元は「今後関係者と相談しながら検討する」としているが、公園化そのものに
ついては、議会に提出している予算案に変更を加えない方針だ。
電柱の高さまで立ち上る火柱、火の手が回り崩落した屋根。火事を目撃した近所の住民は、旧吉田邸が痛ましく
焼けていく様子に声を震わせた。60代の主婦は「整備されて公園になるのを楽しみにしていたのに」。
70代の女性は「吉田さんの葬儀も見に行ったので、ここを誇りに思っていた。貴重なものが燃えてしまって
がっかりしている」と話した。
昼過ぎには、松沢成文知事が現場に到着した。
「全焼していて大変残念。保存のために最大限の努力をしてきただけに無念でならない」と感想を述べた。
吉田元首相についての著書がある原彬久(よしひさ)・東京国際大教授は、賓客をもてなした食堂や
アイゼンハワー(元米大統領)を泊めるために増築したという洋間など趣があるたたずまいが印象に残っているという。
「政治家の家は歴史遺産。それが消えてしまったのは、ものすごく残念だ」と話した。
町観光協会によると、許可がないと入ることができない旧吉田邸の見学ツアーは、いつも定員一杯だったという。
原田義彦・事務局長は「全国に誇れる建物で、町民にとっては精神的なよりどころといっていいほどの価値があった。
失ったものはあまりに大きい」と話した。
県は、旧吉田邸とその庭園の用地買収や構造調査の費用約25億8千万円を計上する議案を県議会2月定例会に
提案していた。24日の本会議で採決する予定だ。松沢成文知事は、「議案の変更はしない」との考えを示している。