IPBA(環太平洋法曹協会)補遺として、上方落語家の、林家菊丸師匠の、独演会。
IPBAの重鎮の、シティユーワという大手法律事務所の重鎮・小泉淑子弁護士にお誘いいただいて、台湾の弁護士と。
台湾弁護士は日本語も分かる。隣で彼と落語を聞きましたが、笑うところでちゃんと爆笑しとる、、、 外国人なのに、上方(大阪弁)落語をみんな理解していました。
落語ってのは、聞いていて面白いし、外国人が英語を学習するには、格好の題材になりそうですね。
この独演会の締めの演目は、私の大好きな「井戸の茶碗」。お侍さんなど、金に綺麗な3人が繰り広げる人情噺。
ネット情報では、古今亭志ん生の「井戸の茶碗」がやっぱり一番良いそうな。志ん生は落語会の長嶋茂雄、もう理解する人は少ないかもですが、私は志ん生で落語を覚えたので、もう志ん生しか聞けません!
今日の菊丸師匠の上方落語では、笑いを散りばめるので、志ん生とか志ん朝の「井戸の茶碗」とはだいぶ違ってました! 8割は同じ、2割は新たなテイストを加えて。
帰りしな、菊丸師匠に挨拶する機会があったので、「志ん生師匠の井戸の茶碗より良かったです!」ってお世辞を言ったら、「いやあ、上方ではウケ狙いで笑いを散りばめるので…」って恐縮されてました。
人情落語に笑いネタをたくさん入れて、江戸落語に慣れている東京の観客に受け入れられるか、一抹の不安がおありだったのでしょう。
菊丸師匠の謙虚な人格が垣間見えました。
小泉先生、お誘いありがとうございました!