家庭連合の応援をしていると、ちょっと残念な文科省の方々が念頭に上がる。
しかし。
80年前、そう、ちょうど80年前に、「官吏の亀鑑」(「亀鑑」は模範の意味)と崇められた官僚がいた。
戦前・戦中最後の沖縄県知事・島田叡(アキラ)。
1年半くらい前、私がハマっていた。彼の本は手に入るものはおそらく全部読んだ。
昭和20年1月(ちょうど80年前です)、誰も行かないから、「俺が行かないと、誰かが赴任して死ぬことになる」と言って、死地に赴いた。
大学野球部の先輩なので、余計にシンパシーがある。
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私は今、加地伸行さんから論語を教わっている。
そこで加地伸行さんが、
「学ぶというのは、知識を学ぶことではない。沖縄の、島田叡知事の生き方から、道徳的なことを学ぶということです」
とおっしゃっている。
全く同感。
道徳、という文脈で、唐突に、加地伸行さんが、島田叡を出してきた。
それくらい、中国史、儒教史、道徳の大家の加地伸行さんの中で、「島田叡の生き方」というのは、大きい。
道徳を体現したのが、島田叡。
日本人が学ぶ一番最初の人が、島田叡。
聖徳太子ではなく、徳川家康でも織田信長でも、西郷隆盛でも坂本龍馬でもなく、いわんや伊藤博文でも吉田茂でもなく。
島田叡。
それくらい、日本の精神史において、島田叡の存在意義は、大きい。
島田叡のようになりましょう。
人の嫌がることをせよ。人の嫌がるところへ行け。
これは内村鑑三。
この言葉に導かれて、アフガンの医師の中村哲さんは、アフガンへ赴きました。
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家庭連合案件を扱う文科省の官僚の方々も、島田叡の人生から何かを学んでいただければ。