内村鑑三は「愛と義の楕円形」を説いた。
愛だけではダメ。
義だけでもダメ。
そのバランスが大事。
長い目で見れば、近世以前、中世までは、「義」が強かった。
神は怖かった。遠かった。
近世以降、「義」よりも「愛」が強くなった。
神は身近になった。我々の内心に降りてきた。
個人主義、ヒューマニズムに影響されて。
そして現代、「義」がほとんど忘れ去られている。
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私が弁護している家庭連合でも、コンプライアンス宣言をした2009年とか、創始者文鮮明が亡くなる2012年までとか、または名称を家庭連合に変更した2015年くらいまでは、「義」的な色彩が強かった。
しかし、ここ最近、特に家庭連合になってからは、「愛」が強いんじゃないだろうか。
いいとか悪いとかではなく。
いずれにせよ、「愛と義の楕円形」は、とても大事だと思う。