![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/f5/f1bfa1170f9ed6d3a794e76ac750b898.jpg)
あさが少女達に語りかける言葉。
「戦争は 銃や大砲で人を傷つけて、新聞や世論は人を悪う言うたり、勝手な批評をして、人の心を傷つけるばかり。
みんなが幸せになるための武器は、銃でも大砲でも悪口でもあらしまへん。
ここ(頭)と、ここ(心)だす。」
あさのモデル、広岡浅子の評伝によれば、あさは実業家としての第一線を退いて後も、女子教育に力を入れ、創立に深く関わった女子大学の教室で自らも学び、そして若い女性たちの合宿勉強会に別荘を解放したという。
そこで学んだなかに、若き日の市川房江、村岡花子もいた。
「学ぶ」ことで、自分を解放し、そして後に続く者たちのための道を残した。
そんな心豊かな、あさの晩年を思わせるラストシーンだった。
道を切り開き、踏みしめたたくさんの先達がいて、そして今。道は、最初からあったわけではない。
知ること、考えること、感じること・・・精一杯、頭と心を働かせて、みんなが幸せになる道を探し続けて生きたい。私も。