こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

知事の発言、その影響と重み

2020-08-08 23:27:11 | つぶやき

「うがい薬が新型コロナに効果があると吉村知事が公表したとたんに売り切れです」と友人から、LINEのメッセージがとどいた8月4日の夕方、私は「吉村知事の発言」を知らなかったので、???という感じでした。

翌日の新聞報道で、「あー、この話ね」と理解し、その後、「ドラッグストアの店員も何が起こったのか、わからないうちに、あっというまにうがい薬が店の棚から消えた」と聞きました。

知事の発言、その影響の大きさ。無責任で不用意な言動は勘弁してほしいです。

 

以下は、歯科保険医協会の声明です。

 

2020年 8 月 6 日
大阪府知事吉村洋文殿

大阪府知事の 「うがい薬 に 新型コロナウイルス の 効果確認 」 会見
医療機関と府民を 混乱 に陥れたことを真摯に受け止めよ

大阪府歯科保険協会理事長 小澤 力

大阪府民の健康促進、医療の確保に向けた、貴職のご尽力に敬意を表する 。
当協会は、大阪府内4,18 4 名の会員で構成する歯科開業医の団体として、保険医療の充実、府民の健康向上のため様々な活動に取り組んでい る。
さて、8月4日 に知事 が 記者会見を開き 「『 ポビドンヨード 』 を含むうがい薬に新型コロナウイルスに対する効果が確認された 」 と発表した。 そもそも「うがい薬 」 に効果があるかどうか について、 知事の 不用意な 発言は、医療現場と 府民に混乱をもたらし 、治療にも支障をきたしている 。実際、 瞬く間に 「 うがい薬 」が 市場から 消え てしまい 、最も多く使用している歯科 医療機関 で さえ 手に入ら
なくなってい る 。
歯科医療 現場において、イソジンガーグル液(ポビドンヨード)は抜歯した際、抜歯創の感染予防を目的 に使用されている。 歯科治療には 不可欠な医薬品で ある。現に、 歯科医療機関 から「『うがい液』が入手できなくなって困っている」との相談が相次いで おり、入荷できないため、 治療で 必要な患者に 行きわた りにくくなってい る。 「 新型コロナウイルスに対する効果確認 」 との会見 が 、 医療機関と 府民 を 混乱 に陥れたこと を真摯に受け止めるべき である 。
6月17 日の記者会見での「ワクチン」発言に続く今回の「イソジン」発言である。 知事の発言は 、 全国的にも注目されており、その影響は大阪府にとどまらない。 住民の命と健康を守るべき立場を踏まえて 、慎重に 発言するよう 強く求める 。

コメント (2)
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