今日の「しんぶん赤旗」に東京都・千代田区の補聴器助成制度の紹介の記事があった。
上限2万5千円を「購入費の9割・上限5万円」引き上げたのが昨年4月。
助成額を増やすことで助成を受ける人数が、ぐんと増えたという。
記事を読んで、はっとしたのは「聴覚障害の身体障がい者手帳を持っていない区民」が対象で、高齢者だけにしぼっていないということ。
また、加齢によって聴力が低下することを考慮し、「助成は1回限り」の制約もなくしたこと。
あたりまえのことだが、身体の変化には個人差がある。
早くから、難聴になれば、早くから補聴器を使った方がよい。
そして、さらに聴力が衰えれば、買い替えが必要だ。
私は、30代の終わりで、視力の衰えを実感し、老眼鏡を作った。
電話帳の文字が読めなくなり、「立派な老眼です」と言われたときは、さすがにショックだったが、メガネを作って、頭痛などの症状も消えた。
視力も聴力も、身体能力の変化には「個人差」があるのだということ。
あたりまえのことだが、念頭になくて「高齢者の補聴器購入費補助」というタイトルで発言通告を出したのは、少し考えが足りなかったと反省している。