予算委員会5日目。
最後は、市立病院の会計予算案の審議でした。
5日間連続で、翌日と翌々日の質問準備の毎日は、なかなかハードですが、ブログの更新も気分転換もかねて続けてきました。
その日の質疑を振り返って、中心的なテーマではなくても、知ってもらえたら少しでも喜んでもらえそうなこと、役にたつかもしれないことをワンポイントで書くことにしました。
残念ながら、今日は、そうはなりません。
市立病院の再編計画、新病院の建設と、今の病院を産科・小児科だけにする計画。
収支計画(案)には、現病院の改修費用は含まれていないので、「それはいつ示されるのか?」と何度も聞きました。
「概算も、スケジュールも、今から試算するので示せない」(昨年6月)
「基礎調査の概要」なるものが、ペラっと一枚の資料で出たのが、昨年、8月の病院特別員会。
「基礎調査」とは「将来人口」から始まって、・・・・「再整備後のコンセプト」・・・。
新年度の予算案には、現病院の基本設計・実施設計の予算、1億5千万円余が含まれています。
当然、「基礎調査」は終わったものと思って聞けば、「まだ最終的にはまとまっていない」
「基礎調査」はコンサルに委託して(どこに委託しているのかは「言えない」と?!!!)いるそうです。
「施設整備の基本方針」も明らかでないのに、実施設計の事業者を指名競争入札で、新年度の初めには決めると言います。
常識的に言って、設計予算から概算の事業費は推測できるものですが、「それは言えません」。
驚いたことに、他の議員が「今、市立病院に通っている患者は、産科・小児科以外は府中病院に行くのか?」という質問。この2年間の議論は、何だったのか?と、言葉も出ない。
「コロナ禍で、病院経営は大変で、このままでは病院経営が続けられないのはますます明らか」という説明が繰り返されますが、ならば、市が今、進めようとしている「再編計画」で大丈夫なのか?
何一つ、説得力のある説明はされない。
市民の税金を使いながら、どこかのコンサルにお任せで、市民は置き去り。
これでいいのでしょうか?
いいはずないと思います!
「今日のお弁当」も最終日。
「さっと茹でて、天日で干した」という干しエビが、マイブームです。
大根おろしに混ぜても、白いご飯に乗せてもきれいです。
ニンジンは、ゆっくり時間をかけて炒めたら、とても甘味がでますね。
泉大津市が2019年の年末に発表した「再編計画」によれば、府中病院380床、現市立病院230床の合計610床を再編統合し、市立病院82床(産科・小児科)、新病院300床(高度急性期・生長会府中病院に運営委託)、府中病院168床(回復期中心)にするということです。合計540床、1割の病床削減は国の指針に沿ったものです。
この計画を進めるための「合意書」を、泉大津市と生長会が交わしたことが突然発表されたのでした(2020年2月)
私は当初から、その内容についても進め方についても、疑問を抱き「市民置き去りの暴走」を批判し、問い続けてきました。問いの答えが得られないまま、議員の任期が終わり引退しました。
お尋ねの「府中病院に通っている患者は泉大津市立病院に行くのか」というご質問については、いまだに新病院の診療科目も発表されていないことからお答えできません。
今、市立病院に通っている患者さんから日々、不安の声が届き、その声を、私の議席を引き継いでくれた松本まり議員が6月、9月の議会で届けました。
市民説明会の開催は、今、市が果たす最低限の責任だと思っています。
充分なお答えができずに申し訳ありません。
コメントありがとうございました。
市立病院問題については、拙ブログのカテゴリーにまとめています。よろしかったら、これからもご意見いただければ幸いです。