2月20日、市議会定例会の初日の議案で、賛成多数で可決したうちのひとつが、現在建設中、2024年度にオープン予定の新病院の管理運営を社会医療法人生長会に委ねる(指定管理)ということです。
ここで、「正式」に、300床の新病院の近接の府中病院を運営する「生長会」への指定管理が決定しました。
その前提として、12月議会で、新病院は公設民営、指定管理者制度の導入が賛成多数で「正式」に決まりました。
すでに2年以上前の2019年12月末、市は生長会との合意書を締結し、翌年2月、市の広報紙でそれが市民にお知らせされました。
それ以来、「新病院建設、生長会に指定管理」が、決まったことであるかのように、説明が繰り返されてきました。
疑問に対しては「現時点では未定」「今後検討」の答えが繰り返されながら、連携のパートナーは「生長会一択」で突き進んできました。
そして、指定管理者の最終的な選定、議会に議案として上程するにあたっては、副市長を筆頭とする選定委員会を市役所の職員だけで設置して「11項目について慎重に審査」したという。
指定管理の期間は30年間。
新設病院の開設者は「泉大津市」であっても、病院運営の医療法上の管理者は生長会となります。
指定管理者制度の導入にあたっても、指定管理者の選定にあたっても、全国に例をみない不透明なプロセスでした。
議会では多数で可決しましたが、それはこれから30年間におよぶ将来に責任をもてるものなのかどうか?
とても疑問です。
情報公開条例に則って、指定管理者選考委員会の会議録の開示請求をしています。