市立病院整備特別委員会が開かれました。
資料を見ていて、疑問を感じたことの一つは「概算事業費」のなかの「基本・実施設計費用」の8783万5千円という金額でした。当初予算で計上した設計業務委託料は1億5059万円。質問すると「指名競争入札による結果」と言います。入札によって予算額との間に差額が生ずることはよくありますが、それにしても差が大きい。工事費約30億円という規模からも「」。当初予算の根拠は何?と思います。
「費用が削減できたらいいではないか?」とばかりは言えません。公共事業としての適性な価格設定と、透明性の確保も重要だから、市が発注する工事等の契約は「予定価格、最低制限価格」を事前公表し、入札の過程も公表しています。
入札の過程、契約内容の公表を求めました。
現病院の改修期間は、今年2023年の5月から2026年8月までの3年3ヵ月を見込み、産婦人科の病棟を全室個室にする改修を先行し2023年・24年度に行って、新病院のオープンに合わせて「市立周産期小児医療センター」として再編することとしています。
現在230床の病院を、82床にするのですから、全室個室といっても空きフロアができます。
その活用のひとつとして、病児保育の実施が「検討段階」であることが、今日の質疑のなかで話題となりました。
病児保育について初めて質問で取り上げたのは、1994年。議員1期目で、まだ私自身が子育て中でした。
保育所保護者会の仲間と一緒に、病児保育の草分けである枚方市民病院の視察にも行きました。
それから何度も、いろんな形で要望し、質問し、提案してきました。
働き続けることと、子どもの命と健康を守ることを両立させるために必要な事業です。
3年3ヵ月の工事完了を待たずに一日も早く実現して欲しい。心から願います。
そしてもうひとつ、要望したのは患者の保育サービスです。
「2人目以降の出産のときに毎月の妊婦健診に上の子を連れて行くのが大変。診察中は子どもを預かってくれる民間の病院を選んだ」というあるお母さんからの訴えを、質問で取り上げたのは2014年の9月でした。翌年には病院管理者から「子どもと女性にやさしい病院には患者の一時保育サービスの心遣いが大事だと思っています。また、必要性も感じております。このため、保育を行う場所の選定など、具体策について事務局に検討するよう指示しているところです。もう少しお待ちください」という答弁まで頂きながら、「具体策」の形はみえません。
このことも是非実現を!と要望しました。
続きはまた明日にします。