1月23日に市立病院で受けた最後の人間ドック。
今日は、結果についての説明をドクターから受ける日だった。
概ね良好。
今すぐに対処が必要な問題はないものの、経過観察が必要な指摘もある。
これまで通り、来年以降も、人間ドックが受けられるなら、今日はこれでおしまい。
「よかったね。また来年」ということになるが。
残念ながらそうではない。
「11年続けて受診してきた人間ドックの記録、私のデータはどうなるのですか?」と尋ねた。
「新病院には連携するそうですが、そこで人間ドックはやらないということなので、『念のために検査を受けた方がいい』ということについては、別の病院iに紹介状を書きます」ということで、「別の病院」を決めることになる。
ひとつは、市内の開業医あてに。
もうひとつは、来年、人間ドックを受ける予定の医療機関あてに。
人間ドックを受けられる医療機関は市内にはないので、近隣で実施しているところを教えていただいた。
悩ましいが、その中から比較的、行きやすいところを選ぶ。
今日は、市議会定例会の初日で、いくつかの議案審議のあと、市長の「施政方針」があった。
市役所の傍聴席まで行く時間がなかったので、自宅でネットで視聴した。
その結びの「市立病院について」では以下のように言われていた。
「令和元年12月に公表した『地域医療連携体制強化構想(案)』が・・・ようやく結実の時を迎えます」
「結実の時」を迎えることによって、私にとって、市立病院は遠くなる。
60歳になった時から、毎年欠かさなかった人間ドックは今年で最後。その結果をもって「経過観察」をしてくれる医療機関のリストに新病院はない。
物理的に遠くなるだけではない。
できることなら、もうしばらくは健康で生きたい。そのために総合的な健診を定期的に受けたいと願う私にとって、「はるかに遠い病院」となる。
庭の椿が、ピンクの花をたくさん咲かせてくれている。
美しいままの花びらが散って、地面はピンクの小さな絨毯のようだ。
白いお皿に花びらを集めた。
部屋に香りが広がった。