いや、千葉県は千葉市にある加曽利貝塚は我が家からはとても遠いのであります。
あれです、googleで調べた単純な距離と時間で395キロの4時間46分と出ております。
が、自分は行った次いでという事で銚子の外れの犬吠埼など立ち寄ったもんですから走行距離は450キロにもなったのであります。
しかし、この日は月曜でして加曽利貝塚とそれに付随する博物館はお休みって事でありました。
なので犬吠埼から、月曜日でも開いている「千葉市埋蔵文化財調査センター」に向かったのでありました。
あれです、「千葉市埋蔵文化財調査センター」は、よく言えば閑静な住宅の奥にあると言えますが、正直にいうと郊外の辺鄙な丘の上にあったのであります、なんちゃって。
では、ストーリーも無く撮った写真の羅列ってことで話は進みます。
縄文の晩期とは言え石器の端正さに驚きました
あれです、やっぱし日本の首都である東京に近い千葉で出土すると縄文土器も垢抜けるのでありましょうか?
東北の田舎の土器とは雰囲気が違うと申しましょうか、そこはかとない気品を感じたんですが、まっ、いいでしょう。
あれは火焔土器風ですし全体に薄手で品があります
縄文早期の土偶って稀なんですぜ
土偶としては稚拙と申しますか、何を作りたかったんだと言いたい雰囲気ではありますし、何かを模型化したんだろうと思いますが、自分はこれから発展したのはハート形土偶では無いかと思うんですが、まっ、いいでしょう。
で、隣の動物型土偶は熊かイノシシかと想像するのですが加曽利貝塚の地形とか海辺って立地から推測するとイノシシだろうなと思うのであります、なんちゃって。
これが見たかった!!! ミミズク土偶
いや、本や写真では何度も見ていたんですがやっぱし現物から得られる質感ってのは大切でして本で見るより緻密な造形でありました。
いやいや、それにしてもカワイイでありまして、私ゃ惚れちまいました!!!
で、自分が愛読する参考書によるとモチーフはイボタガキってことなんですが、多分当たりだと思いました。
同じくミミズク土偶 どこか女性的です
あれです、参考書によると、より採集が容易なマガキがモチーフにならないのが縄文時代であり、マガキに比べて姿態的に女性っぽいイボタガキが祀りの対象となったって事なんですが、まっ、いいでしょう。
笑ってはいけません (山形土偶)
いや、山形土偶、別名を椎塚土偶というそうですが、茨城県は霞ヶ浦の椎塚貝塚から出た椎塚土偶と呼ばれるものに似てるのでその筋のものと思います。
で、モチーフはハマグリなんですが、写真の左腕の形状を見るとハマグリやアサリの足の滑らかな形状とそっくりではありませんか、なんちゃって。
いや、全部参考書「土偶を読む」竹倉史人著 からのパクリなんですが、まっ、いいでしょう。
漫画のキャラにいましたよね!!! 山形土偶
クレヨンしんちゃん
いや、これのモチーフが何か、参考書に乗っていないタイプが出ちまったんですが、私の読みではやっぱし貝だと思うんであります。
それも山形土偶の二枚貝の類では無く、すばりアワビだと思うんであります!!!
それも山形土偶の二枚貝の類では無く、すばりアワビだと思うんであります!!!
生きたアワビの写真
いや、私ゃ「土偶を読む」の信奉者になりまして土偶やらを見る目が変わったと申しますか、現代の事情から推測する・・・例えばなんでも祈りに結びつけるなどもヤメたのであります。
で、下手をすると暇つぶしでしか無かったかも知れない土偶作りの神秘性も疑うことにしているんであります、なんちゃって。
と、ここまでが「千葉市埋蔵文化財調査センター」ネタでありました。
千葉市立加曽利貝塚博物館
いや、広大な敷地では未だに発掘調査が継続中でありました。
柵の外からですが見学は自由でした
これはほんの一角であります
縄文土器にしては端正で品のある土器たち
あれです「千葉市埋蔵文化財調査センター」の展示品は決して多いとは言えませんでしたが加曽利貝塚博物館の展示品はもっと質素でして無料だからと釣られて入った人は20分と持たない小さな施設でありました。
縄文土器を焼く
ここの施設の最大の特徴は「再現」「検証」でありましょうか?
実際に縄文土器を何度か焼いて検証した写真と説明は秀逸でして焼くときに割れにくくするために粘土に砂を混ぜた、とか、焼く前の乾燥がキモであった、なんてことが検証されているのであります。
それにしても、焚き火にぶち込んで焼いたから土器の外側が煤けているのかと思うと、土器に対する自分の考えが色々と変わっちまうんですが、まっ、いいでしょう。
アワビ型土器
あれです、アワビの土偶があってアワビの土器もあるって、意味深ではありませんか?
クレヨンしんちゃんはまず間違いなくアワビだと思うんですが、土偶が祭祀用だとすると、アワビ型土器も神様に捧げたって思いが広がるんですが、数は少なく無いんですよね。
そこらへんに土偶が祀られ物だったのか、って捻くれた思いに傾くアレになるんですが、まっ、いいでしょう。
と、いう事で加曽利貝塚の話はこれでお仕舞いです。