じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

ドゥマゲッティには市場がある

2015-08-02 19:22:04 | 2015 フィリピンの旅
ニューオリンズにゃ女郎屋がある ひと呼んで朝日楼・・・と、唄ったのは高田渡でありましたが、ドゥマゲッティにも女郎屋はある ひと呼んで金龍楼・・・嘘、それは中華屋でありました。

ンじゃぁ、ドゥマゲッティにはナニがあるのかと言いますと・・・チャンゲが在るのです。
チャンゲってナニ?と言うのも宜なるかな・・・ビサヤ語で市場の事でありまして、まっ、フィリピンの街ならどんなに小さくてもチャンゲは在ります。

で、ドゥマゲッティのチャンゲはネグロスオリエンタル州の州都の街でありますから、それは結構大きい訳であります。
なので、肉から魚から乾物から米や野菜まで、今時の流通システムが発達する前からの品物が、その当時の侭に近い形で売られていたりする訳であります。

で、市場は・・・カテドラルの表通りから入って、衣料品屋の列から始まり、果物屋の列、乾物と肉の列から、魚になって、最後が荒物と言いますか、まっ、大工道具や刃物の類いで終わる訳です。

で、面白いなと思うのは、ヘァーサロンは衣料品やの列で、床屋は金物屋の列と言うのが何となく意外と律儀なフィリピン人の性格を表してやしないかと思ったりして。


睨んでいるのはヘアーサロンの女将です


これぞネィティブスタイルの食堂も並ぶ


フルーツ専門のお店 中国の輸入果実が増えた


おばちゃんが売っているのはヴゥッドヴゥッド(チマキ)


乾物 干し魚のブラッド もの凄く塩辛い


肉屋の列 入り口が鶏肉で奥が豚肉(牛は殆ど無い) 


海ブドウは野菜扱いのようです


ヒイラギ 油にぶち込んで揚げて食べます


バゴス ニシンの一種で養殖が多いがこれは海物


タギギ サワラなのだが日本の鰆とは異種


ギンガメアジ 時にシガテラ毒が在り要注意


キャベツや白菜の高冷地野菜は20年程前からだ


匂いを嗅ぎ、手触りで米を吟味するおばちゃん


米ではなくマイスと言うトウモロコシの粉


ケロシンランプ 未だ実用品


刃物屋 焼きは入っているが刃は自分で研ぎ出す


カラフル箒 150円


チッチャロン 豚の腸や皮を油で揚げたお菓子


時計の電池交換屋 ヘリウム入りでも何でもやる


入り口がヘアーサロンで仕舞が床屋

いや、半分に分けて二回にしようと思いましたが、まっ、重いのは勘弁してもらってと言う事で、雰囲気重視で一挙公開・・・と、言う程の物でもないのですが。

値段が上がった事などもアレなんですが、魚なんかもドゥマゲッティの沿岸の魚ではない感じですね。
で、とても足の速いブダイの類いなんかは皆無でした。
で、昔との最大の違いは、刺して獲られたさ魚が皆無と言う事であります。
以前のチャンゲであればタギギやギンガメは素潜りの漁師が刺した物が殆どだった訳です。
今は網なんでしょうか、手釣りなんでしょうか? とにかく刺した痕は無い魚で在りました。

干し魚のブラッドは貧乏人の食卓には欠かせないオカズであります。
20ペソで何匹のイワシが来るのか? まっ、塩辛いんでイワシ二匹で丼飯が喰えます。

バゴスはニシンの様な魚でフィリピンでは養殖魚の代名詞なんですけれども、札にDAGATと書かれているのは、海で獲った天然物と言う事でありましょう・・・値段も高いが味は全然違います。

その昔・・・自分がソレを教えたと言うひとから聞いた話なんですけれども・・・ドゥマゲッティ近郊の高地の涼しい環境を利用して高冷地野菜の栽培を教えたと言う日本人に会った事が在りました。
今は結構立派なキャベツや白菜が採れていますが、以前はあんまし大きな物は無かった様な気がします。

米に似た様な物で、トウモロコシの粉のマイスが売られています。
一番安い米より未だ安いので貧乏人がよく食べます。
また山の人達は米が採れないので、マイスとサギン(バナナ)が主食だったりします。

マイスは炊きたての時には食べられるのですが、冷めると独特の匂いが鼻について、自分は食が進まなくなります。

友達の山の家に行った時には、鶏を一羽〆てティノーラと言うスープにし、あとはマイスとブラッドと言う食事で在りました。
でも、撮りを潰してくれたのが精一杯のもてなしでして、好奇心で「お前んちに連れて行け」と言ったのを少し後悔しましたっけ。

いや、コレにてフィリピン場無しは全編終了であります・・・長い間ご迷惑をおかけしました。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未だ在ったフィリピン小ネタ

2015-08-02 14:12:41 | 2015 フィリピンの旅
何度かヨーロッパ行きを計画しているのだけれども、まだ行っていない。
ナンなんだろう? このナンとも言えない距離感と言うか、妙に遠い存在なのは?

恐らく、最大の理由は・・・興味が薄い、じゃ無かろうかと思う訳です。
なんと申しましょうか、西洋の歴史や文化に興味が無い訳ではないのですけれども、アレ・・・自分の中の歴史や環境と殆ど交わらない気がして、見て驚いたり感動するだろうけれども、たぶん、一晩で醒める類いの初物の感動、かと思う訳です・・・行ってみたら病み付きになるぜ、と言う人も無くは無いのですが・・・金髪に心を躍らせるには歳をとり過ぎました・・・へっ?意味が判ってないだろうと? 
いやぁ~男の一人旅なんて・・・グルメですって言ってもさぁ~ドレスコードさえある様な一流ホテルの食堂にオッサン一人・・・異様でスゼェ・・・入れてもらえないかもしれないな?

まっ、行った事も無いのに想像で怖がっていると言うのは隠せない事実であります。
ナンとなれば、アジア諸国となれば・・・オラ日本人だもんね、日の丸だもんね、ザパニーズイェンもってるんだもんね、で、ついこの前まで楽しく旅が出来た訳であります。

いや、ヨーロッパには行った事は無いんですけれども、白人の国には結構旅している訳です・・・そこでは、英語が拙いと言うだけで相当な負い目を感じ、そして、例えば、トイレに入って小便など垂れようとしても、まるで私の股間のソレをあざ笑うかのように妙に高い朝顔の位置に恐れをなした記憶など、良く無い思い出が過る訳であります。

あれは、ニューメキシコ州でありましたでしょうか?
ここしか無いんだよな、と言う環境のドライブイン風のレストランに入りステーキなど注文した事が在った訳です。
すると、馬でも喰い切れないんじゃないの?アメリカ人はコレを平気で喰うの?だからデブしか居ないんじゃないの? と、言うヴォリームで出された訳であります。
いや、肉もさることながら、味も素っ気も無いマッシュポテトですか?ソレの量の半端無い事・・・。
案の定喰い切れなかったんですけれども・・・そん時、ヤンキーの娘っこが、コレ食べ来切れないんじゃナニも小さいんじゃないのぉ?・・・とは、言わなかったですけれども、日本人って小食なのね、と言われたのはホントであります。

と、まぁ、屁理屈と言い訳はナンボでも、と、言う事になる訳なんですけれども・・・そろそろ最後の〆として、金髪・・・行ってみますかねぇ? 
いや、フィリピンの宗旨国のスペインに行ってみたいと思う訳です・・・まだ無料航空券が一応復分程残っていますので・・・しかし、スペイン美人って、どっちかと言うと黒髪で金髪じゃないんじゃね?


保温・保冷 給水機 2500円


電気釜(蒸し器機能付き)1500~3000円


お一人様用コーヒーメーカー 1100円

こう言う電化製品を見た日本人は大概が鼻で笑って「ドーせすぐ壊れるんでしょ?」と、言う訳でありますが、今時の中国製のクォリティーは馬鹿にした物ではない訳です・・・まず、大概の物は壊れるまでは使えます。
いや、当たり前ダベ、と言うのは浅はかであります・・・使う前から壊れている場合も稀に頻繁な訳であります。

まっ、私がスーパーの電化製品売り場を見て感慨に耽る理由は三つであります。
日本製が駆逐され尽くしたな、が、まず一番重く感じる訳です。
そして次に、フィリピン人も電化製品を普通に使う時代になったか?であります。
そして、最後の思うのは・・・やっと電気の供給が安定したんだな、でありましょうか?

15年前ですかね?
その頃は中国製ではなく、台湾製や韓国製品でありました、が、SANYOの真似をしたSANYUとか、Panasonicの真似をしたPensonicなんてのが本物の陰で横行してまして、微笑ましいなと笑ってみていた訳です。

一番最初に日本製品が消えた売り場は、照明設備でありましたでしょうか?
韓国製品であったと思うんですがAkariと言うブランドが格安で、アラララッと思っていたら、日本製は駆逐されちまっていました。

いや、脈絡の無い話になっちまいましてナニなんですけれども・・・アジアの国の人達が自分の国に自信を持ったなぁ~、と、しみじみ思う今日この頃な訳であります。

皆、明日を信じてますもんね・・・閉塞感で窒息しそうな日本とは大違いです。
先進国は行き着いちまえば息切れして失速する・・・コレ仕方が無いんですけれども、勢いのあるアジアの国々の活気の前に1ドル125円にもなっちまおうかと言う弱腰の円を握りしめたザパニーズの旅は、昔程の大名気分も味わえず・・・落ち目にはなりたくねぇなぁ、って・・・支離滅裂でありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンニョンはせよぉ~

2015-07-31 16:52:09 | 2015 フィリピンの旅
いや、行って参ります、と、七月十三日に出かけまして、着いた先が、マブゥ
~ハイのマニラでして、そこから、フィリピンの夜遊びのメッカ・・・でも無いか? まっ、知る人ぞ知る、興味の無い人には何の意味も無いアンヘレスに行きまして、マァ~ヨンハポン・マガンダン・ガヴィィのビサヤ地方を回り、そして、昨晩、一泊だけのカムサハムニダの国へ一泊し、只今は、ンダッチャぁ~の仙台にいる訳であります。

いや、色々へ理屈を付けて南朝鮮と宣ってきましたが、私の中でそれが昇華しまして、とうとう韓国になっちまいましたぁ~・・・まっ、政治的イデオロギーは別物ということで。

写真大量羅列で重くてすんません


明洞の裏通り いきなり中古カメラ屋街へ


いや、高圧の電源無しでは動かない照明も


明洞の裏通り的飯や街?


鍋の名前は読めなかったし聞いても分からなかった


全品唐辛子味・・・わりと辛い!!!


ソウルの中心街にも少女時代は居なかった


日本でも韓国でもKARAはテレビの中に居た


韓国製ウォシュッレッと 後一歩か?


浣腸ウオッシュ スイッチを押すと!!!


ソウルの地下鉄四号線


電車が来るまで扉は閉まっていて冷房が効いている


あの事故の教訓からかしっかりした防災グッズ


AREXと呼ぶ、空港行き電車(韓国の自慢?)

まっ、昨年の中国もそうであったように、民間人が遊びに行って虐められるとか、鬼子と呼ばれたりすることは無かった訳です。
そして、この度の韓国一泊二日片足だけソウル、的な旅行でも、親切な人に会いこそすれ、道を尋ねたら、突然、独島は韓国の領土だぁ~と叫んで私に唾を吐き掛けようとと言う人は居ない訳です。

まっ、アシアナ航空のナビゲーションの地図には、島の大きさと不釣り合いにdokutoと表示されていましたが。

で、韓国の中古カメラ屋なんですけれども・・・当たり前ですけれども、殆ど全部日本製のフィルムカメラでして、デジカメ以前の最終型が大量に売られていました。
EOS1RSの中程度で5万円くらい・・・高いと思いますが、まっ、他所の国の相場は知りませんのでナニですが。
あとは、お決まりのライカとか、二眼もの、ですね。

で、韓国に行ったら少女時代みたいのがウヨウヨと居て、少し尻振り加減に闊歩しているのかと思ったら・・・うーん、プチ整形だな、程度の人は居る物の、そんなに言われる程のことでもなかったんですけど。
それよりも、我が郷土のドスコイ系のオネェさん方と殆ど遜色無い雰囲気の丈夫そうな人も多かったような・・・まっ、個人的見解ですが。

ああ、名前を知らずに食った韓国鍋・・・これは美味い!!!が、ンじゃぁ今夜も食えと言われたら、勘弁してくれ、と言う辛さでありまして、美味いと言うよりも刺激的と評するべきかも。
いや、鍋セットは700円で、飯とキムチは食い放題のようであります。
地元サラリーマンが鍋をつつきながら、韓国焼酎をグイグイとやってました。

で、鍋谷のオバちゃんが英語も日本語もダメ・・・でも、笑顔一つで全部賄っちまうという・・・飯屋のオバちゃんの雰囲気って、世界共通かも。

で、地下鉄でヘマをしまして、乗り換えゲートを通らずに一度外へ出ちまってカードを二度買うはめになったんですけれども、でも、基本的には日本語表記も相まって乗り換えなどはとても楽です・・・日本の地下鉄よりは全然空いてますし。

いや、たった一泊二日・・・しかし、韓国・・・良い旅でありまして、行って良かった、と。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソウル・ソール・ソウル?

2015-07-30 21:43:23 | 2015 フィリピンの旅
いや、疲労困憊・・・今朝は四時起きで、セブからマニラ、マニラからインチョン、インチョンからソウル・・・で、今、明洞のホテル、であります。

いや4時に出て正解でありました。
そもそも、6時50分発のマニラ行き飛行機が20分遅れで出発・・・ふふふ、その程度は織り込み済み。

で、マニラに着陸して、順調にブースに着いたと思ったけれども、ドアが開かない・・・結局ドアがあくまで20分も機内で待たされたんだけれども、まだまだ余裕。

で、到着したのが第四ターミナルと言う一番古い、LCCのドメステッィク専用ターミナル。
此所から、国際線で一番古い第一ターミナルへ移動。
それには空港の連絡バスが無料で出ているんだけれども、これがくせ者で、待つこと久、45分・・・で、走ってから15分で結局は一時間掛かった訳です。
まっ、昔は有料な上にどこから乗ったら良いのかも分からない感じだったので随分改善されてますけれども。

12時05分の飛行機でありますからもう一本後の飛行機でマニラに行っても計算上は余裕で間に合うんですけれども、用心したわけですが、後の便で来たら間に合ったかドーか?際どい所でありました。

で、アシアナ航空でソウルに飛んで来たわけなんですが、ソウルで乗り換えて北アメリカへ行く人が多いんですね。
安いんでしょうなぁ・・・マニラからユナイテッドでもデルタでもあるんですけれども、わざわざ遠回りをすると言う事は。

で、インチョン空港からは開通して未だ日の浅い空港鉄道に乗ってソウル駅まで来ました・・・維持間の乗車で600円程度と格安であります。
まっ、空港からソウル駅までノンストップのエクスプレスは倍以上するらしいんですけれども、私は各駅停車に乗りましたので安かったみたいであります。

いや、此の鉄道は全部此の国の自前なので有りましょうか?
だとすれば、快適でスゼェ・・・揺れないし、静かだし、冷房温度も快適、で、窓が大きくて景色もよく見えます・・・輸出競争で日本が競っても、価格的に安いのも鑑みれば、手強く無いと言ったら嘘になります。

で、ソウル駅で地下鉄四号に乗り換えまして明洞で降りたわけですが・・・まっ、地下鉄は日本でもその通り、うるさいし揺れるし、で、変わりないです。

しかし、空港鉄道は、英語・日本語・中国語・ハングルの四カ国語で停車駅を案内するし、その後のソウル駅の誘導看板の文字にも日本語が有るわけです・・・楽ですわぁ。

で、明洞までの道はセブのコリアンピーポーに教えてもらって来たわけです。
そして、出口に番号が有るんで、四番で出て・・・あれっ?四番で出て?
その後は地図を見る筈だったんですけれども、スマホに保存した筈の地図が出ないわけです。
シムカードも持っていないし、駅に野良wi-hiは無いし・・・仕方が無いので自分が日本人だと知れたら、突然謝罪と賠償を要求されそうな地元オッサンを捕まえてメモした住所を見せたわけですがチンプンカンプン・・・まっ、突然、独島は我が領土ぉ~と叫ばれなかっただけホッとしましたが・・・いや、茶化しては失礼です・・・結局は彼のスマホにホテル名を入れて地図を出してもらった訳で、皆様親切です。

あっ・・・空港駅で切符を買う時にどこへ銭を入れるのか分からずに居たら、品の良いおばさまが、指止しで、ここですって教えてくれましたっけ。

で、少し苦戦しましたがホテルにたどり着くと、裏側が古いカメラや街な訳であります・・・チェックインするのも忘れ数件のウィンドーを眺めて歩きました。
日本と一緒ですね・・・ライカが一番高値でした。

で、荷物を置いて晩飯を食べるべく、裏道街の賑やかそうな路地を選んで行くと、ナンだか上野や錦糸町の飲屋街みたいな感じの所に当たりまして、なんか美味そうな絵の書かれた「朝鮮鍋屋」に入っておばちゃん一押しの鍋を食って来た訳です。
いや、美味かったんです・・・しかし、付け合わせに出された漬け物がキムチ、で、湯葉みたいなのも唐辛子和え、で、鍋も唐辛子味・・・全部おなじで辛い訳です・・・ビールがはかどります。

さて、全然分からないテレビのニュースが、靖国と安倍って言っているのは分かる訳です・・・安倍って呼び捨てなんですけれども、パククネも呼び捨てなんで悪気は無いんですね。
と、言う事で・・・本日、靖国で何か有りましたかね?

で、次のニュースが・・・ロッテ財閥の尾家騒動でありまして、大ニュースなんですね。
家系図まで出して大騒ぎしております。

と、言う事で、結構楽しいソウルかもしれない・・・でも、国は違えども大都市は疲れます。

しかし、ソウルに来たら街には少女時代やkARAが溢れているのかと思っていた訳ですが・・・殆ど居ませんでした。
こんだけの大都市で此の希薄感は・・・かなりの物であります。
いや、テレビには沢山出ていますけれども・・・今も紺色のブルマーはいて踊ってます・・・セクシーかぁ!!! でも約束通りテレビの女性は皆同じ顔をしてます。

で、偽ブランド品の大量押収のニュースと思しき映像をやってましたが、まぁ~だ此の手の事件が有るんですね。

明日もまた移動なんで、この辺で・・・後一杯、飲みに行ってみたいと思います。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こじきのいるまち

2015-07-29 16:24:32 | 2015 フィリピンの旅
昨夜、セブの古い中心地に晩飯を食べに出てみた。
しかし、自分が知っている旧い地元系の少し大きめの飯屋は二軒とも閉まっていた。
仕方が無いから表通りに出てみたのだけれども、自分でも入り難い程の地元民専用飯屋と、明かりの眩しい通りの大手の、どこにでも有るジョリビーやらマクド、そしてチョーキンやKFCと・・・これだったら100ペソもタクシー代を支払ってくる必要も無かったのに。
とは言え腹は減っていたので、日本では絶対に食べないマクドのチーズバーガーとポテトとコーラのセット300円を食した・・・こんな物ならホテルの近くのカントリーモールでも良かったのに、と、判断の鈍い自分に腹が立った。

自分が歩いていたのは、メトロ・ガイサノと言う、セブでも老舗のデパートメントストアーの有るコロンストリートだった。
ここが昔のセブの商業の中心地・・・日本で行ったら銀座なんだろうか?
久しぶりに行った見たらメトロ・ガイサノは表面を化粧直ししてキレイになっていた。
しかし、ガイサノ側の光の反対側は、以前より一層寂れ、こじきの巣窟になっていた。


あっち側が光の当たるメトロ・ガイサノ側


賑やかなエリアの延長にはこじきは居ない


光の当たらない側 暗い中にこじきは居る


こじき少年 5ペソ握らせて撮った


暗い中でも特に暗い所に居たこじき

こっち側にはいくらでもこじきはいて、撮る気になれば面白いセンセーショナルな写真は結構撮れる。
しかし、それなりのリスクも有るが、そんなに対した事にはならない。
勝手にパチパチ撮っているのにこじきが気づくと、ほとんどが、触らないでくれぇ~と、叫びたくなる汚い手でティーシャッの裾を掴んで銭をくれぇ~、と、無言で手を出してくる。
こじきと呼ぶと差別用語だとか言う人が居たが、こじきはこじきなんで、たとえ言い換えても物貰いか? それとも、英語でストリートチルドレン
、か? それだと、おっさんや婆様はドーする? やっぱしこじきはこじきなのである。

その昔、此の街の事も結構深く掘り下げた事が有って、裏通りには今でも顔見知りが少し居る。
此所からほど近いカルボーンマーケットの方にもストリートチルドレンは多く居るが、たぶん質が違うと私は思う。
あちらはスクオッターで、不法占拠の劣悪な環境とは言え住居が有る子供たちだ。
ただ貧しくて学校にも行かないので昼間から観光客の来る場所で物乞いなどして稼いでいるのだ。
コロンストリートから路地へ入るの此の界隈のそれは本物の路上生活者で物乞い専門である。
いや、盗みのたぐいも平気でやるので泥棒とも言えるか?
物乞い、盗みひったくり、ポンビキと売春婦、シャブ売り、と、中々デンジャラスな街なのだが、仮に旅行者が一人で歩いたとしても大したことは起こらないと思う。

その昔、ホームレスやストリートチルドレンがネタになると思い半年程カメラで追い回したことが有った。
しかし、彼らと仲良くなりすぎたのか、自分にはキチントした写真は撮れなかった・・・カメラを向けても笑顔しか撮れなかったのだ。
ホントに・・・トホホなおっさんで、写真に向いていないんであります。


この人はエンターティメントで食っている訳です

いや、彼のギターの弦は拾って来たナイロンの紐か糸か?
確かに、適当に太さは違えているようには見える物の、和音は無理だろうと思える代物だった。
そして、緩く張ってあるので音が殆ど出ていない。
ギターの先のペットボトルに5ペソを放り込んで近づいて音を聞いた。
すると、三本の弦が生きているらしく、それで単音のメロディーを弾き、歌っていたのだ・・・しかし、それのエンドレスだが。
セブはフィリピンでも特にギターが盛んで、マクタンにはギター工場も沢山有って、此の手の人は結構居ます。
もっと器用な人は、段ボールのドラムや、鍋ぶたのハイハットなど装備してまるで一人チンドン屋的演奏をしたりしています。

まっ、少し歩いて拾ったネタで見て来たようなナニを織り交ぜ有ること無いこと書いてみましたが、信憑性は大きく?と言う事で。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする