2016 ボホールのダイビング 完
マンジュウイシモチ
ロープに着く オヤビッチャ の幼魚
ハナダイ と ハナゴイ
ニチリンダテハゼ
ウミウチワ
イスズミ
おーい どこいくの~
アカホシカニダマシ
いや、特別珍しい魚は一つもなく、それどころかイスズミなどは日本の釣り師には「猫またぎ」の有り難く無い称号まで頂く「雑魚」であります。
しかし、私はこの魚が大好きなんであります。
ナンとなれば、困ったときのイスズミ捕り、でありまして、その昔、水中銃で晩飯のオカズを漁っていた頃、狙い目のカスミアジやハタの類いやテングハギが捕れない時、最後の頼みとしてコレを獲っていた訳であります。
潮通しの良い浅場の磯にたくさん群れていて逃げ難いので簡単に撃てたのであります。
喰っては不味いと言われますが彼の国のイスズミは海藻を喰うので臭くならないんであります・・・と、思いますが、現地人も特別美味い魚とは言わないので定かではありませんが。
ロープに着くオヤビッチャの幼魚・・・タンク一本の空気がそろそろ無くなって浮上して来ると繋船ロープがあって、そこにはコレが群れている訳です。
ダイビングの最後には体内に貯まった窒素を抜くのに安全停止と言うのを3分以上するべし、と言う掟がある訳ですが、その時、ぼーっと上の方を眺めるとコレが遊んでいる訳です。
私はダイビングの終わりのその時間がとても好きなんであります。
ハナダイとかハナゴイは無数とも言えるほどの数で居る訳ですが、例えば鰯の類いの小魚は大型のアジとかブリや鰹などに補食されるんですが、磯の際などで餌をとっている魚はハナゴイやハナダイなどを補食する訳です。
なので、これらが沢山いるとそれを食べる大型魚も多い訳です、
と、言う事で、見てきれいだと言うのもアレですが、私しゃこの手の魚が群れているドロップオフなんかを見ると安心するのであります。
ニチリンダテハゼ・・・見て頂ければ一目瞭然でして、背中に「日輪」を背負っている訳であります。
いや、このハゼが仏教系の魚かドーかはアレなんですが、私はコレを見る度に心の中で拝んじまうのであります。
ウミウチワ・・・カタカナで検索すると海藻の海団扇が出て来るかもしれません。
これはサンゴの仲間でして、生き物であります。
で、特にこのウミウチワは自分が20年以上前に潜った時にも有ったものでして、その時の写真は今でも持っている訳です・・・なので個人的に思い入れのあるモノな訳であります。
アカホシカニダマシ・・・別に騙している訳ではないのでありますが、多くの人に勘違いされている可哀想な奴であります。
例えば、写真を見ると蟹と比べて足が一対足りなく見えるんですけれども、それはとても小さな足が隠れているだけでして、ホントは数は合っているのであります。
本人は騙しているつもりは微塵も無いのにこの名前・・・不憫でありまして、私は常に探してしまうのであります。
と、言う事で、尤もらしい講釈を書いてみましたが、例によって適当ですので真に受けたりしないで下さい。