じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

信濃川 火焔街道 ツーリング(2)

2022-05-13 21:23:11 | ツーリングと山と温泉
2022年 5月11日 水曜日 晴れ

縄文を訪ねてのツーリングは二日目であります。
あれです、本当は二泊三日で長野まで足を伸ばす予定だったんですが三日目の天気予想が芳しく無く、仕方が無いので一泊二日に端折り新潟県の火焔街道にした次第であります。
まっ、今の自分は縄文の香りがすればなんでも幸せって感じなんで長野の大御所の土偶に会えなかったのは楽しみが先延ばしになったってことで良いことなのであります。

さて、新潟県は長岡市の駅前の格安ビジネスホテルで快適に目覚めた私は無料で付いてくる朝飯を食べ8時半にチェックアウトであります。

いや、行き先は長岡市内の馬高縄文館なんですが開館が9時ってことで早すぎてもダメなんであります。

MT-07と縄文式掘っ建て小屋

いや、開館の10分前に着いちまいまして、そー言うことならと公園内に建つ茅葺の掘っ建て小屋を見学した次第であります。

余談ですが、素晴らしい環境と言いますか、そして理想的な縄文時代の掘建て小屋でして私ゃここに住み込みたいと本気で思ったのでありました、いやマジですぜ!!!

明るく開放的な屋内

柱の組み方が見事 釘やワイヤー不使用

なんと申しましょうか、丸木を石斧で切り倒したら平らな筈が無いのに他の施設の復元ではノコギリで切った綺麗な断面でありました。
が、ここのは違いまして、成る程なぁ、こうなるんだよなと納得させられる作りで縄文人が力学的に強度を考慮し木組みを使っていたことを学ばせて頂いた次第であります。

縄文後期の土器にしては装飾が質素かも?

縄文後期中葉の茶漉しかな?

いや、ここの掘立柱の家を見て何故に掘立柱式なのか見当がつきました!!!
あれです、石で土台を作って柱を乗せる形では垂直と柱の平衡を取るのが難しいと思うんですが、掘立柱なら土の堀具合や埋め戻しでどーとでもなるからでは無いかと思いついたんですが、まっ、いいでしょう。

で、展示されている土器なんですが、当然多数の火焔土器が展示されているんですが、自分が興味を引いたのは地味目の実用品だったと思われる土器の類でありました。

茶漉し風のものや蓋つきの土器ってのは珍しいと思うんですが、これを見て想ったのは、やっぱし普段使いがこれだとすると立派な土器は祭祀用なのであろうか、ってことであります。

中の煤け具合は正に七輪でありましょう

個性的な火焔土器も多数展示されてます

あれです、ここに展示された火焔土器は内側が煤けたものが多いのと、さらに内と外側の両方が煤けたものもあるわけで、七輪的使い方と焚き火の中の土台とした使い方、そして小さなものは手あぶり用の火鉢や鍋の保温用に使っていた、なんてことを思ったんですが、まっ、いいでしょう。

僕は君に会いに来たのかも なんちゃって

いや、もともと土偶フェチの自分ですが、だからって国宝だから好きとか有名だから好きってことでは無いのであります。
が、私ゃこの土偶には惚れちまいました。
まっ、造形的には男かもしれませんがどー言うわけか今まで見て来た土偶の中で一番気持ちが通じたのであります、なんちやって。

そんなわけで朝一番に拝観させて頂いた馬高縄文館は中身の濃い、学ぶ所の多い施設ってことで自分の中では五つ星でありましたが、いつまでも見ていたかった土偶「ミス馬高」に別れを告げ、次の資料館である「新潟県立歴史博物館」に向かったのでありました。

いや、これが直ぐ近くでしてバイクで2分の距離なんでありますが、県立博物館を訪れて馬高縄文館の展示がなぜに個性的なのかが分かりました。

建物が巨大すぎて全容は収まりません

ここの施設の見ものははっきり言ってジオラマであります。
それは何処にでもある理想と夢想を無理に詰め込んだドラえもん的ジオラマでは無く、実物大にして然もありなんと納得させられる設定なのであります。

あれです、難しい言葉の説明書きを読んでも直ぐに忘れますがここのジオラマを見たら四季折々の、しかも山の民と海の民や村での暮らし向きが目に焼きつくわけでして、縄文好きなら是非とも訪れるべき施設であると思った次第であります。

雪の季節は山でイノシシ狩りを

海辺の民は魚の干物を

村では女たちが土器を作る

あれです、やっぱし実物大ってのが全てでありましょうか?
私ゃ時を超えて縄文の村を訪れた気になり、呆然としてしまった次第であります。

家の立て方と木組みの解説

いや、この説明を読んで馬高縄文館の掘立柱式茅葺き屋根の家が正統派の縄文時代の建物であると納得がいきました。

あれです、シロートを相手に観せるのだと言う細やかな気遣いを感じるわけでして、さらに彼方と此方は意識的に違えた内容なのだなと納得した次第であります。

多彩な火焔土器の展示


ほほう、リアルですね

ならば、これはアレでしょうね?

いや、縄文人は寿命がとても短かったらしいんで繁殖のための行為はかなり積極的であった、とものの本で読んだわけです。
だとすると、やっぱし石柱にシンボルを掘り込むなんてのもその表れだったと理解できますが、男身を飾っても女身は今まで見たことがなかったので、そっちは土偶ってことなのか、と思ったんですが、ここで出会っちまって心の整理がつきました、なんちゃって。

縄文人のアートか落書きか?

ああ森合さん、どーしてここに?

なんと申しましょうか、新潟の縄文人は大らかと言いますか、洒落の通じる民であったと私ゃ思うんでありますが、ひょっとすると縄文人は皆して陽気だったのかって思うんですが、まっ、いいでしょう。

縄文晩期の繊細な作りの土器

と、言うことで巨大な施設に実物大のジオラマで度肝を抜かれ、展示物の的確で細やかな説明に納得して博物館を出た時には1.5時間が経過しておりました。

あいやぁ・・・あと2軒の予定だが周れるべか? と心配しつつ長岡北スマートICから巻潟東ICまで関越道に乗り、すでに昼飯時を過ぎていたので栄PAでカツカレーなどを食し次の予定地「新潟県埋蔵文化財センター」に急いだ次第であります。

が、どーしてこの手の施設って辺鄙なところにあるのでしょうか、と思いますが、まっ、いいでしょう。

ご自由になので無料です

いや、ここはアレです、発掘した物を学術的にナニする施設のようで展示物は淡白だったと言ったら叱られますかね?

なんと申しましょうか、新潟県立歴史博物館のジオラマや展示が圧倒的だったからかとても普通に見せている埋蔵文化センターが地味に見えちまうのは否めないと思うんであります。

私ゃこれらの土偶に会えただけで満足です

1時間でも見飽きませんが・・・

と、言うことで、もしもここを最初に見たとしたら驚きの眼で火焔土器群を眺め、そして愛らしい土偶に溜息を漏らしていたはずであります。

いや、新潟県の縄文遺跡とその関連施設は世界遺産の中核をなす青森県にも負けていないとしみじみ思いつつ、最後の目的地である「阿賀町郷土資料館」に向かった次第であります。

新潟西ICから高速に乗り磐越道に入って阿賀町を目指すもスマホナビをセットしなかったために下りるインターを一つ間違え手前で降りて乗り直しするヘマをしまして5分のタイムロスであります。
あれです、午後6時までには家に帰りたいとなると遅くても3時半には帰りの高速に乗りたいんですが、既に3時なのでありました。

廃校になった中学が資料館に

あれです、青森県にも廃校を利用した資料館がありましたが、できれば縄文の部屋で一泊などのオプションがあったらと思いますが、まっ、いいでしょう。

ああ大木式土器なんだ、と

いや、同じ新潟県ですが阿賀町は信濃川火焔土器ルートからは外れていまして、文字通り阿賀野川の町なのであります。
で、阿賀野川といえば昔から水運で会津地方との交易が盛んでして経済圏が東北なのであります。
だから出土する土器も大木式が多いらしく、それでも新潟なんで火焔土器も出土すると言う、少し変わった事情があるようでした。

ああなんて可愛らしい土偶たち!!!

そんなに見つめないで!!!

うん、また今度来るからね、なんちゃって

いや、土偶の可愛らしさといったらここは他の何処にも負けていないんですが、新潟特有では無く南東北の影響下なので火焔土器のネットワークに入っていず圏内の他の施設とは異質でありました。

南東北風と火焔土器が混合で

いや、阿賀町郷土資料館も立ち寄って良かったとしみじみ思わせる内容でして大満足でありました。
惜しむらくは時間が無く、本当ならば大木式風土器からそこはかとなく感じた火焔土器の走りみたいな造形をもっとじっくり観察したかったんですが、また今度って土偶と約束もしたのでここは潔く帰り道についた次第であります。

阿賀町郷土資料館を出たのが3時45分でして、相当本気で走らないと6時の到着は無理・・・まっ、距離はインターから家まで220キロなので100キロ走行でピッタシ到着なんですが、70キロと80キロ区間も長いので計算通りに行ったら神業であります。

が、日没近くから急激に冷え込んで寒さに震え、トイレも我慢して走り続け、宮城インターの手前でガス欠危険表示が点滅して肝を冷やしつつも家に着いたのが6時05分でして、まぁ、予定通りでありました。

と、言うことで、今回の縄文めぐりツーリングはお終いであります。

走行距離 360キロ
ガソリン 17.26リットル 2799円
入場料と昼飯代と饅頭等 3100円 

総走行距離 820キロ
ガソリン トータル 20.66リットル 4983円
高速代 トータル 約11500円
宿代等 経費計 13900円

  総経費 30383円

     あー楽しかった、と。






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信濃川 火焔街道 ツーリング

2022-05-12 21:00:08 | ツーリングと山と温泉
令和四年五月十日

信濃川沿いに縄文時代の火焔土器が大量に出土した遺跡が点在する街道があると聞き出かけて見た。

場所は新潟県なのだが火焔街道は群馬県に近く中魚沼郡の津南町から始まる。
と、言うことは、我が家から行くなら東北道から群馬県に入り関越道で行くか、東北道から福島県から磐越道に入り関越道で行くか、迷うところであります。

いや、答えはグーグルナビが出してくれまして、東北道から磐越道で新潟に行き関越道を小千谷ICで降りるってのが最短で376キロメートル、5時間5分ってことでありました。

そんなわけであれこれと身支度などしてたら遅くなりまして家を出たのが8時半過ぎで高速に乗ったら9時近くでありました。

磐梯山SA 今回初の後部のバックが良い感じ!!!

いや、仙台を出るときに満タンにして来たんですが170キロ走った時点でガソリンメーターは半分であります。
まっ、そこそこ飛ばして来たんで燃費は覚悟していましたが結構悪かったです。
それにしても磐越道は快晴なのに革ジャンの下にもう一枚着足したくなる寒さでありました。

あれです、ここは鬼門なんですぜ!!!
なんとなれば次の給油所は120キロ先まで無いのであります。
いや、新潟県に入ってすぐの阿賀野川SAってのがあるんですが名ばかりのSAになりまして給油所は無くなったのであります。

東北道を青森方面に走ると津軽SAの給油所も消えてまして、日本は景気が悪いんですかね、なんちゃって。

と、言いつつ阿賀野川SAで11時半となりまして、ならば昼飯じゃ、とSAに入りました。

特製チャーシューメン

あれです、チャーシューメンに目のない自分としては脇目も振らずこれ一択でありました。
が、味はまぁ、まぁ、そー言うことでしたが参ったことに量が少ないのであります。

昼食後すぐに後に追い食いしたのは初です

と、言うことで結構高い昼飯になっちまったんですが予定外の缶コーヒーで休息気分が盛り上がり落ち着いて先を急ぐ次第であります。

そんなわけで常磐自動車道から新潟中央JCで北陸自動車道に出まして長岡JCからは関越自動車道で小千谷ICでおりました。

さて、ここでビックリであります!!!
インターを降りてからの残り距離が35キロもあるじゃないですか?
と、言うことは一般道をそこそこ走るってことなんですが、とても空いている農道やら昔風の街道を走ること小一時間、午後2時半ごろに「なじょもん」に到着でありました。

素朴な風景に溶け込む MT-07

なじょもん 意外と素朴でした

あれです、なじょもんってのは南東北・関東・甲信越の縄文遺跡関連施設で作っているグループの一員でして、先月訪れた福島県の「じょーもぴあ宮畑」やつい先日訪れた山形県の「うきたむ」その他で構成する縄文遺跡組合の一施設であります。

たぶんクルミ土偶と思われるものがありました

まっ、このグループの施設は子供への教育が主眼なのか展示内容的には深入りせずってことで説明は淡白でありますし、特にここはレプリカが多く自分としては薄味でありましたが、まっ、いいでしょう。

で、展示がレプリカってことは本物があるわけですが、割と近くにそれがあったので一っ走りした次第であります。

津南町歴史民俗資料館

あれです、正直に言うと今回の旅で回った施設の中で一番質素でして、展示の仕方も簡素化されたものでありました。

いや、結構な田舎町と言ったら大変失礼ですが、多分予算的にも厳しい中での運営なのか、なんてことを気遣っちまった次第であります。
しかし、本物の火焔土器をガラス越しでも無く直に見られ、なおかつ隔てる物が無いので匂いまで嗅げたのは感激でありました。

まっ、縄文土器は無味無臭な感じでしたが、なんちゃって。

流石に本物の重文はガラスケース入りでした

匂いはそこはかとない煤けた香りが(嘘)

私ゃ火焔式土器の姿からあることに薄々気づいていたんですが、上記の土器を持って確信した次第であります。

火焔式土器は鍋としての用途の他に、これは火鉢や七輪として使われたと確信したのであります。
その理由は、多くの火焔式土器の内側に煤けた痕跡があることでありますが、まっ、いいでしょう。

中空土偶 顔が無い? 

いや、無理して火焔土器の街道仲間に入らずともこの中空土偶だけでも立派に人が呼べると思うんですが、私ゃこの土偶の存在を知りませんでした。
と、言うことは土偶はあまり宣伝していないのかと思いますが、まっ、いいでしょう。

で、ここの施設の学芸員さんはとても気さくで親切でして、私の不躾な「火焔土器は七輪じゃないですかね」と言う問いかけに少し驚いた風にして「外見的にはそうも見えますが風穴が無いんですよ」と真面目に答えてくださいました。

あれです、手に取れるほど間近で本物が見られ感動的でした、とお礼を述べて次なる目的の十日町市博物館へ。

すでに四時過ぎ 急がねば

十日町市博物館もなじょもんと同じグルーブでしてスタンプラリーの立ち寄りじょでもあります。
ちなみに全部で17施設あるんですが自分はすでに8つも回っているのであります。
でもスタンプラリーはやってませんけどね。

火焔街道ですから展示物の主体は当然火焔土器なんですが、ここで私の目を引いたのは縄文中期の土偶の数々でありました。

左上はクリの土偶で隣のはクルミと思います

左上はクルミで左下はヒエがモチーフか?

と、言うことで、火焔土器に関してはすでに数百も見て来まして、正直言って食傷気味でありました。
いや、火焔土器制作には厳密なルールがあるらしくどれも型通りでして、見かけの仰々しさは最初だけで味わいとしては淡白であると自分は思うのであります。

そんなわけで自分の目を引いたのは火焔土器では無く縄文中期のまだ少し稚拙な土偶でありました。

あれです、北東北を仲間に入れていないのは世界遺産に対抗してそー言うことだと思うんであります。
で、あっちには国宝の土偶がそこそこあるわけで、そーいう対決の姿勢を打ち出すなら売り物は火焔式土器にならざるを得ないってのはわかる気がします、なんちゃって。

さて、博物館を出たら既に午後5時・・・宿の予約も5時だった、が、まっ、いいでしょう。

ってことでスマホのグーグルナビで今夜の宿の長岡市駅前まで案内してもらったんですが、高速を降りてからが混んでましてたっぷり1時間かかって到着は午後6時でありました。

本日の走行距離 460キロ
ガソリン給油 2回 13.4リットル 2184円
高速代 約6000円
宿代 6600円
飯代その他 4200円

で、チェックインして街の居酒屋で一杯やって晩飯を食べておやすみなさい、であります。

ああ、嬉しいことがありまして、バイクを野ざらしの駐車場に置くのは忍びないと思って宿の人に尋ねたらホテルの入り口の軒下に置かせてもらえまして安心して寝られた次第であります。

明日へ続く・・・。



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雪の壁とラーメンのツーリング

2022-04-28 20:47:39 | ツーリングと山と温泉
本日はお日柄が良さげだったたので植木屋の仕事をサボってバイクに乗りに行った次第であります。

コースは、まずは釜房ダムで蔵王連峰の遠景を眺め、次に遠刈田のラーメン屋を目指し、そしてメインイベントであるエコーラインの雪の壁を観て山形側に降り、蔵王温泉までは山岳道路のワインディングを味わうと言うコースでありました。

釜房湖と蔵王連峰とMT-07

釜房湖と蔵王連峰

MT-07 哀愁の後ろ姿 なんちゃって

と、言う事で久しぶりに釜房湖に来てみれば、あいゃぁー桜は終わったんですか、ってことで新緑が映える湖面とMT-07と蔵王連峰って取り合わせになりました。

あれです、今日はまだGWの前だと思っていたんですが、一般市民もすでに休みに入っている人が多いのか、道は休日のように混んでいた次第であります。

らーめん屋の看板とMT-07

Wチャーシューメン 1000円

いや、ラーメンと言うよりもはや肉料理ですかってな感じのWチャーシューメンなんですが、私ゃらーめん屋のチャーシューが好きで好きで大好きで、死ぬほど好きなんであります。

あれです、ラーメンの味としてはとてもシンプルと言いますか、しょうゆ味の質素なものですし、具材ったって少しの支那竹とネギだけってことで全体的に地味なラーメンなんであります。

が、なんと申しましてもチャーシューの存在と主張がとても強いのでそれで良いのだと私ゃ思います。

あっ、ラーメンなんで当然麺も入ってますが主役はあくまでチャーシューなので麺は少ない感じなんですが、それがまた丁度良い塩梅なのであります。

雪の壁とMT-07とトライアンフ

角度を変えて 雪の壁

あれです、遠刈田のらーめん屋は11時からの営業なんでピッタシに着くように行きまして一番乗りで食したわけであります。

で、ラーメン屋から出たのが11時24分でして、エコーラインの雪の壁を観たらUターンして帰る予定だったものを山形側に降りてクネクネ道をグイグイと走って帰ることにした次第であります。

と、言うことで宮城蔵王エコーラインに入ったんですが、ホントに今日は平日か? ってな感じで道が混んでまして絶好のクネクネ道なのに前が詰まってノロノロ運転でありました。

刈田峠から前山と杉が峰

いや、蔵王山頂まで行くには有料道路を通らなくてはならないのでもう長いこと登った事はなく、蔵王といえば御釜って景色は久しく眺めていないのであります。

もしもこんなに混んでいなければ今日は立ち寄ろうかと思っていましたが結構な混み具合に怖気付いて行くのをヤメました。

で、山形側に下るエコーラインは比較的空いていまして大好きなクネクネ道をグイングインと曲がりながら気持ち良く走ったのでありました。

いや、蔵王温泉まで出てゴンドラ乗り場の駐車場前を通ってビックリであります。

蔵王温泉スキー場はまだ春スキーで滑れるんですがまさかと思うほど駐車場が混んでいまして、自分の記憶ではこんな事は近年無かったと思うんであります。

いや、春スキーといえば月山スキー場がメッカなんですが、先日スキーの人がクレバスに落ちて亡くなる事故があり、いわゆる大斜面ってゲレンデが閉鎖になっているわけです。
それだから月山に行かないスキーヤーが蔵王に来てるのか、と思ったんですが、まっ、いいでしょう。

あれです、今日眺めた宮城蔵王の雪面でもクレバスと言う程では無くてもかなり大きなクラックが入っていて、場所によっては雪崩れるかも、ってな感じだったんですが、これはこの前の地震によるものだと自分は思うのであります。

いや、11年前の3.11の地震の年の春山の雪面は縦横無尽に亀裂が入っていたわけで、今回のクラックも地震だと思うんですが、まっ、いいでしょう。

と、言う事で、蔵王温泉からは蔵王西道路で山形自動車道のインター前に出まして、笹谷インターまで登り、あとは高速で川崎まで行き釜房湖をかすめて秋保温泉に抜けて帰宅したわけであります。

本日の走行距離 176キロ
ガソリン 8.2リッター 1287円
ラーメン代 1000円 
お土産チャーシュー 600円
缶コーヒーとアンパン 273円
高速代 530円

 シメて3690円のツーリングでありました。

  あー楽しかった、と

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近所回り ツーリング

2021-09-22 15:41:58 | ツーリングと山と温泉
いや、暑いですね。
我が家地方じゃ稲刈りが真っ盛りなんで罷り間違っても夏ってことは無いはずなんですが、暑いであります。

で、南風が気温を押し上げていて湿度もそこそこで余計に暑く感じます。

あれです、暑いなら暑いままだと平気なんですが一度寒くなってからぶり返した暑さってのは身体に堪える訳であります。

寒くなったってのは言い過ぎだろうとの声が聞こえましたが嘘じゃ無いんですぜ!!!
我が家じゃ今月に入って数日ファンヒーターを炊いてますからねマジで寒かったんですよ。

そんな暑さの中私は久しぶりにMT-07を引っ張り出し大船渡市博物館を目指して走り出したのであります。

目的は、過日、緊急事態宣言に引っかかって臨時休館で見学できなかった博物館の縄文時代の出土品を見に行きたかったのであります。

で、今日は貧乏くさいことを言わず有料区間も高速に乗って行こうと家の近所のインターから東北自動車道に乗り三陸自動車道の無料区間を目指した訳であります。

が、三陸道に入る手前のジャンクションで急にお腹が差し込みまして最寄りのパーキングに緊急避難した訳であります。

いや、なんとか耐えて間に合ったんですが意気消沈と言いますか、体調不安を覚え先へ進むのを断念した訳であります。

で、松島インターで降りてそのままUターンして逆車線に乗り帰り道方面に進んだ次第であります。

が、走っているうちにお腹の調子もやや落ち着き、このまま帰宅ってのも勿体無いけど・・・そーだ、万が一の場合でも野糞のしやすい山道方面へ行こうと思い立ち富谷インターで高速を降り、大和町の船形山方面への道を目指した次第であります。

なんて事の無い舗装路です

夏の空のようでした

お日様は夏 雲は秋 なんちゃって

ミゾソバが咲いていました

で、大和町から船形山登山口の旗坂まで登ってUターンであります。

いや、山バイクなら直進で未舗装の林道を抜けて我が家方向に出られるんですがMT-07で悪路を行く気にはなれず戻った次第であります。

で、南川ダムまで降ってきたところで、ああ、昨年から通行止になっていた笹倉山脇の道路はどーなっているだろうかと思い出し周って見た訳であります。

するとどーでしょうか、やっぱし開通していて僅か3分ほど近道ができたのでありました。

で、次は昼飯の蕎麦を食べるために定義山を目指した訳ですが、ここから先は身体が次のカーブを覚えているほど慣れた道でしてツーリング気分は出ない訳ですが、そこはそれクネクネカーブが連続する山道なのでそれなりに楽しい訳であります。

さて、9時に家を出て定義山の蕎麦屋に着いたのがぴったし12時って事で、なんだかんだと3時間もクネクネ道を走り回りやや疲れた気分で蕎麦屋に入ってビックリ!!! なんでこんなに混んでんだ、と。

いや、こう言ってはナニなんですが、蕎麦は確かに美味いんですが貧乏人には敷居の高いのが玉に瑕でして、普段はそんなに混んでいないのであります。

あれです、絶好の天気に誘われ郊外で密を避けられるお手軽観光地って事で定義山に参った市民が、昼飯時だな、おお蕎麦屋があるぞと入って品書きを見てしまったと思いつつも仕方が無いので一番安い笊蕎麦を食していたと言うのが真相と思うんですが、まっ、いいでしょう。

いや、自分はいつも一番高級な「天ぷらせいろ」を食すんですが、それのお代は1690円と、この界隈ではそこそこ強気の値段なんであります。

えっ? 蕎麦の味ですかぃ?
自分が時々食いたくなるって程度には旨い蕎麦であります、なんちゃって、偉そうに。

で、蕎麦なんてのは啜って食う訳でして目の前に来たら5分と掛からず平らげるんですが如何せん混んでまして待ち時間が30分あった訳です。

まっ、箸をつけたら5分で食べ終え帰路に着いた訳ですが、蕎麦屋から我が家までは山の裏道を抜けると15分と掛からない訳でして、帰宅して見たら丁度1時でありました。

いや、旨いそばを食いたいってのは確かにアレなんですがツーリング気分を醸し出すには昼飯休憩がどーしても必要な訳であります。
なので家に帰ってたくわんと味噌汁で昼飯を食べれば無駄な散財は避けられるんですが敢えてあそこの蕎麦を食うのであります。

で、帰宅して久しぶりにMT-07とジェベルを2台並べて洗車した次第であります。

あれです、安い高圧洗浄機を買ったので試して見た訳ですが細部の手の届かない箇所の泥などを吹き飛ばすのに効果的で二台ともとても綺麗になった訳であります。

ああ、もう直ぐ10月となると高い山の峠道は夜間凍結で閉鎖になったりと、行動範囲が制限される訳で、あとナンボ乗れるかなぁ〜と思う訳であります。

今年になってMT-07の走行距離が4500キロで、ジェベルは1800キロであります。
へぇ、2台足しても6300キロしか走っていないのか、と出番の少なさに驚きでありますが、まっ、いいでしょう。

本日の走行距離  160キロ
高速代      1520円
ガソリン代    6.1リットル 894円
昼飯代      1690円

あー楽しかった、と。





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水も滴るツーリング!!!

2021-09-07 16:15:37 | ツーリングと山と温泉
それは、ご先祖様の壮大なゴミ捨て場を訪ねる旅であった!!!

いや、ゴミ捨て場を訪ねたのは行き掛けの駄賃って事なんですが、それも怪しくて、実は帰り道で寄ったので行きがけでも無いのであります。

なんとなれば、行きは道中ほぼ雨でしてカッパを着て雨に叩かれながら観光名所を回るほどの根性は無いのであります。

なので目的地の岩手県宮古市姉ヶ崎オートキャンプ場まで休足一回で走り続けたのであります。

まず、朝起きてからの空模様は、自分の観天望気からも回復の兆し、と読んだわけであります。
さらに、プロの天気予想師も本日は曇りのち晴れ、宣ったわけですから間違いない、と思いキャンプの準備を始めたわけであります。

いや、キャンプの準備というとアレなんですが車中泊の道具の一部をバイクに積み替え、それにテントを足せば準備は完了なのであります。

いや、Youは何しに宮古市へと問われますれば、私ゃキャンプがしたいのです、と答えるわけですが、テントを張ってあの狭い空間に抱かれたいのであります。

と、言うことでただテントを張って寝るのが目的のツーリングだったので他に書くことも無いわけですが、絶大なご要望にお答えして先を続けたいと思います・・・いや、やめろと言われても続けますから!!!

で、何故に宮古市のキャンプ場なのかと言うと、そこそこの距離を走りたいのであまり近くはダメですし、遠くてもお金のかかる高速は嫌、となると無料区間が延々と続く三陸自動車道方面しか無いのであります。

で、青森県は八戸市の種差海岸にも良いキャンプ場があるんですが調べて見たらコロナの戒厳令が出て閉鎖されているらしく、なし崩し的に姉ヶ崎になったのであります。

さて、9時半過ぎ、準備が整い家を出ようと思ったら雨がポツポツ来たではありませんか。
気持ちは揺らぎ、止めようかなぁ・・・と、思いつつも、団地の下は晴れていたりしてと意味不明な期待に押されカッパを着て走り出した次第であります。

で、全行程は260キロ、北に行くほど天気は良いはずと期待していたんですが行けども行けども鉛色の空が私の心に重くのしかかるのでありました。

あれです、高速の無料区間は我が家から1時間ほど走った田舎からでしてそこまでは車の跳ね上げる泥水を被りながら一般道を走ったわけであります。

なんと申しましょうか、もはやこれは難行か苦行でしかなく、私は心頭滅却しつつ、どこからとも無く染み込む雨と寒さに耐えていたのでありました。

いや、長袖の厚手のトレーナーに冬用の裏ボアのジーパンを着用していたんですがカッパを羽織っただけでは寒さに耐えられず宮城県の三滝堂インターに併設される道の駅に滑り込んだ次第であります。

取り敢えず温まりたかったので少し早い昼飯をと思い食堂に入り券売機の前に立った自分は、熱い味噌ラーメンのボタンを押したはずなのに何故かとんかつ定食の食券を手にし呆然としたのでありますが、まっ、いいでしょう。

で、ここで裏フリースのジャンバーを着込み靴下を乾いたものに替え、完全防水の靴カバーを装備し、気持ちを奮いたたせて出発したのであります。

あれです、足元が暖かいってのは救われますね。
ここまでバイクを止めて身支度を整えられる場所が無かったので走って来たんですけれども、家で着込んでくればは後悔先に立たずでありました。

さて、ここから一気に180キロを走るわけですがこの先もずーっと雨模様でして晴れ間と思しきものが見えたのはキャンプ場まであと20キロのところでありました。

しかし、テント場が濡れているのは良く無いんですが設営の時に降っていないのはラッキーであります。

キャンプ場の受付は姉ヶ崎にある国民休暇村のフロントって事なのでまずはそちらに行って受付であります。

料金はキャンプ場が1370円でお風呂利用が460円の1830円であります。

これからテントを張ります

奥の方に見えるテントは常設のレンタルでしてバーベキューテントと就寝用テントがセットで貸し出されておりました。
しかし借りている客は無く奥の方に三沢の米軍基地からやって来たUSA家族がもーもーと煙を上げてBBQをやっていました。

あれです、私のテントは軽量極小の一人用テントでして幅100センチ縦205センチ高さ100センチとほぼシングルベットのスペースであります。
我が相棒は既に15年を経過し、使用回数も100回を優に超えた古い物なんですが未だに傷んだ箇所も無くフライシートを併用するとかなりの豪雨でも平気であります。
そして、テントだけなら5分と掛からずに張り終えますし撤収も簡単なのであります。

テントの上にタープを張って見ました

いや、実を言うと今時のキャンパーの真似をしたくてタープを買い込んであったのです。
とは申しましても私が買うものですからアマゾンで見つけた最低価格のもので、確か一式で3000円もしない激安ものであります。

これで雨が降ってもテント内で調理しなくて済むわけですが、見た目的にはまた一段と貧乏臭くなったと悦に入っております、なんちゃって。

まっ、結局雨は降らなかったので青空天井でも良かったんですが次と言う事もあるんで良しとしましす。

そんなわけでテントを張り終えたら国民休暇村の本体まで歩いて五分ほど、風呂を使いに行きましたが、宿泊客も少ない様子で風呂は自分一人!!!
のんびりと温まり生き返った次第であります。

で、その後は一杯やりながら軽い晩飯を食べさっさと就寝したわけですが、久しぶりに目を閉じるのと同時に寝入ったようであります。

ホットドッグ・味噌汁・コーヒーの朝食

で、5時頃に起きまして一杯目のコーヒーを飲みつつ朝日を浴びてのんびりしました。

その後キャンプ場の辺りを散策し、パンフレットにあった海の見える場所を探したんですが結構遠く藪の小道なので諦め朝食にした次第であります。

さて、来たからには帰らなくてはならないわけですが、本日は天気も悪くなさそうなので少しくらいは観光しようか、と言う気になって調べると、帰り道に国指定史跡の縄文貝塚が見つかったわけであります。

しかも大船渡市に集中して三箇所も!!!
これは行くしか無いな、でキャンプ場を引き払い無料の三陸自動車道で大船渡市を目指した次第であります。

大洞貝塚 縄文末期〜弥生時代の貝塚 

大洞貝塚は小高い丘の上にありました。
そこは、そこはかとない縄文の香りが漂う・・・なぁ〜んて情緒のある場所では無く、私の見立てでは牧草地か、と言う雰囲気でありました。

また、ここが貴重な貝塚であることを感じさせるものは立て看板一つでしてこれが無かったら唯の原っぱであります。

蛸の浦貝塚

さて、次なる目的地は蛸の浦貝塚であります。
ほぼ海岸沿いを行くわけですが未だに津波の復興工事をやっていましてスマホナビが示す道では行けないのであります。
が、まっ、勘を頼りに進みますとこんもりとした高台に貝塚はあったのでした。

が、そこはゴルフの打ちっ放しか、それとも、やっぱしここは牧草地か、と言う佇まいでして、それと示す看板が無かったら分からない雰囲気なのであります。

そーか、そーだよな、貝塚ってのは言ってみれば遠いご先祖様たちのゴミ捨て場だからな、そんな大したもんでは無いよな、と妙に納得した次第であります。

それにしても弥生時代の日本の人口はたったの60万人とすると、蛸の浦に住んでいた人の数もそれほど多くは無いと思うのであります。
なのに貝の出てくる地層の厚さが2メートルもあるってのが驚きでありまして、縄文人や弥生人はどんだけ貝が好きなんだよと思うとともに、それだけ長い年月の定住生活だったのかと、感慨深いものがあるわけです。

下船貝塚

そして最後は下船貝塚でありました。

まっ、何も言いますまい・・・やはり看板だけの草っ原でありましたが、収穫といえば、縄文人は高台が好きという私の仮説をしっかりと裏付けてくれたことでありましょうか。

いや、それを常識だと笑い飛ばすのはダメでありますよ。
私は只今鋭意自分流の縄文と弥生を組み立てているんですから、なんちゃって。

で、縄文海進云々は日本では大声で叫ばれていますが、同時期、世界的には全く影響を受けていない国が多く在ることから、あれは気候変動では無く地殻変動でしょ、と言われているそうですが、まっ、いいでしょう。

あれです、これら三つの貝塚からはかなりの出土品があってそれらは大船渡市の博物館で見られるわけであります。
しかし、本日はコロナの戒厳令を受けて臨時休館・・・嗚呼なんてこったい、と思いつつも、また来る楽しみが残ったのはラッキーか、と。

いや、大洞貝塚はこの筋の研究者には夙に有名だそうで大洞縄文人が20体も出ているんですね。
そして、自分が教科書で見た鹿の骨の釣り針や矢じりやモリなども展示されているそうなので是非行かなくてはと思っている所であります。

と、言うことで、大船渡を出る頃には気温も22〜23度まで上がりカッパを着なくても走れツーリング気分が盛り上がったわけであります。

が、ここから家までは無料の三陸自動車道経由で1時間半。
昼飯休憩を入れても2時間でして名残惜しいと思いつつもツーリングは無事終了でありました。

走行距離   538キロ
ガソリン   17リットル 
燃費     31.6キロ

高速代    0円
キャンプ場  1830円
食事代等   3900円

あー楽しかった、と





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