さみしさの徒然に手紙をしたためています、と謳ったのは井上陽水でありましたが、手紙を書く相手もいない私は本田路津子の「秋でも無いのに」ふうに誰かの手紙を待つだけであります。
いや、出す相手がいないのなら書いてくれる人などもっといない訳で、私のさみしさの徒然はどーしようもない迷路に落ち込むのであります。
余談ですが、ただいま斜め前の家がリフォームしてまして、大工がドンガラドンドンと壁など打ち抜く大音響を奏でている訳であります。
いや、私とてもよそ様の狭い庭でエンジンの草刈機やらチェンソーで騒音をまき散らすので事情は察しますが、しかし、正直言えばウルセーであります。
なんと申しましょうか、ブログなど書いていてもここぞというタイミングでドガドガガンガンと響いてきて思考が途切れちまう訳であります。
へっ❓ 気にするな、どーせ脈略など無いのだから、ですか❓
路地が好きです
都会の路地に迷い込むと強い孤独感を感じます。
いや、都会の雑踏の人波はいずれも個なので紛れ込んでも孤独は感じないのであります。
しかし、生活臭が漂う路地は興味本位に紛れ込んだ闖入者を瞬時に識別し見えない線を引くのであります。
その町の匂いを嗅ぎたくて徘徊する自分ですが、生活臭が強い路地ほど疎外感を感じるのであります。
一人客が多いバーが好きです
アンへレスのとあるホテルのテラスであります。
深夜2時頃なのに一人で座っている人が結構います。
白人なので白髪頭か金髪かわかりませんが自分と同年代か、それより上でありましょう。
一人でバーの椅子に座り通りを眺めるのは自分も好きであります。
椅子に座っている自分にはこれといってすることが無いのですが通りを歩く人たちには動く目的があるのでしょう。
一人、手持ち無沙汰に押されてバーの椅子に座って行き交う人を見るとき、深い孤独を感じるのであります。
すると何か動かなくてはならないと思い、さして飲みたくも無いビールを頼んでしまうのであります。
閑散としたリゾートが好きです
閑散としたリゾートののんびりした空気が好きです。
混んだリゾートホテルに一人はなんとなく異質で、ポツンとレストランなどにいると耐え難い孤独を感じるのであります。
5~6人も座れる席に一人で座っているのも気がひけるし、気のせいかも知れませんがオーダーも後回しで居心地が悪いのであります。
だから閑散とした時期にだけ行くのでありますが、誰もいないプールサイドのレストランを独り占めしても寂しいばかりで楽しくは無いのであります。
雲の上が好きです
飛行機の窓から見えるのは「雲平線」でありましょうか。
果てしなく広がる雲の先には行ったことの無い国があり、そして見たことの無い暮らしが広がっていると思うと気持ちが踊ります。
でも、見知らぬ国へ行くのはいつも一人・・・一人で飛行機に乗るのは退屈です。
若い頃には敢えて一人になっていたのに、今は時に一人が苦痛であります。
これが齢というものなのか❓
齢・・・よわい、か❓