じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

旅の余韻 御所野遺跡

2022-08-23 20:27:02 | 日記的雑談
御所野遺跡は凄い、であります。
何が凄いったって、縄文時代のあれこれに関して、何もかもが凄いのであります。

まず、建物が凄いであります!!!

御所野縄文博物館 入り口

いや、御所野縄文博物館は入り口のデザインに感動しましたが、これがまた中も凄いのであります。

何もかもが木製でして如何にも縄文であります

あれです、入ってすぐに受付や展示室なんて普通のレイアウトでは無く、木製の長い通路をいかにも縄文って雰囲気で進むのでありますが、両脇はガラスで下が見えるんであります。

ああ 縄文の森が見える!!! なんちゃって

で、本館と言いますか、展示館と言いますか、なんであれそこに至るまでが既に縄文の雰囲気満点でして気まぐれに訪れた人でも浸りきってしまう事間違いなしであります、かな?

トックリ形土器

いや、はじめ人間ギャートルズの世界ではマンモスを狩りながら「さる酒」なるものを飲んでいたと記憶しているんですが御所野の縄文人は燗酒を飲んでいたのでありましょうか。

ミニチュア土器? いや違うでしょ!!!

あれがトックリ形土器ならばこれはお猪口でなくては話がまとまりません。

いや、どーも縄文やら古代の遺跡に関わる人の感覚は私とは随分ずれているわけでして、トックリが出たらお猪口が来ないってのが信じられないのであります。

ならば、これも酒の道具でありましょう

と、まぁ、自分は飲兵衛なのでこの手の物への発想は酒に傾くんですが、娯楽の少なかったと想像される縄文時代ですから酒は結構飲んだと思うんでありますが、まっ、いいでしょう。

それにしても岩手の縄文遺跡って魅力的だなぁ〜と私の心はメロメロでありました。

そこまでするのか縄文人!!!

いやはやなんとも、私も結構な数の土偶を見て来たんですがここまで明確なのは初めてであります。

で、近頃の私は土偶をモチーフから割り出し謎をとくってことに傾いているんですが、これの元として思い浮かぶのはおっぱいしか無いし、強調の仕方から察するに縄文人もやっぱし好きだったんでありましょうか、なんちやって。

しかし、マジで観察すると腕の末端の形状にヒントが有りそうなんですが、まっ、いいでしょう。

板状土偶 

真ん中は結髪土偶か?

今月は月初めに千葉県は市川市の縄文施設にてハマグリをモチーフにしたと思われる山形土偶をどっさりと見て来たわけですが、あちらにも一個だけでしたが結髪土偶風のものがありました。
しかし、それはたぶん星型土偶にも見えるものなのであります。

で、たぶん星形土偶だと思う理由は、土偶を作って祀るとすれば日常的に食べて命を繋ぐものであり、貝塚からの出土であればモチーフは植物よりも貝や魚だと思うのであります。

とは言っても、圧倒的に多いイタボガキがモチーフのミミズク土偶とは一線を画するので何かと考えると・・・いや、参考書に照らし合わせると、オオツタノハ貝をデフォルメしたものだと思うわけです。

と、この考え方で土偶の正体を考えると、内陸部である岩手県の御所野遺跡であれば海は外して植物とする方が自然であり、なんらかの植物を束ねた様子を模した結髪土偶かと思ったのであります。

が、じっくりと写真を眺めて気がつけば、写真の中の右となりの遮光器土偶と頭の格好以外は良く似ているのであります。
と、言うことは、遮光器土偶だとしても頭の格好は何を表すのか、であります。
そして、幅広の耳様のものは里芋の葉っぱでは無いかと閃いたのであります。

いや、自分が愛用する参考書「土偶を読む」竹倉史人著によると遮光器土偶は里芋の化身ですから多分当たっていると思うのですが、まっ、いいでしょう。

と、言う事で簡単ではございますが御所野縄文博物館はこれにてお終いであります。

   つづく

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釣りには行ったが・・・

2022-08-23 15:25:20 | 日記的雑談
まっ、早い話が釣れませんでした、と。

釣りの結果報告なんてのは、一匹でも釣れれば針小棒大を旨としてなんとでも書けるんですが釣れないんでは書き用がありません。

ヤマハのレンタルボート FC23

いや、ゼロではないんでアレなんですが2万円も払って船を出しといて釣れたのはそれかよ、って魚でして釣り師の間では良く言って「雑魚」であります。
そして口の悪い輩に言わせたら「外道」でありまして、なんであれ一端の魚とは認められないのであります。

えっ? 釣れた魚を言え、ですとぉ? 
それはイシモチでした。

この地方の釣り師の間では不味い魚の代表とも言えるやつでして、水っぽくて塩焼きにも煮魚にもし難いので昔はかまぼこの原料に利用したそうでありますが、まっ、いいでしょう。

いや、出港時は濃霧でしてレーダーなど付いていないレンタルボートですから頼りはGPSと目視であります。

あれです、塩釜港から出て左手に馬放島を過ぎるあたりから風と波が出て来まして霧で視界の悪いのに追い打ちをかけるわけであります。
そーなると弱気の虫が囁くのは、沖に出たらもっと吹いてるんじゃないか、であります。

でも、なんの根拠も無い大丈夫さ、の声も耳の奥には聞こえるわけでして、時折波しぶきを被って視界を削がれワイパーなど動かして沖を目指したのでありました。

本日の予定は、取り敢えず田代沖漁礁近くのカレイのポイントであります。

いや、ここはレンタルボートに許可された航行区域をとっくに超えているんですがどー言うわけか暗黙の見逃しを頂いている感じでして後で航跡を確認した時にもお叱りは無いのであります。

あれです、私の勘では、レンタルボートの航行区域は二級免許に合わせた5海里設定だと思うんですが自分は一級なので縛られないのかと思うんですが、まっ、いいでしょう。

ちなみに自分の一級は昔の一級でしてちゃんと六分儀で航行できます、なんちゃって。

真っ直ぐ行くと サンフランシスコ

いや、沖に出た方が静かになったと言いますか、やや波気はありましたが風が弱かったので20ノット弱で走れ小一時間でポイントに着きました。

水深43メートル・・・霧で陸方向が見えないので山立てが効きませんけれどもGPSの的にはここで良し、でありました。

ほぼ南から風が来ていたのでボートのケツを南に向けバックに入れて船を立て、いよいよ釣り開始であります。

で、仕掛けを落として待つこと10分程度、幸先の良い当たりがありまして私ゃ鼻息も荒くリールを巻き上げたのであります。

おお、結構引くな、んっ? マガレイの引きでは無いとすると、イシガレイか?
なんて事で、もしもイシガレイだっらすぐに締めて刺身用にしなくちゃ、と身構えていたのであります。

が、巻き上げてくると水中で微かにキラリと光りまして、銀色? 
と、言うことはアレか? 

で、完全に正体が見えた途端に私ゃ意気消沈・・・イシモチかょ、であります。

水鳥も休んでいました

あれです、カレイが釣れていないって情報は入っていたので私ゃ三つの仕掛けを準備していたのであります。

なので次なる狙いは魚屋や寿司屋で言うところのハマチでありますが、ここらではアオッコと言います、なんちゃって。

しかし、自分の船の周りに水鳥がプカプカ浮いているわけでしてこの近所に回遊魚系はいないと言うお印なのであります。

いや、自分がルアーでこの手の魚を攻めるときは始めに鳥山を探すわけですが肝心の鳥が魚を探すのを諦めているってことは表層に魚はいないのであります。

で、水鳥の浮かぶ様など眺めつつイシモチばかりが上がってくるわけでして、こーなったら最後の狙いものであるヒラメに行くしか無い、っつて事で長駆して大根と言う岩礁地帯に向かったのでありました。

なんと申しましょうか、出航してからもはや2時間でしてレンタルの残時間は4時間であります。
が、後始末の時間・・・ボートのデッキを洗うなどと帰り足の時間を鑑みたら勝負は3時間であります。

60センチ超えのヒラメを一匹!!! と怨念に似た気合を込めテンヤ錘に芝海老など付けて投入したんですが、底をとって軽く巻いたら根掛かり、であります。

もーやだぁ〜って感じでたった今落とした仕掛けをブチ切って意気消沈であります。

が、テンヤ錘はまだなんぼでも有るので気を取り直して再度投入であります。

いや、結果から申し述べますと本日の仙台湾の魚は皆さん満腹なようでありまして高級な芝海老さえ食いたく無い様子であります。

で、午後一時過ぎ、南風が強くなるのと重なって冲からのうねりが入って来まして手すりに掴まらずに立つのが困難になったところで撤収であります。

いや、帰り道はケツから追波と風を食らうんで走り難いんですが急いで帰る理由もないし、燃料は使ったぶんだけ実費なので省エネの低速で走りまして霧に霞む松島湾を眺めつつ帰港したのでありました。

と、言う事で釣果はイシモチ五匹・・・あぁ情け無ぇなぁ〜と思いますが、まっ、いいでしょう。

でも、あー楽しかった、と。




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