じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

ツーリング余話(余った写真)

2015-09-14 16:25:22 | 2015年北海道ツーリング

意味も無く さりとて捨てられない写真


強風と荒波 岩に海鵜(カラスで無いからね)


海の光具合が良くて・・・


何の変哲も無い 海の風景ですが・・・


この風景に私は溜息をついた


青の広がりにわけも無く悲しくなった


私には ただ通り過ぎるだけの風景ですが


遠い記憶の中に この道を歩く私が居た


あの角を曲がって・・・


道のない家

なんと申しましょうか・・・人様にお見せする程の物では無いのでありますが、どう言う訳かこの手の写真が好きで、撮る度に、また似ているな、今度も同じだな、と思う訳であります。
しかし、なんと申しましょうか・・・侘びと寂びとでも申しましょうか、空の青と海の青が交わったりするとカメラを引っ張り出さずにはいられない訳であります。

まっ、見た目が錆びた家を撮っておいて侘びだ寂びだと宣うのは卑怯千万、見たままじゃないかと言うのはその通りなんであります。
が、しかし、凡夫の悲しさ・・・わかっちゃ居るけど止められない、のであります。

アレ・・・上から五番目の写真、拡大すると分かるかと思いますが・・・礼文島の向こうに利尻島が見えていると思い、いただきアングルだなと、撮った訳であります。
んっ? あり得ないか?と、地図で確認したら、手前の島は礼文じゃなくて稚内のノシャップ岬・・・うーん残念!!! (しかし、礼文と勘違いした島が手前に見える気がするんですけどね、位置関係からそうはならない筈なんで不思議です)と、言う訳でして、全ての写真の下に付けてある言葉は撮った時にはそんな事1ミリも思っていない訳です・・・へっ?分かっているから皆まで言うな、ですと?

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帯広~襟裳岬~苫小牧

2015-09-13 20:25:45 | 2015年北海道ツーリング
9月3日(木)喜びの晴天(ツーリング10日目)


襟裳岬の傍 百人浜付近 風強し


襟裳岬から百人浜方向 昆布が干してあった


襟裳岬の先っちょ 岩の傍にアザラシが居た


襟裳岬「風の館」の強風体験 風速25メートル


左が「青春」で右が「昆布」?意味不明のキャラ


鹿肉の「天敵カレー」は意味不明だが食べたかった


ツブ貝の出汁の塩ラーメンとウニ丼セット 1900円


ビンテージカブ 55CC 乗り手もビンテージでした


苫小牧港のフェリー待ち ビックバイクの展示会


32年前の我が愛車 百人浜付近(草が無かった)

本日は訳あって明後日までに埼玉に戻らなくてはならなくなった株キチ君の予定に合わせ、急遽苫小牧から仙台行きフェリーに乗る事になり、帯広から広尾町を経て襟裳岬経由、苫小牧まで・・・北海道の最終日であります。

で、帯広を出る時から晴天でして気温も高く合羽要らず・・・それだけでツーリングは楽しくなっちまう訳です。

しかし、ナニが何でも本日のフェリーに乗らなくちゃと言う事でありますから、ナニがあっても苫小牧着の時間が読める場所には早めに行きたい訳です。

がぁ~・・・帯広の市内を抜けるのにナビに頼って大失敗・・・またもや無料の自動車道に誘導されちまいました。
まっ、ボケーっとナビ頼りに走って来た報いでして、国道の番号も見ていなくて確認できるとこまで戻って往復のロスタイムが20分・・・序でにコンビニでトイレタイムをして都合30分の出遅れとなりまして、予定があると気が急くもんであります。

で、真っ直ぐな道を調子こいて飛ばしていたらトウモロコシの草の陰にパトカーが居まして、ヤヴァィっと思った所で赤ランプを一回だけピカ~・・・注意喚起だけでお見逃し頂きました。
メーター読みで80キロ前後・・・赤切符じゃないと捕まえないと言う噂もありますが、まっ、兎に角お世話になりましたぁ~と、感謝であります。

さて、昔走った記憶のある「黄金道路」に入りましたが、ドーも記憶の道とは違って立派だし磯臭く無いし、なんか変だ・・・後で地図を見ますと新しいトンネルが随所に出来ていまして、その昔、塩を被る程海に近かった道は迂回されているのでありました・・・まっ、旅人の感傷よりも地元民の生活が大事・・・良く判りますが、少し寂しかったです。

で、襟裳岬の先端へ出る「百人浜」の道に入りますと、噂に違わぬ強風地帯でありまして、バイクの全面に風防を立てている自分は、正面からの強風にバイクが減速しちまう訳であります・・・いや、これホント!!!

で、ここを走ると思い出すのがパール・バックの大地であります。
私が初めて襟裳岬を訪れた44年前、岬は草も疎らな荒れ地でありました。
まっ、記憶違いもあるかと思いますが、夏なのに寒かった荒れ地の岬のラーメン屋でラーメンを啜りながら聞かされた話が、襟裳岬の草はバッタの大群に喰い尽くされた、と言う事だった訳です・・・既に世界名作全集を読んでいた私はパールバックの大地とダブった事を覚えている訳であります。

襟裳岬まで来てしまえば苫小牧までの時間は読めるんでまだ余裕だな、と言う事で有料施設の「風の館」に入館した訳です。

で、各資料で襟裳岬が風の岬である事をしっかりと学び、岬の四季の映画を20分間鑑賞し、そして、風速25mを体感した訳であります。
いや、風速25mなんて山でナンボでも味わっているんでアレなんですけれども、しかし、コレが風速25mてピッタしです、と示されると、舐めては行けない風速であるな、と、思った次第であります。
そんな訳で、自分の体感風速は5mがとこ大袈裟であったかもしれないんでこの機会に修正しました。

いや、四国の方にもこの手のキャラをナニしていたフェリー会社がありましたが、大人相手の公的施設でコレが公のキャラクターです、と言うのはナンと無く照れくさいんですけれども・・・まっ、いいでしょう。

しかし、アレです・・・言わなくても良い事なんですけれども、言っちまいますが・・・襟裳ラーメンと言うツブ貝の出汁の塩ラーメンは、岩のりの香他三種類の海藻の磯の香は良いんですけれども、はっきり言ってツブの出汁は生臭い感じでナニでした・・・生煮えだったのかな?
で、まっ、1900円のセットのウニ丼に文句を言うな、と言う感じも否めないんですが、ミョウバン入りのウニなら北海道で喰わなくても回転寿司屋で十分と思います・・・なんちゃって。

いや、「風の館」は望遠鏡で岬の沖の岩場のアザラシを見せてくれるんですけれども、徒歩で降りられる岬の先端に行ってじっくり目を凝らすと波間にアザラシが見えまして、波間に頭がピョコピョコするのは可愛いです。

そんな訳で今回のツーリングの行事はこれにて終了な訳であります。
あとは眠気と戦いながらひたすら苫小牧を目指しました。
途中には日高馬の牧場や日高昆布の漁など見所もあったんですが、何分にも天気が良くて温かいもんですから眠気に教われまして、とうとう耐え切れなくなった株キチはセイコーマートの表の椅子の上でひっくり返って仮眠であります・・・10日間走りましたからね、疲れも溜まったんでしょ。

と、言う事で、予定通りの出港2時間前に苫小牧フェリーターミナルに到着しまして、乗船手続きへ。

いや、この日はバイクが多くて、しかも皆さん大型バイクでして元々小さなカブッチが豆粒に見える程でありました・・・いや、金の掛かったバイクの品評会みたいで凄かったです、が、オラ要らない!!!
意地でもカブッチで旅を続ける・・・ナンチャって。


2015年 北海道ツーリング 



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羅臼~足寄~帯広

2015-09-12 19:24:45 | 2015年北海道ツーリング

9月2日(水)痛恨の強雨(ツーリング9日目)


足寄 松山千春の家の駐車場と看板


足寄 松山千春の家とナントカ新聞社

本日は知床半島は羅臼の「国設羅臼温泉野営場」から、取り敢えず根室経由で釧路湿原に行って、丹頂鶴を見て、釧路湿原名物、幻のイトウの刺身など喰って、襟裳岬の傍の広尾町辺りでキャンプかな? と、言う段取りで走り始めた訳です。

いや、羅臼温泉野営場の朝のバイク置き場は凄かったです。
夜、暗くなってから到着したと思われる人のバイクがずらりと列んでいる訳でして、それはもう、立派なのから珍車・謎車と、様々でありました。

でもそんなにテントがある風には見えないんですけれども、コテージとか奥の方にあるのかな?

まず、出発の時は晴れて居たんですけれども、走り始めて一時間もすると雲行きは怪しくなり、ポツポツと来ちまった訳です。

いやぁ~これだと予定以上に時間が掛かるかもなぁ~と言う判断から断腸の思いで根室の納沙布岬をパスして釧路へ急ぐ事に。

まっ、日本列島で唯一島根県に行っていないんで次ぎの旅はそこへ行く、と、理由になるのと同じで、北海道の著名な岬で唯一行ってないのが納沙布岬・・・よっしゃぁ、次はそこだな、と言う目安になるので慌てる事も無いと言う気もしている訳ですが。

さて、ポツポツの雨を気にしながら釧路に入りましたが、どこへ行けば鶴に合えるのやら分からず、取り敢えずスマホをシャカシャカしたら「釧路湿原展望台」と言うのが出た訳です。

で、行って見ましたが・・・かっぱを着ずに歩いていたら雨ざぁざぁ~・・・俺らびしょぬれ、と言う事で、衰えそうに無い雨脚に丹頂鶴など見ている場合ではないな、と、言う事で合羽を着て走る事に。

自分としては今夜の予定はキャンプ、だったんですけれども、この様子では無理っぽいと言う事で道の駅に入り屋根の下でホテル探しを始めた訳です。

最初は観光地らしい所で摩周湖と阿寒湖近辺を探したんですけれども、一泊二食で2万円以下の宿は無く、断念して都市部のビジネスを探すと、帯広にあった訳です。
5700円で朝飯付き・・・しかも、地理的に明日の予定にも合致すると言う事でサッサと予約。

ちなみに私の予約サイトは、以前はAgodaでしたが、今は圧倒的に素早いパフォーマンスのBooking.comを利用しています。
物件としては楽天が一番多いと思うんですけれども、楽天のサイトは手続きが煩雑で面倒なんで途中でくじけちゃいます。

そんな訳で今夜は屋根の下のベットで寝られるとなると、多少の濡れ鼠でも気持ちが楽であります。

で、この天気で摩周湖や阿寒湖じゃないよな、と言う事で、ンじゃぁ株キチ君のリクエスト・・・足寄の「松山千春の家」に行くか?で、進路変更。
少し戻って白糠経由で足寄へ向った次第であります。

いや、このルート選びが当たりまして、足寄までは曇り空で雨は大した事は無し・・・まっ、アレです、自分のバイクは風防があるんで少しの雨は身体に当たらないのでそう感じたんですが、モロに風を切って走っている株キチの感想は「終日結構な雨であった」と言う事でありました。

さて、そんな訳で足寄の松山千春の家に付いたんですけれども、現物を見て株キチ君、またもや「これだけ?」と、悲しそうな声を出す訳です。
で、答える私は、現実がコレでありますから他に言いようが無く「うん、これだけ」でありました。

すると株キチ・・・インチキだぁ~と一言吐き捨てた訳ですが、次のライブでも松山千春のコピーはやるそうでして・・・だから俺が吉幾三にしろと散々言ってるのに、であります。
いや、余談ですが、青森県は金木の通称「幾三記念館」・・・Y.C.M吉幾三コレクションミュージアムは充実してるのでお勧めです。

そんな訳で本日はお写真を撮る事も無く、その後土砂降りになった雨の中を少し身の危険など感じつつ帯広に辿り着き、やっとの想いでホテルにチェックインした次第であります。

コレがラッキーな事にバイクも屋根付きの駐車場でして身支度を解いたり荷物を下ろしたりするのが楽でありました。
で、私は少し手首からの侵入で手元が濡れた程度でありましたが、全身水浸しの株キチ君はiPhone5が死亡する痛手まで被り意気消沈、でありました。

まっ、その後ホテルの風呂で暖まり町の居酒屋に繰り出して美味い魚など喰った頃には、全ての不幸が笑い話になっていたのでありますが・・・それって、ただの酔っぱらいかな?

いや、写真も撮れない雨でして、本日はコレにてお仕舞い。

続く



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ツーリング余話(ヒグマ)

2015-09-11 16:51:45 | 2015年北海道ツーリング

運良く ヒグマ に遭遇した


あらっ? 薮の中にシェパードが・・・?


いえいえ、あれは大きなタヌキさんでは・・・?


あらぁ~ヒグマだったのねっ!!!睨んじゃ嫌っ!!


えっ?無視して行っちゃうの? 


あっ!!! 鮭の遡上を狙っているのかぃ?


君っ 少し痩せてるみたいだけど?


食べるもの なかなか無いねぇ~


人間なんか眼中に無いっ!!!  そんな感じだね

いや、なんと申しましょうか、私は知床はシロートではない訳です。
まっ、プロでもないんですけれども・・・と、言って、4年前に羅臼だけに登り少し歩いただけの事なんですけれども。

で、山の本とか読むと散々ヒグマの恐さと言いますか、熊に注意の話が出できて「耳タコ」だった訳です。

で、知床半島でキャンプしようが山に登ろうがヒグマには遭遇しない訳で、やっぱしなぁ~オラ方の山のはツキノワグマだけれども、熊っちゅうのは人間には会いたがらないから、早々出会すもんじゃねぇ、と、思っていた訳であります。

なので、知床でキャンプとか言うと、熊は出ないの? ヤバイんじゃねぇの?と、ビビる株キチに、熊なんかお願いしたって出てくれねぇょ、オラ散々山に登って見た事無いんだからぁ~と、ヒグマとの遭遇を真っ向否定していた訳であります。

しかし、とうとう見ちまいました・・・それも思わぬ至近距離・・・とは言いつつも、一番接近した時で幅2~3メートルの沢を挟んで、尚かつ自分が居る道路は土手になっていて、その距離15m程度であります。
時速50キロで走る事が可能と言うヒグマですけれども、私のバイクだって80キロは出るし、ローギャーでダッシュすれば逃げられると踏んで撮影に専念した次第であります。

しかし、ビビっていたんでありましょうか? 写真は微妙なブレが・・・震えて手振れ?
そんなやわな神経は持ち合わせていない・・・ナンで? アッそーかぁ? エンジン掛けたままのバイクの振動かぁ~、と言う事で、今イチキレのない写真にがっかりであります。

それと、川沿いに歩くか薮に入るかで、しかも逆光気味でして・・・と、ダメ写真の言い訳をたらたらと。

まっ、生のヒグマに出逢えただけでもラッキーでしたと言う事ですね。



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知床半島周遊

2015-09-11 14:44:08 | 2015年北海道ツーリング

9月1日(火)感激の晴天(ツーリング8日目)


朝、窓を開けると塩の香と海鳥の姿が(カモメ)


山道を行くとヒグマの姿が・・・自然豊かです


知床五湖の、たぶん一番目


知床五湖の、たぶん二番目


知床五湖の、たぶん三番目


知床五湖の、たぶん四番目


知床五湖の、たぶん五番目


知床五湖の、ヒグマが出ても安全な展望台


知床五湖の、ヒグマが出ても安全な散策路


知床半島ウトロ側のどん詰まりカムイワッカの滝


カムイワッかの滝の推定湯温は37度だった


知床半島羅臼側のどん詰まり 相泊


相泊温泉 無料 湯温50度以上(水足し可)


湯が青いのは天井がブルーシートだから


国設羅臼温泉野営場 キャンプ場ではなく「野営場」


オッサン特製 ジンギスカンで一杯!!!


盛大な焚き火の火の粉に 株キチ君 アッチッチぃ


ベロンベロンの株キチ君 熊の湯で地元民に顰蹙

昨日に引き続き本日も快晴・・・礼文島が快晴、で、利尻島も快晴、で、知床半島も快晴・・・やっぱしなぁ、俺の晴れ運が確実に勝ってるわぁ~と。
いや、株キチは希代の雨男でして、この度だって週間天気予報ではズーーーット晴れと言うのを覆して何度か雨に遭っている訳です。
まっ、しかし、要所が締まっていれば途中は良しとしましょう、で、あります。

そんな訳で、朝イチは岩尾別の野良温泉に入りに行こうと山道を登って行った訳です。
すると、沢沿いの薮に何か動くものが見えた訳です・・・でかい狸だなぁ、と言うのは冗談でして、一目見てヒグマだと分かりました。
で、バイクを止めて株キチに教えますと、奴は返事もせずにバイクを走らせ安全圏と思われる距離に逃げちまった訳です。
こんなチャンスは滅多に無いのに・・・と、言う事で、薮から出て来て沢を渡ろうかと言う姿勢で私を睨むヒグマに、僕は君の友達だから、と、必死の念を送りシャッターを切ったのでありました。

と、言う事で、Uターンしちまった株キチは戻って来ず、岩尾別の野良温泉には入れませんでした。

で、次ぎに行ったのが、知床五湖のトレッキングであります。
いや、少し面倒臭いと言いますか、自然の観察路なんでヒグマに出逢う事もあり得ると言う事で、その対処法やら、ヒグマレクチャーを受けないと散策路に入れない訳であります。
まっ、また来る事も無さそうだし、何より暇なので200円を支払い20分間のレクチャーを受け「立入り認定証」なるものの交付を受けてトレッキングに出た訳であります。

コースは二つか三つありまして、長いのが五湖全部回る3.5キロ、90分と言われるコースで、短いのは、ヒグマ除けの電気柵が張られた木道を30分程度で回り二湖見られるショートカットコース、でありました。

私は、ネイチャーガイドなる人が細かな説明をしている脇を怒濤の勢いで歩き抜け、ここぞと言う景色の場所では片手間に写真を撮り、息を切らせて喘ぐ株キチを引きずって45分で回りました・・・同時に出発した中で1等賞でしたぁ~!!!

いや、仙台の台原森林公園みたいに歩きやすいコースでして運動靴で普通に歩けますし、殆ど平坦でありました。(台原森林公園、知りませんよね?)

ショートカットの木動コースはニィーハオで喧しいんですが、ナニを騒いでいるのかと見れば、トンボを指差して大騒ぎでありまして・・・中国大陸ではアレが珍しいのか?と、驚きです。

で、次に向ったのが知床半島ウトロ側の行き止まり、カムイワッカの滝でありました。
いや、未舗装の道はナンて事は無いんですけれども、砂利が深くてバイクは怖い道でありました。
まっ、株キチも中学の時から山で山菜を積んでバイクを走らせていたので悪路は慣れてますんで其れなりに飛ばして行きましたが、先行者が居るとホコリが凄くて・・・。

いや、テレビの映像と言うのは魔物ですね・・・なんて事無い滝なんですけれども、強いて言えば少しぬるめの湯滝でして、上の方なら湯浴み出来ると言う・・・特別驚くもんでもなかったんですけど、観光客はズンズンと来てました。

で、昼近くになったんで「国設羅臼温泉野営場」にテントを張ってから昼飯を食べ、その後羅臼側の海岸線を走ろうと言う事で、知床峠を軽快に走り抜け・・・と、言いたいんですけれども、急な登りでは3速で60キロがやっとでして、ガンガン追い抜かれるのは少し恐怖でありました。

と、言う事で、国設羅臼温泉野営場」に辿り着き、さっさとテントを張って昼飯を食べに出掛けた訳です・・・私は例によって味噌チャーシューなんですけれども、諭吉一枚じゃとても喰えないと言うのが流石に世界遺産の知床、羅臼であるなとしみじみ思いました。

で、この道は4年前にカブッチで走っているんで少し記憶にある訳なんですが、アレ・・・ヒカリゴケの洞窟とか崩落の危険で閉鎖になってたり、新しいトンネルが出来て海岸線を走らない箇所が増えていたり・・・まっ、4年前ですからね。

で、ルサフィールドハウスと言う無料な割に中身の濃い施設で知床の自然に関する蘊蓄など仕入れる予定でしたが、本日は閉館日と言う事で入れませんで・・・いや、ここの二階の望遠鏡で見ると北方領土の国後島でウニとりをするロシア人が見えるんですが・・・まっ、嘘ですけど。

損な訳で観光の予定がつぶれ相泊のどん詰まりまで行き、哀愁漂う「この先行き止まり」の看板を見た訳ですが、即物的感性しか持たない株キチには受けが悪く、こんな物を見に来たの?と、言われちまいました。

で、ソレではと言う事で、本日のメインイベント「相泊の湯」に入りに行った訳ですけれども、時々波を被る浜にある露天風呂なものですから、波に運ばれて来た昆布が散乱している訳です。
で、それは歩けばヌルヌルして滑るし、足に付けばやっぱしヌルヌルして気持ち悪いし、極めつけは濃厚に漂う昆布の香でありましょうか?

要するに株キチ君はキモチワリぃ、と言う事で入らなかった訳ですが、私は水をうめる事もせず、推定湯温48度に握りフンドシで挑み、無事に浸かって来た次第であります。
いや、このくらいの温度だと熱いと言うよりも一瞬冷たいのか?と錯覚に陥り、そして次の瞬間相当な痛みが走る訳であります。

で、帰り際にもう一つ「瀬石温泉」と言うのに入る予定で居た訳です。
これは潮が満ちると海水に没すると言う珍しい温泉なんですけれども、それ故にタイミングが悪いと入れない訳であります・・・が、前回同様、今回も僅かな差と言いますか、思いの外波が上がって風呂に海水が入りとても入浴できる温度じゃない・・・要するに海水浴になっちまうと言う事で断念しました・・・先にコッチに入っておけば良かった、と、後悔しつつ、リベンジしたい想いが沸き上がっちまいました。

さて、少し早めに観光が終わっちまいまして、する事も無いのでセイコーマートに立ち寄って酒と晩飯を買い野営場へ。

で、この野営場は名前の通り昔風でして、今時珍しい直火可なのであります。
しかも、廃材や倒木などの薪が用意されているので皆さん気軽に焚き火をする訳です。
そんな訳で私たちも盛大に無駄な焚き火をしたんですけれども、場所が近かった事と、余り盛大に燃やし過ぎた事から火の粉が株キチを襲いまして、その結果、空気で膨らますマットが火の粉でパンクしたと言う笑い話になった訳であります・・・たった5泊の使用でしたが、まっ、楽しかった思い出と引き換えに、御愁傷様でした、と。

で、羅臼のセイコーマートはコンビニと言うよりも小さなスーパーマーケットと言う感じでして、生鮮食品もある訳です。
で、弁当を買いつつ品定めをして行くと、ありゃぁ~カット野菜があるじゃないかぃ!!! おおっ、ジンギスカンの味付けパックも有るしぃ~!!! さらには、味付きカルビーまでもがっ!!!と、言う事で、今夜は盛大に焼き肉だぁ~・・・で、株キチ君、買っといてぇ、と言う事でありました。

いや、パンクしたエアーマットって何の役にも立たない訳ですが、地面からの直接の湿気は防げるから敷いて寝た方が、と、言ったんですけれども、背中が痛くて眠れねぇ、と、騒ぐので、残っていた日本酒を飲ませ、すぐ傍の「熊の湯温泉」に連れて行きまして、死ぬ程熱い湯につけてグデングデンにして寝かせた訳です。

いやぁ~呑ませた私が悪いんですが・・・夜の十時頃でありましたか、少し離れたキャンピングカーの人が駐車場からこちらを眺めて「凄いイビキだなぁ~」と、溜息混じりのイヤミを宣って居りました。

そんな訳で、翌朝は早起きしてサッサと後片付けをして、皆さんが起きる前に逃げ出したのでありました。


続く







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