いや、奮闘というほどの事でも無いんですが明後日から始まる私の夏休み第二弾と第三弾の準備をした次第であります。
軽い方の準備は・・・おっとその前に夏休み第二弾と第三弾の概要など申し述べなければ話が見えないと思うので語っちまいますと、明後日の九月一日と二日はジェベル200にテントと鍋釜を背負って秋田県は湯沢市の山の中「とことん山キャンプ場」に行くのであります。
このキャンプ場はとても良い温泉が場内にあるのが魅力なんですが、そのほかにも近所は名湯だらけでして、久しぶりに泥湯などにも入ってきたいと企んでいるわけであります。
で、第二弾はこの夏の本命でして、5泊6日の北海道ツーリングへ出かける予定であります。
と、いう事で朝から奮闘したのは二台のバイクのお手入れでありました。
まず、先日アマゾンさんで買い求めたエーモンのオイル処理パックとヤマハの高級オイルでジェベルとMT-07のオイル交換であります。
いや、霧雨が降る涼しい天気は身体に心地好いんですがオイルに水気はご法度であります。
なので狭いんですが屋根のある車庫でMT-07のオイル交換を始めたわけであります。
余談ですが、私ゃガキの頃からバイクに親しんでいるんですが、生来の貧乏からオイルなんてのは気を使ってこなかったわけであります。
もっと言えば、入っていれば良いと思う方でして、場合によっては胡麻油でもバイクは動くと思っていたわけであります。
まっ、その頃のバイクというのは父ちゃんの目を盗んで乗っていたスーパーカブなんで確かに胡麻油でも走るんでありますが。
で、次のバイクは・・・ヤマハの250CCのスクランブラー「DS-6C」でありました。
これはツーストなんでミッションオイルよりも混合油に気を使うわけでして、カストロールの甘い香りに酔いしれていたかったんですが、貧乏なので安物のオイルを適当に入れていた次第であります。
と、いう事でオイルなんてのは所詮脇役、とずーっと思い込んでいた私でありましたが、昨年中古で買ったMT-07でそれが間違いであることを思い知ったのでありました。
あれです・・・MT-07の前オーナーは律儀な人でバイクの整備記録簿をつけてくれたわけであります。
で、自分が引き取った時は前の車検でオイル交換をしてから1000キロも走っていなくて、未だ未だOKと思っていた次第であります。
が、9月頃のまだ暑い時は然程で無かったんですが10月に入って冷える日が多くなると異変が起きまして、ギャーチェンジで引っかかりスコスコと入らなくなったんであります。
で、ネットで調べたら、似たような症状の人がヤマハの高級オイルに変えたら解消したというので、自分もアマゾンさんで4リットル缶を5490円で買い求めて使ってみたわけであります。
そしたら、何度やっても入らなかったギャーが呆気なく一発で入るようになったではありませんか・・・ここまで違うとは正直思わなかった・・・はっきり言って私の負けです、とシャッポを脱いだ次第であります。
と、いう事で、長い距離を高速で走る予定のツーリング前にオイル交換をという事で段取りした次第であります。
いや、オイル交換なんてのはバイト先の便所掃除より簡単でして、エーモンのオイル処理パックを開いてバイクのドレーンネジの下に置き、オイルを抜いてネジを締め、新しいオイルをきっちりと計って入れたらおしまいであります。
MT-07での所要時間が15分で、ジェベルが10分程度・・・都合30分もあれば終わる作業であります。
で、ジェベルに入っているオイルはホームセンターで買い求めた安物の10W-30W・・・軽自動車用の3リットル缶で1980円ほどのおつとめ品でありました。
しかし、これでナンダかんだと3500キロを走ったわけですがなんの不都合もなかったわけであります。
そんなわけでジェベルはとても我慢強い子で何を入れても文句を言わずに走るんですが、今日はMT-07に2.5リットルなので1リットル以上余るわけです。
で、ジェベルはエレメント交換をしなければ規定量が850CCなので高級オイルの味を楽しんでくれと、入れたわけであります。
で、少しばかり残してもアレなんで残りの油を全部入れちまおうとしたんですが腹一杯だと言って吐き出したので余っちまいました。
さて、ジェベルは腹ペコで予備タンクで走っていたのを思い出し、霧雨が肌に心地好い朝、ガソリンを入れに走ったのであります。
いやぁ・・・ヤマハのオイルをスズキのバイクに入れても効果は覿面なんですね。
ジェベルはタペット音が少し気になっていたんですがこれが嘘のように消えたのと、やっぱしシフトフィーリング別物のように滑らかになったんであります。
そっかぁ・・・4リットルで5500円は真っ当な価値のある価格なのかと、しみじみ、そしてつくづく感じた今朝のオイル交換でありました。