いや、たった一泊二日を旅と言うか、ってのもアレなんですが、今回は中身が濃かったと満足している次第であります。
まず、出掛けた理由が「思い立ったが吉日」ってことで無計画の思いつきで家を出たわけです。
で、家を出てからどー言うわけか北へ向かう道を走っていて気が付けば東北自動車道下り線を岩手青森方向に走っていたのであります。
まっ、多少の思惑が無かったと言うと嘘になるんでアレですが、何処をどう回るかなんてのは頭に無かったのであります。
が、どーせ行く先は縄文関係と決まっているわけで、それなら噂に聞いた三内丸山遺跡の特別展を見ようと思い立った次第であります。
東北自動車道 秋田県 小坂の辺りか?
いや、ホントーならバイクでバビューンってのが望みなんですが、今日は良いとしても明日は雨で泣きを見るって事でチビクロにした次第であります。
まっ、チビクロは軽自動車とはいえ後部が広いので自分が足を伸ばしての車中泊が可能ってわけで見かけの割に便利なのであります。
しかし、軽自動車なのに目方が1トン近くあって、それに660CCのエンジンですから非力感は否めないのであります。
それを補うべくターボチャージャーが付いているんですが、当てにしてアクセルを踏み込むと痛い目を見るのであります。
いや、東北自動車道を北へ向かうと殆ど登りじゃねぇの? ってくらい上り坂が続くわけでして、非力な軽はアクセルを踏み込むので燃費は最悪であります。
あれです、110キロが官憲に捕まらない流れなんですがそれに合わせちまうと燃費はリッター10キロ位まで落ちるのであります。
なので少し速めの大型トラックの後ろなどにくっつき時速90〜100キロを維持するのであります。
それでも青森に到着する時刻としては30分程度遅いだけでして、燃料高騰の折背に腹は変えられずって事でありました。
いや、燃費を気にする理由は明確でして、岩手県の「岩手山SA」を過ぎると、東北道と八戸道のどっちにもガソリンスタンドが無いのであります。
その昔は花輪SAと津軽にあったんですが、どー言うわけか消滅しちまいました。
と、言うことで、何が何でも青森まで走り切らなくてはならないのでありました。
で、8時半ごろに家を出て、途中10月21日にオープンしたと言う花輪SAの松屋で牛めしを食べ、午後一時半ごろに青森インターを降りました。
燃料の残りは1メモリ強・・・推定で70キロは走れる勘定なのでまだ無給油!!!
で、向かった先は「縄文の学び舎・小牧野館」であります。
ここは「小牧野遺跡」から出た、主に縄文後期前半の出土品を展示してあるところであります。
いや、その中身については後で詳しく、なんちゃって。
なんと申しましょうか、小牧野館は良いところですぜ・・・なんたって無料ですから!!!
しかも日本全国で統一されている感のある「月曜日は休館日」ってのを踏襲しないのが素晴らしいと思うんですが、まっ、いいでしょう。
で、素晴らしい展示物を堪能して向かったのが三内丸山遺跡であります。
いや、此処と彼処は目と鼻の先と申しますか、車で15分程度の距離でありまして、道順の都合でこうなったのであります。
さて、三内丸山遺跡の特別展は「青森の縄文世界」でありまして、言って見れば青森県内で出土したあれこれが一堂に会したって感じかと思います。
が、中身については別件で・・・なんちゃって。
あれです、私ゃ今回の縄文遺跡関係を見て回り気がつきました!!!
自分は「土偶フェチ」なのであります。
まっ、縄文時代の出土品全般に興味はありますが、土偶には特別な思い入れと申しますか、まっ、惹かれるものがあるわけです。
と、そんな思いを胸に、ネットで調べて予約した「青森センターホテル」へと向かった次第であります。
まっ、初めての宿泊なんですが、ビジネスホテルに健康センター的温泉が併設されていて、晩飯と朝飯がついて5800円と格安なのでポチッタ次第ですが、これは大当たりでして、期待していなかった晩飯も朝飯も大満足でありました。
そんなわけで、一夜明けて外を見れば青空・・・バイクで来ても良かったんじゃね? ってな気分で美味しい朝食をいただき、次の目的地である八戸市の「是川縄文館」に向けて出発した次第であります。
いや、ギリギリまで無給油で走り、みつのく有料道路の手前で満タン給油・・・33リットルで5412円でありました。
青森市から八戸市までは有料道路を駆使しても1時間半で行くのは厳しいわけでして、燃費を気にしながらもそこそこ急いだ次第であります。
道路の矢印は冬に雪で隠れる中央線を示してます。
いや、青森市を出てすぐは晴れていたんですが、八甲田山の裾を巻くように走る道に差し掛かったら雨になりました。
結構な降りでして バイクじゃ無くて良かった!!!
いや、八戸市の是川縄文館も特別展をやっていまして、縄文人の装いってな展示をしていました・・・が、その話は後で、なんちゃって。
なんと申しましょうか、ここは味があると申しましょうか、まっ、国宝が一点あるってだけでも当然別格でありますかね?
と、言うことで、結構長居をしてしまい帰りの時間が厳しくなってしまったのであります。
で、最初の予定では岩手県は一戸の縄文遺跡に行くつもりでしたが、それだと東北道でまた料金を毟られるので無料の三陸自動車道を行って宮古市の「崎山貝塚縄文の森ミュージーアム」を見に行った次第であります。
いや、ここは秋にバイクキャンプに来た場所のすぐ近くなんですが、その時はコロナ休館で閉まっていたのであります。
と、言うことで、満を辞して見学できたわけですが・・・その話はまた後で。
三陸道が未完成で一般道を走る区間
さて、時計を見ればもはや午後2時過ぎ・・・ここからは順調に行って3時間半。
と、言うことで、家に着いたのが午後6時少し前でありました。
走行距離 862キロ
高速代 約8200円
ガソリン代 平均13Km 66.3リットル 10822円
宿代・昼飯代等 9600円
縄文の本 二冊 3300円
今回の出費 31922円
へぇぇぇぇ・・・意外と高かったな!!! なんちゃって。
では、皆様と自分の明日がそこそこ良い日でありますように願いまして、おやすみなさい、と。