徳島市内の旧繁華街にあった老舗の布団店が県内から撤退するとのこと。同店は、徳島市内に本店があり、兵庫県内に7店、岡山県内に2店を置いていたが、徳島市籠屋町にあった店舗が赤字続きで、創業者が102歳で亡くなったことから県内からの撤退を決めたとのこと。確かに、東新町から籠屋町にかけての商店街がシャッター通りとなる中でも良く頑張っていたと思うが、昔懐かしい店であっただけに残念だ。撤退の理由として、県内に競合店もあり、人口減少の影響で集客が望めないとのことのようだが、 何とも寂しい感じがする。これも、人口の急速な減少のもたらした悪影響を象徴するものだろう。
木原問題に関して、野党が、国会で内閣府などの担当者からヒヤリングした記事がようやく新聞に小さく掲載されていた。大抵の読者が気付かない程の扱いだった。木原問題は、内閣官房副長官という政府の要職にある国会議員が、妻が、十数年前の元夫の不審死事件に関連して、重要参考人として警視庁の殺人事件担当の警察官に事情聴取されたが、その際、担当刑事が不審に思うような終わり方(捜査体制の縮小、担当者の異動)をしたことに関し、木原氏の圧力があったのではないか、警察キャリア幹部の忖度があったのではないかということが問題になっており、仮にそれが事実であるとするならば、権力者の近親者に関するというだけで、不公平な事件捜査の取り扱いがされたことになり、警察や政府への信頼感に関する重大問題であると考えるが、これを大手マスコミが今まで記事にしなかったことも大問題であり、我が国のマスコミが、記者クラブ制度などもあって権力へ迎合しているのではないかという疑惑があった。今回の記事についても、木原氏や政府側の言い分をそのまま掲載したというだけであり、都合よく揉み消しに加担しているのではないかという疑問もある。