今朝早く、北朝鮮が予告していた偵察衛星が発射されたとのことでJアラートが沖縄に発出され、世界陸上を中継していたテレビ番組が一斉にJアラート関連のニュースに切り替わった。しかし、毎度思うことだが、本当にJアラートを発出する意味があるのだろうか。衛星であると北朝鮮が予告しているミサイルに、核弾頭でも積まれていて、それが日本を狙っているという根拠でもあるのだろうか。そんな疑いもなく、北朝鮮からミサイルが発射されるたびにJアラートを鳴らしていても、人々はそれに慣れてしまい、本物の危機が訪れたとしても避難行動を誰も取らなくなるだろう。確かな地震波を感知することによって発出される地震とか津波警報とは意味合いが違わないだろうか。また、本当に北朝鮮が弾道ミサイル等で我が国を攻撃する可能性が高いと政府が判断しているというなら、迎撃ミサイルや反撃用のミサイルの配備を進めたり、国の費用で地下壕の整備などに努めるべきだろう。それを、ミサイルが発射されたからといって、闇雲にJアラートなどを発出するというのはどうなんだろうか。お役所仕事と言ってしまえば、それまでなんだろうが、この国の政府には、人々を必要以上に怖がらせること以外に、本当の事案対処能力があるのだろうかと疑いたくなる。
ところで、ロシア国内でブリゴジン氏とワグネルの幹部複数が飛行機事故で死亡したとのニュースが流れている。ロシアは怖い国で、プーチンに反抗する者は例外なしに死亡している。それに比べると、我が国の木原事件のように、警察キャリアを使って不審死事件を自殺事案にしようとするがごときことは軽いものなんだろうか。でも、上級国民であれば何をしても許されるという風潮は許しがたいと思うし、警察庁長官の、事件を無かった事にしようという発言で、どれだけ警察職員の士気が削がれ、一般国民の警察に寄せる信頼感が棄損してしまったのだろうか。