スーパーに買い物に行ったところ、早くも、大勢の客がいて、土産物などを買おうとする人などで混雑している。徳島のお盆は12日からと思っていたが、明日が「山の日」ということで休日であるにしても少し早くは無かろうかと感じた。
山の日ということで言えば、台風6号が朝鮮半島に去ったと思ったら、本土を直撃しかねない台風7号が小笠原諸島近辺で誕生したと言う。お盆休みを利用して登山などを計画している人もいるだろうが、台風による危険と隣り合わせだと思う。一旦、山に入ってしまえば、天候の急変を予想していないと命取りになりかねない。
阿波踊りについては、鳴門市の阿波踊りが昨日開幕で、徳島市は12日からであろうか。今年は有料演舞場に特別席なども設けたそうだが、本当の意味で市民の為のものになっているのだろうか。観光客と、一部の踊り好きの人の為のもののような気がしてならない。何も徳島に生まれたからといって、全ての人が阿波踊りが好きではない。特に、近年のように様式美を追及してプロ的になってしまい、素人が下手に踊ることに躊躇してしまうようなものが、本当の意味で市民に愛されている踊りと言えるのだろうか。また、土佐の「よさこい」については、一応は感染対策もしているようだが、阿波踊りについては、昨年、阿波踊りを通してコロナ感染が広がった二の舞になるような気がしてならない。最も、市民の健康よりも、観光客を集めた経済対策が優先するというのだから何をか言わんやでもある。
ところで、お盆に帰省するという風習はいつまで続くのだろうか。家族制度自体も崩壊しつつあるようでもあるし、家族という縛りが、場合によっては、人を不幸にすることもある。最近では近親者間の殺人事件がニュースとなることも多くなってきたが、幸せな家族というのは、一種の幻想になりつつあるのかも知れないとも思ってならない。平成何年か生まれの男性は、40%以上が生涯未婚となる可能性があり、女性も、少し率が低くても同様の傾向があるという。しかも、結婚しても三分の一は離婚している。日本人の旧来持つ、家族に対する考え方自体を変えるべき時代が来ているのではなかろうか。