福音の力を体験せよ 79
どうして天の王子様が、そのようにならねばならなかったのでしょう?
“イエスは、われわれと一つになって、われわれの不義と苦悩の重荷を負われねばならない。罪のないおかたが、罪の屈辱を感じられねばならない。平和を愛されるおかたが争いと共に住み、真実が虚偽と、純潔が邪悪と共に住まねばならない。律法を犯したために生じたあらゆる罪、あらゆる不和、あらゆる汚れた欲がイエスの心を苦しめた。”(DA111)
主の幕屋の中へ 13
聖所の目的
その後、ダビデが聖所を回復し、ソロモンが宮を建てました。このことによって、イスラエルの民には、明るいきざしが見えてきました。しかし、外見的には豪華で、美しさを極めた宮でしたが、そこに神様はおられませんでした。最後のよりどころだったソロモンさえ、心に神様を宿すという経験を持つことができず、偶像崇拝の種をあちこちに蒔く者になってしまいました。ソロモンの後、イスラエル王国は、北と南に分裂してしまったのです。神の民が分裂するという、異常なことが起きたにもかかわらず、イスラエルの民は、神様に帰ることはありませんでした。宗教の形式だけが盛んになり、悪がどんどん増加していきました。その結果、神様は、北のイスラエル王国に対して、預言者アモスを通じて大きく叫ばれたのです。