人はなぜ苦しむのか 第9回
苦難の中におられる兄弟姉妹の皆さん、ヨブの模範に従って下さい。ヨブは、自分の何かの罪が原因でこれらの悩みが降りかかっているのではないかということを深く思いました。しかし、自分自身が当面している災難の理由と原因を理解することはできませんでした。皆さんの苦難の原因が、皆さん自身の罪や欠点によるものではないか、深く探ってみて下さい。そしてもし、何かの特別な理由もなく苦痛や災難が降りかかっているとするならば、皆さんもヨブのように、「彼はわたしを殺すであろう。わたしは絶望だ。しかしなおわたしはわたしの道を彼の前に守り抜こう」(ヨブ13:15)と告白することによって、皆さんを試みて、神様に対する疑いや不満を起こさせようとしているサタンの挑戦を退けてください。
絶望から希望へ 第11回
彼らは福音を知っているのでしょうか。もちろん分かっています。戒めを知っていますか。もちろん知っています。戒めに従わなければいけないことを知っていますか。はい、知っています。彼らは主の御旨に従って生きなければいけないことを分かっています。ではその可能性はありますか?それが出来ないこと、これが問題なのです。その人の姿が『ローマ人への手紙』7章の姿です。戒めに従うことを願うけれども実行できないので、そこに留まっている人の姿です。
ではここに、イエス様と出会いたいと思わない人いますか?イエス様が再び来られる時、その栄光のみ姿に出会いたくないと思う人はいますか?天のみ国に行きたくないという人いますか。神様の戒めをすべて守り、やがて来られる主から「忠誠を尽くした者よ、よくやった」、というみ声を聞きたくない人いますか。
しかし私たちの大きな問題は、しようとしてもできないことなのです。善を願っているのに悪を行っています。上手にしようと一生懸命努力していても、それがうまくいきません。心を尽くして努力していながら、肉が弱いから出来ないとあきらめています。心は戒めに従っていきたいと、その願いを持って毎日、毎回、力を絞りますが、毎日倒れて、毎回失敗が重なります。