四角いお皿やお盆を彫るのは、最初から直線が出ているので形を整えるのにそれほど気を使いません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/96/73c96ecda568ef9bee657dd6860e7d16.png?1593841863)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/35/1fcad81ff8eb94c3495fc47dbf063256.png?1593841929)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f1/8ad31e25d248abfe689f2b4eba0c3636.png?1593842019)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ab/aaf42b4ebeab46a87d7954532e220f3b.png?1593842805)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/6c/113e44e98f65118545e05624d670a57f.png?1593842918)
真ん丸いお皿やお盆を彫る場合、轆轤(ロクロ)があればいいのですが、鑿(ノミ)と鑢(ヤスリ)だけでキレイな円を出すのは大変苦労します。
そこで、楕円形の細長い菓子盆を彫ることにしました。
私の場合、まず最初に、つくろうとする器のサイズに合った板材を準備し、その表面・側面・裏面に鉛筆でおおよその平面図と断面図を書きます。
この時、どんなふうに年輪が出てくるか考えますが、なかなか予定通りに行かないところに面白さもあります。
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彫るのは器の内面から行います。
彫り過ぎないように用心しながら、かつ左右対称に彫り進めていきます。
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外面も内面同様、慎重に彫り進めていきます。
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ある程度、器の全体像が現れたら、器の厚みやカーブの具合を確認しながら最終的な仕上げを行います。
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表面は、鑿の彫り痕をわざと残したり紙ヤスリを入念にかけて滑らかにしたりする場合があります。
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思っていた以上に綺麗な年輪が出てきたときは、ついニヤけてしまいます。
この菓子盆、しばらくは我が家で使っていましたが、今は娘が使ってくれています。