TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

我が青春の山<若杉〜三郡〜宝満 縦走>

2020-12-28 16:27:00 | 山行
私が本格的に山に登るようになったのは大学1年の秋からです。

中・高と球技関係の部活動をやっていたのですが、私の従兄弟がたまに会った時に聞かせてくれる山の話に惹かれ、大学では登山ができるW.V(ワンダーフォーゲル)部に入部したのです。

山岳部かW.V部かずいぶんと迷い、実際に入部したのは夏が過ぎてからでした。

他の新入生は春に入部し、夏合宿も経験していたので自分としては少し出遅れた感じと同時に馴染むまでの居心地の悪さも感じていたのでした。


私が入部した時期が、ちょうど秋のパート別ワンデリング(秋のパーワン)前で、私もいくつか出されていた計画に加わるように勧められました。

私は、1年生(S永、H田、T福)だけでパートを組んでいた3人から誘われ、それに加わらせてもらったのでした。




私はまだ登山靴も持っておらず、ユニフォームやニッカズボンもありませんでした。

そんな右も左も分からない時に登った最初の山が若杉山〜三郡山〜宝満山の縦走でした。

先輩もおらず1年生だけの打ち解けた雰囲気で、山仲間としての繋がりができた貴重な山行になったと思っています。

何と、この2年後の秋のパーワンで、H田とT福それに私の3人で穂高連峰〜槍ヶ岳の縦走を実現させるのです。

尚、その時の様子は『我が青春の山<穂高〜槍 縦走>前編・後編』に詳しく載せていますので、よければ覗いてみてください。

篠栗から入り若杉山に到着した辺りまでは順調だったように記憶しています。

縦走の途中から雨に降られ、運動靴だった私はぬかるみに足を取られずいぶん苦労しました。

それでも皆んなに迷惑はかけるまいと、ガスの中をただ下だけ見ながら黙々と歩きました。

宝満山は太宰府の裏山と言った感じで、夜になると福岡市の夜景が手に取るように見えます。

夕飯を終え、割れないよう寝袋に巻いて持ってきたウイスキーを飲んだ1年生4人組は、調子に乗って山頂の岩場から福岡の夜景を堪能したのでした。

しかし、その岩場を降りる段になりH田が足を滑らせ滑落寸前に!

幸いな事に、先行していたガタイのいいT福がガッチリと受け止めて事無きを得たのでした。


宝満山の麓に竈門神社があります。

「千と千尋の神隠し」を抜き興行収入1位になった「鬼滅の刃」の影響もあり、この竈門神社は参拝者が急増したとか… 、

私はどちらかと言うと太宰府天満宮の裏手にある “お石の茶屋” で頂く梅ヶ枝餅の方に惹かれますが… 。