三俣山の「Ⅳ峰」から先は紅葉の世界でした。
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「南峰」では10日前にテント泊した坊ガツルを遥か下方に、その向こう側に紅葉の大船山・北大船山・平治岳を望むことができました。
「南峰」辺りから反対方向から来る登山者とすれ違うことが多くなってきました。
登山道はドウダンツツジやミヤマキリシマが両脇に迫り、すれ違うのも一苦労です。
次第に、すれ違う人をやり過ごすための待ち時間が長くなってきました。
そんな時、会長さんが、
「北峰ばカットして、大鍋で昼飯ば食ぶっバイ!そして、そのまま本峰に行った方が良かごたぁ!(北峰には回らないで、途中から旧噴火口の底の大鍋に降りて昼食を摂りましょう!そして、そのまま反対側の本峰方向に進むのがイイようだ!)」
と、声を上げられたのです。
私は登山道から逸れないように注意をはらうだけでしたが、残された時間や現地の状況を常に総合的に判断されている会長さんの思慮深さと責任感ね強さに驚かされました。
私たちは火口壁の細い道から鍋底(お釜の底)に滑りやすい斜面を5分程下って行くと、周りを壁に囲まれた平坦部に着きました。
その平坦部に立つと、そこは紅葉の観客席に囲まれた劇場のようでした。
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10日前に見た御池を取り囲む眼下の紅葉も感動モノでしたが、鍋底から見上げる紅葉も見事なものでした。
60歳をすぎて初めて経験する紅葉の景色でした。
青空を背景にその見事な景観を、ここまで歩いて来た皆んなで共有できる幸せを感じることができたのでした。
昼食を摂りゆっくりと時間を過ごした私たちは降りてきた道と反対側の斜面を登り、「本峰」を経て再び「西峰」へと戻ってきました。
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そして、登ってきた時には見ることができなかった360度の景観を堪能して下山したのでした。
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