TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

吉野桜リベンジの旅へ【その⑦】

2022-04-15 15:31:00 | 旅行
4月11日(月)

今日のお昼用はおにぎりにしようと思い、昨晩のうちに飯盒で米を炊いていました。


飯盒(メルカリで入手したモノ)で炊くのは初めてでしたが、コッフェルで炊く時と同じ要領でやったら上手く炊けていました。

飯盒ごとタオルで包み、シュラフ(寝袋)に入れてカイロ代りに使いました。

お陰で朝まで足も冷えず、ご飯もまだ温かさを保っていました。

今回の旅ではコンロ(バーナー)を2個持参したので、お湯を沸かしながら目玉焼きなどのフライパン料理も同時にやれたので助かりました。


上のコンロは火力は強いのですがズッシリと重いのが難点です。


これ(メルカリで入手)は軽くてコンパクトなので、テント泊の山行に使えます。火力も問題ナシでした。


今回の旅で、朝起きてまずやりたかったのは…


川のせせらぎと鳥の声を聴きながらのコーヒータイムです。

贅沢な時間でした。

今日は11時までにチェックアウトすればいいので、午前中はココでユックリと過ごします。

家からクーラーボックスに入れて持ってきたトマトやキュウリ、卵やハム、チーズ、、バター、ジャムを全て使い切ります。


そうそう、パンも持ってきてました。


朝食にしてはなかなかのボリュームでした。


昼食は巨大なおにぎり3個!


洗い物を済ませたらテントの撤収に入ります。


私のテントサイトは… 、コレでした。


楽しかったボッチキャンプだっただけに、ココを離れるのが寂しくなりました。

ちょうど11時にオートキャンプ場をあとにしました。

  …せっかく奈良までやって来たので、もう少し寄り道してから帰りましょう!













吉野桜リベンジの旅へ【その⑥】

2022-04-14 20:49:00 | 旅行
4月10日(日)午後

早朝6時から吉野桜を満喫し、奥千本まで足を伸ばし、それから下って上千本と中千本の桜の森を彷徨いました。

11時頃には愛車を停めていた駐車場に戻り、人が溢れた吉野山を後にしました。

このままオートキャンプ場に向かっても、まだチェクインできる時間ではありません。

『せっかく時間ができたので、橿原市か明日香村辺りを回ってみようかな… 』

『それとも、明日行くつもりだった御所市にある酒蔵を今日のうちに覗いてみようかな… 』


3年前に出会った奈良の酒『風の森』の虜になった私は、躊躇なく油長酒造に向けて愛車を走らせていました。

ナビの言う通りに、離合も難しい細い路地を右に行ったり左に行ったりしていると、杉玉が下がる趣ある建物に辿り着きました。




屋敷の敷地に植えられた松の古木が土塀の上をうねり歴史を感じます。

この酒蔵では酒販売は行われてはおらず、近所の酒店に愛車を停めて念願の『森の風』を手に入れたのでした。

クール宅急便で自宅へ送ることも考えたのですが、送料を節約すれば1本購入できるので持参したクーラーバッグに4本の4合瓶を詰めて持ち帰りました。

要冷蔵の酒を冷やすために途中のスーパーで氷と半額セールになった夕飯用の豚肉を購入し、今夜泊まるオートキャンプ場へと向かったのです。

午後1時にはオートキャンプ場に着きました。


全てが順調すぎるくらいに順調です。

受付を済ませ、ゆっくりとタープとテントを設営します。





ココはサウナも利用でき、近くに温泉もあります。

今夜のお宿もできあがったので、近所の温泉に浸かりに行くことにしました。

温泉に入るのはコロナ禍が始まって初めてのことでした。



久しぶりの温泉に身体中が痺れました。

『寝不足のせいかもしれませんが… 』


夕飯は、家から持ってきた鯖缶とハムとアスパラ、トマト、カップ麺、それにスーパーで買った豚肉です。



夕飯を作りながら鯖缶をツマミに日本酒を頂きます。

豚肉は塩コショウし、サラダオイルで炒めて最後に朝食用に持ってきたマーマレードを加えました。


コレは思ってた以上に絶品でした。

 

ハムとアスパラも炒め、チーズも添えました。

自然の中での食事は、それだけでご馳走様です。

薪を買うのが勿体無くて、河原で流木を集めて焚き火です。

『あぁー、私だけこんなに幸せでイイのでしょうか… 』

もう、目が覚めているのか夢見ているのか自分でも分からないくらいでした。














吉野桜リベンジの旅へ【その⑤】

2022-04-13 17:48:00 | 旅行
4月10日(日)

仮眠もとれずに夜中に愛車を走らせました。

それが幸いして、吉野上千本近くにある駐車場に車を停めることができたのでした。

3年前に訪れた時には枝垂れ桜だけが咲いていた場所が、今回は山全体が桜・桜・桜です!

半月前から吉野山のライブカメラと睨めっこし続けた努力が報われました!

私の気持ちは高揚しているので、睡眠をとれていない疲労感は全く感じませんでした。

また、計画では2時間以上かかる裏道を歩いて登ってくるつもりでいたので、それをしなくてよくなった分吉野山全体を歩き回ろうと決心したのです。

朝の6時から、奥千本に通じる登り坂を一歩一歩自分の足で登って行きました。


周りはどこを見ても桜ばかり!



少し歩いては足を止めスマホのシャッターを押してしまいます。



案内図を見ながら、上千本の花矢倉展望台、吉野水分神社、高城山展望台を通り奥千本にある金峯神社、義経隠れ塔、西行庵、苔清水も訪ねました。









さすがに奥千本の桜は開花が始まったばかりでしたが、それはそれで趣があり、訪れる人も少ない見晴台のベンチに腰掛け、飯塚のTさんから差し入れしてもらったパンをありがたく頂きました。

金峯神社からは、登ってきた道を引き返します。

行きと違って帰りは沢山の人が登ってきていました。

吉野水分神社辺りから脇道(金峯奥駆道)に入ると、そこは桜の森の中でした。





360度、右も左も上も下も満開の桜に包まれています。

まるで天国か極楽浄土に来たみたいな不思議な気分になりました。



『コレは夢か?… 』

『夜は眠れず、運転しつづけたので幻でも見ているのでは?… 』

私は、飯塚のTさんにパンを食べている写真と一緒に、満開の吉野桜の写真をお礼の言葉を添えてLINEしたのでした。


3年前に観ることができなかった桜の光景を、今回は十二分に堪能できた吉野桜でした。

でも、この時点でまだ午前10時頃です…

さて、午後は何をしましょうか???










吉野桜リベンジの旅へ【その④】

2022-04-12 15:01:00 | 旅行
夜中の1時過ぎに、無事、半放浪の旅から戻ってきました。

旅先ではなかなかブログの更新ができず、ちょくちょく訪問してくださる皆様の中には、60を過ぎた “年寄りの冒険” に対して心配されていた方もいらっしゃったのではないかと… 。

何とか我が家に辿り着いたことをここにご報告させて頂き、旅の続きに戻ります。


飯塚でおよそ2年振りに友との再会を果たし、近くのインターから高速に入り大阪方面へと愛車を走らせました。

約3時間で広島の先にある小谷SAで小休止を兼ね、家から持ってきたおにぎりを食べて夕飯としました。


更に3時間ほど走り、神戸の手前の三木SAまでやって来ました。


三木SAは広くて設備が整っているので安心して車中泊できると考えたのです。

後部座席の背もたれを倒し、運転席との隙間にはお手製の支えの棚で寝床を整えます。

目隠しのカーテンも取り付け、リヤウインドウには段ボールで目張りをして完璧です。



これでグッスリと眠りにつけると思っていたのですが… 。

かなりの台数の大型トラックがそこら中でエンジンをかけたまま駐車していたのです。

おそらく仮眠中なのでしょう。

我が家も宅配便をよく利用しているので、長距離トラックの運転手さんには感謝していますが、数十台の大型トラックが一斉にエンジンをかけた中で眠りにつくことは私には無理でした。

駐車する場所を移動したりしましたが、どうやっても眠れません。

仕方なく、夜中の3時頃に三木SAを後にして一気に吉野山に向かうことにしたのです。

長い時間高速を走って短時間の仮眠もとれなかったことは辛いことでしたが、結果的にはこの選択が今回の旅の決め手になりました。


三木SAから吉野山まで約2時間半です。

空が白みかけた頃には吉野山の近くまで来ていました。

時間に余裕ができたのでこの日泊まるオートキャンプ場の場所も確認できました。



また、車や人で混雑する吉野山へは、本来の玄関口である吉野神宮方面からではなく、山の裏から歩いてアプローチするつもりでいました。

その山道(大変な悪路で、車もやっと通れるくらいに狭く、もし対向車が来ていたら万事休すのクネクネ道でした)を下見的に車で走ってみる時間の余裕もあったのです。

あわよくば、吉野山の上の方にある駐車場に停めることができれば2時間以上の歩きが無くなりかなり楽になります。

快晴の中、6時には上千本(吉野桜は標高の低い下千本から次第に標高を上げながら中千本、上千本、奥千本へと桜の開花が移っていきます)近くにある駐車場まで辿り着きました。

幸いにもそこの駐車場は空いていたのです。

『超ラッキー!!!』


天気も快晴、桜も満開です。


こんなにトントン拍子に “吉野桜リベンジ旅” が進んでイイのでしょうか…

小心者の私は、
『何か大きなドンデン返しがあるのでは』と、逆に不安になりました。











吉野桜リベンジの旅へ【その③】

2022-04-11 04:08:00 | 旅行
4月9日(土)快晴

連れ合いと孫を連れてきていた娘に見送られ、ほぼ予定通りの午後3時に我が家を出発。

飯塚までは有料道路を使わずに1時間20分。

待ち合わせ場所の飯塚駅前には学生時代のワンゲル(ワンダーフォーゲル部)仲間で、昨年末にコロナ禍のベトナムから命からがら脱出してきたTさんが待っててくれました。

感激のあまり私は車の中から手を振ってしまいました。

Tさんも私の車に気付き、ニコニコ笑いながら手を振っています。

前回Tさんと会ったのは、コロナ禍前の1月に一時帰国の折ですから2年振りの再会です。

いい色に日焼けしたTさんの顔は元気そうです。

毎日散歩したり、最近は自転車で遠出したりしているからでしょう。

今回の吉野桜を観に行く旅は、Tさんと一緒に行きたいと私が勝手に心に決め、一度誘っていたのです。

でも、Tさんの考えは私よりも遥かに深かいものがありました… 

奥様をはじめとする家族への気遣いから、 “今のコロナ感染が高止まりしている状況下での旅は控えたい” と、私の誘いを丁重に断られていたのでした。

当然と言えば当然の判断です。

『Tさんを苦しめるようなことを軽々しく口にしてしまった… 』

と、私は深く反省しました。


そういう経緯がありましたが、2年振りに会うTさんは元気そうで嬉しそうでした。

わずか30分間の再会でしたが楽しい時間となりました。

最後に2人で写真を撮り、ワンゲル仲間のグループLINEにその写真を載せてやりました。

年寄り2人の少し “イタい” 写真ではありましたが…



別れ際、Tさんから焼き立てのパンの差入れまで頂きました。

「また会いましょう!」

と、お互い笑顔で手を振りながら別れたのでした。

飯塚から一番近い高速のインターをめざし私の旅は再開します。

この日の予定は兵庫県辺りのSAです。


さて、どうなりますか…