TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

東生垣の改修に手を着ける…<その⑤>

2022-11-20 17:07:00 | メンテナンス
固い岩との6日間の格闘が終わりました。

次は、柊木(正確には柊木の根っこ)との格闘が始まります。

私のブログを訪問してくださる皆様には、このところ石垣やコンクリートブロックの似た様な写真ばかりを見せられ、辟易されていることと思います。

今度は柊木の根っこの似た様な写真が出てきますが悪しからず。


30数年間、我が家の “目隠し役 を務め続けた柊木は、限られたスペースの中でその根をビッシリと張り巡らしていたのでした。

試しに、木と木の間の部分にスコップで四角く切目を入れ、表面の土を除いてみました。


毛細血管のように根がビッシリ!

10cm程の厚さにスコップで剥ぎ取ってみたら座布団みたいです。



10cmだけ剥がしただけですから、その下の土の中にも毛細血管のような根っこは続いているのです。

木と木の間の部分でもこんな感じですから、幹の下は太い根が張っていること間違いありません。

柊木本体の掘り出しに取り掛かります。


根気のいる作業です。

『根は見えねぇんだよなぁ 』

などと、相田みつをさんの日めくりカレンダーにあった文章を口ずさみながら粛々と作業を進めて行きました。


四方八方に飛び出した根っこを剪定バサミで切って行くと… 、


こんな感じになりました。

 “髭“ があった時は厳つい強者に見えてたけど、今は毛を刈り終わった羊みたいです… 。










東生垣の改修に手を着ける…<その④>

2022-11-19 10:04:00 | メンテナンス
板塀の柱を立てるための基礎が2つ収まりました。

ここまでするのに4日も費やしています。

 “費やす” と言っても苦労しながらも、そんな時間を楽しんでいるのですが…

平日はほぼ毎日、昼前頃には娘が孫を連れて来るので、孫がやってきたら子守をするために作業は中断せざるを得ないのです。

孫が昼寝をしてくれる時もありますが、石鑿は使えないので、そういう時は柊木を掘り出したりしています。


さて、3個目の基礎を据える場所はどうなっていたのでしょう… 。


シャベルを深く刺しても石に当たる感触はありません。

イイ感じで20cm程掘り下げて行くと… 、


ココでも人知れず裏から石垣を支えている岩がありました。

『この岩は見えない所でシッカリと自分の役割を務めて来たんだなぁ… 、自分もこんな風にやってこれたかなぁ… 』

岩一つ、石コロ一つに教えられる事もあるのだと思いました。


今の段階でコンクリートブロックを置いてみましたが、あと10cmは下げなければ収まりがよくありません。


狭い穴の中で石鑿を使うのは苦労しましたが、穴の底にあった岩を10cm程削りました。


次は3個のコンクリートブロックの基礎がグラグラしないよう固定するために、コンクリートで固めます。

右端の基礎です。


左端の基礎です。


中央部の基礎です。



コンクリートが流れ出ないように囲っている板は、これまでの我が家のメンテナンスで出た廃材を使いました。

コンクリートが固まるまでに少なくとも2日間は触れないので、柊木の撤去する作業に移ります。












東生垣の改修に手を着ける…<その③>

2022-11-17 22:15:00 | メンテナンス
石鑿で石を削っていきます。

石を削るコツも分かってきた気がします。

『ココを叩けばこんな風に石が剥がれる』

みたいな事が段々と分かってくるものです。

1日目(約3時間の作業)の成果はコレ位です。


2日目には1個目の石を削り終えてしまいました。


『虚仮の一念岩をも通す』ですね!



30cmのコンクリートブロックがキチンと収まりました。

2日間かけてやっと板塀の柱を支える基礎が設置できそうです。

柱は3本立てる計画なので、あと2カ所にコンクリートブロックを設定しなければなりません。

シャベルを刺してある場所に真ん中の柱を立てます。



『次は難なくスッポリとコンクリートブロックが収まりますように… 』


『あぁー、石が斜めに埋まってる… 』


頑張りましたが、深さ15cmがやっとです。

この部分に据えるコンクリートブロックは別のタイプに変更することにしました。



この基礎の上には太めの材木の柱を据えることにしたのでした。

残すはあと1カ所です。


この土の下はどうなっているのでしょうか… 、とても気になります… 。















東生垣の改修に手を着ける…<その②>

2022-11-16 18:47:00 | メンテナンス
今回の東生垣の改修は、今まで植えてあった5本の柊木を撤去し、代わりに板塀を設置したいと考えています。

板塀は、2年前に我が家の南側に拵えた板塀と同じような構造です。



あの時は2列の塀を前後に少しだけずらして設置しましたが、今回はスペースに余裕が無いのでシンプルに1列です。

板塀の基礎は、葡萄棚の支柱を立てるときに使った穴の開いたコンクリートブロックです。



大まかな構想はもっていますが、細かな部分は作りながら考えるので途中で変更も有りなのが “自分流 です。

柊木を一挙に掘り出したいのですが、最初に全部抜いてしまうと家の中が丸見えになってしまいます。



先ずは板塀の柱を立てるためのコンクリートブロックを設置することにしました。

石垣の内側に設置するので、多少は石を削る事になるでしょう… 、イヤ、絶対にそうなるでしょう!


『ほーら、言った通りでした… 😮‍💨』


コンクリートブロックの形に合わせて石を削っていきました。














東生垣の改修に手を着ける…<その①>

2022-11-15 20:56:00 | 
私はもう脱殻ではありません。

40数年来の夢を叶え、一時期脱殻のようになってしまいましたが立ち直りました。

山岳会からの山へのお誘いで、10月は立て続けに山に足を運びました。

どの山行も40数年振りのコースや山域で、ジックリと自分の人生を振り返るきっかけになりました。

また、我が家を建てた数年後に父が植えた西生垣の柊木を1本だけですが彫り出し、そこに蜜柑の苗木を植えたりしているうち、次第にいつもの私のペースに戻ることができたみたいです。

そんな事をしているうちに、同じく柊木を植えている東生垣の改修に着手しようという気力が湧いてきたのでした。

この東生垣の柊木も父が植えたものです。



ブロックと石垣の間の狭いスペースに5本の柊木が植えてあり30数年経った現在、根が張って石垣にヒビが目立つようになっていました。

一番端の柊木は、その北側にある東花壇にまで根を伸ばしてしまう有様です。



柊木の葉には鋭い棘があり、剪定をする時も腕や指先、時には頬に触れて痛い思いをします。

そんな鋭い棘をもつ柊木だから、「魔除け」になると聞いたことがあります。

性も強く気がつくと枝は伸び放題になってしまい、剪定するとその枝葉の処理が大変でした。

町指定のゴミ袋にはなかなか収まらないので、愛車に積んでゴミ処理場に直接搬入していたのです。

前々回のブログで、柊木を1本彫り出したことを書いたのですが、掘り出して初めて “やればできる という変な自信が湧いてきたのでした。

さて、今回は5本の柊木… 、



なかなか手強そうです…