お爺さんは山へ柴刈りに

東鳩会の開催概況

同じ釜の飯を食った仲間・・・蔵王ダム建設40年の集い

2009年10月12日 16時18分53秒 | Weblog
 蔵王ダム建設40周年の集いは平成21年10月10日(土)11日(日)両日にわたり、山粧う山形県赤倉温泉みどりや旅館で開かれました。36名の仲間のうち13名が元気な顔を持ち寄ります。

 私は真室川時代からたびたびみどりや旅館にお世話になっていますので、思わず「ただいま!」と玄関をくぐります。温泉特有のあの香りが鼻をくすぐりながら迎えてくれます。今夜ここに泊まり一盞を傾けると思うと、思わず喉がゴクリと鳴ります。

 まずは取り敢えず記念の集合写真を撮ります。上に40年の文字がなければ堂々の若さです。同じ釜の飯を食べたのですが、他人より多く食べた人がいるようです。

 ヤハギ君が進行を担当し、開催までの経緯を説明します。そして残念ながらここに参加できなかった鬼籍に入った7名の方々に黙祷をささげます。

 発起人を代表してシゲチャンが「蔵王ダムが今なお山形市民に貢献していることを誇りにしよう!」と挨拶をします。開催の労のほか建設当時の記録をしたDVDまで土産に用意され痛みいる次第です。

 モトキさんの音頭で声高らかに乾杯し、10年間の空白を埋めます。皆さん神妙ですが、頭の中では想い出がグルグルと渦巻いていることでしょう。

 ナオチャン!センパイ!は長い間のコンビです。仕事の行き詰まりや上司のお叱りなどをお二人は笑い飛ばしてくれたのです。こういう奇特な方はもう今の職場には見当たりません。人間国宝です。

 トシヨサンとトミサンです。紅一点のトミサンは掃きだめの鶴で職場に潤いを提供します。決して‘切られの与三’ではありませんのでお間違いないように!ビールの注ぎ方もなかなか堂に入ったものでしょう。誰ですかこんな訓練をさせたのは?

 モンテディオ山形の熱烈サポーターのカズオクンです。明日の天皇杯に直行すると言うので鞄の中は応援グッズで一杯です。「俺が行けば5-0で勝つこと間違いなし!」と自信を覗かせます。

 モンテディオ山形の熱烈サポーターもう一人のカズオクンです。「うちのカミサンが勝利の女神?照れるな~」と顔を赤らめ下を向きます。夫婦の仲の良さに勝利の女神が悋気した時は臨機応変に対処願います。決して怒らせてはいけません。

 別室に二次会を用意し、中締めをします。「モトキさん!ホレ二次会さ行ぐべ!」と声を掛けます。「う~ん!暫く振りに旨い酒飲んだな~」とまだまだ未練が残ります。

 ダム無用論が話題になると論談風発します。みどりや旅館当主のセンパイが「増水時には旅館が濁流に曝され命が縮む思いだな!」と訴えます。「積年の思いだよなあ」と小国川穴あきダム建設促進サポーターが気焔を上げます。

 新聞の囲碁欄で名前を馳せるナコチャンとカズオクンが話をしています。私は聞き耳を立てたのですが、耳が遠くなったのか聞こえません。この穏やかな顔を拝見するところ、楽しい話に間違いないでしょう。

 朝風呂を浴びてすっかりリフレッシュします。私は傍らでアルコール検知器と睨めっこで酒気が抜けるのを待ちます。皆さん別れ難くロビーに躊躇してると思いきや私を待っててくれたのです。‘同じ釜の飯’はいい仲間を育みますが‘同じ徳利の酒’はそれ以上の仲間を育てるようです。
 また元気で再会できる日を楽しみにしております。