平成25年7月15日(月・祝)雨のち曇り、そして晴れかな~。海の日です。雨の上がった頃を見計らい、山形市津金沢の大杉を訪ねました。
ここが入り口です。大杉は津金沢の村社‘熊野神社’の境内にあります。ここに辿り着くまでは人の‘家の前を御免してけらっしゃい’というみたいな所もあり、初めての人は苦労します。
鳥居の扁額には‘熊野神社’と記してあります。
ご婦人方々とすれ違います。「こんにちわ!紫陽花綺麗ですね~」「植えで手入れしてけだ人も亡ぐなてはよう~あっ、今日は村社の陰のお祭りでよ、お神酒とお護符が出るからお参りしてってけらっしゃい!」
由緒書きを見ますと、1844年(弘化元年)頃二つあった大杉の一つを伐ったところ村内に疫病が蔓延したため、‘大杉大明神’の碑を建立して供養したのだそうです。いつの世にも金に目がくらむ人がおるようです。
二つの大杉は雄杉と雌杉で残ったのは雌杉です。いつの世も女性が強いようです。
樹齢1,000年、樹高33メートル、眼通り9.3メートルだそうです。大きいことは好いことです。
階段を登り終えると拝殿が迎えます。座敷では男衆が酒盛りをしています。お賽銭箱の両側にはご婦人がお神酒を前に座っています。参拝を終えると「お神酒をどうぞ!」盃を返すと「はいどうぞ!お護符です」お祭りの感じが伝わります。「日本地下水の桂木さん御存じですか?」私が尋ねます。「知ってますよ。よくここでお会いしましたから~『ここにお参りすっど長生きすっから』と言ってました」仕事の合間よく訪れていたようです。「今日は桂木さんの命日なので私もあやかろうとお参りに来たのよっす」
窮すれば通ずる手水舎の手水鉢は自然の冷蔵庫です。「お神酒冷えてますよう~」8月の本祭りまではいずれにしても足りません。
今日が一周忌、故桂木公平さん(元山形県サッカー協会会長)の面影を偲びに参りましたが、相変わらず逆に激励されたような気がします。
遠くに霞城セントラルを望みます。時の流れの速さを痛感しながら、帰路に着きます。