明日が控訴期限となっている、小沢さんに対する刑事裁判は、検事役の指定弁護士が控訴を決めたため、今後も続くことが決まった。最高裁判所までやるなら、何年もかかるだろうから、その間は大きなことは出来なくなるだろう。東京高裁の担当裁判官が誰になるかで、裁判の結果が決まるといっても、過言ではないだろう。 . . . 本文を読む
本書の副題は、「小説 巨大経済新聞」とあるとおり、ある経済新聞をモデルとしている小説となっているのが、本書である。
上巻は、バブル経済が弾けた後の、大手証券会社による大会社などの特定投資家に対する損失補填問題、大手銀行によるイトセン巨額の貸し出しの処理問題、そのイトセン事件の刑事裁判で突如で出てきたある経済新聞記者の1000万円受領疑惑(公判では冒頭陳述から削除されるという異例の展開となった)など . . . 本文を読む
本書は、ミルトン・フリードマンシカゴ大学教授が唱えた政策(本書では「ショック・ドクトリン」と呼ぶ。)が実際に適用された国々、チリ、アルゼンチン、ボリビア、イギリス、ポーランド、南アフリカ、ロシア、中国の例をあげて、批判している。
極端な経済自由化が進められて、失業率や物価が上昇する一方、社会福祉サービスは縮小ないしは廃止となり、市民生活は厳しい状態に追い込まれる。また、民営化の名のもとに、重要な国 . . . 本文を読む
本書のあらすじは次の通り。
39歳の主人公広岡厳太郎が第一物産で将来を期待された課長から、父広岡俊により強引に大日本生命保険会社の将来の社長候補として移籍させられた。
移籍後に、同生命保険会社の取締役となるが、保険会社を知るためにある支店長を1年数ヶ月勤めたり、当時生命業界初の法人営業部を創設したりして、数々の成績を上げたが、過度の仕事がアダとなり、入退院を繰り返した後、44歳の若さで亡くなってし . . . 本文を読む
「シリーズ中国近現代史」の三冊目である本書は、1925年から1945年までの間が対象となっている。
孫文が1925年3月に亡くなった後、蔣介石率いる国民党か、毛沢東や周恩来などの中国共産党のいずれが、中国を治めるのかが、この時期の重要な点である。
いずれの党にとっても状況を困難にしたのが、日本軍の存在であった。1928年4月に第二次山東出兵、同年5月済南事変、そして1931年の満州事 . . . 本文を読む