奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

窓の計画とサイズ、方位とバランスの設計デザイン、暮らしの環境を整えるように景色だけでは無くて環境を考慮しつつ居心地へ反映する家の全体構成による窓の計画性。

2021年08月19日 | 家 住まい 間取り プラン

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※玄関ホールに明るさと風景と風の流れを持ち込む計画でデザインの趣を調整した窓の設計実例

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる。

 

注文住宅の間取りを考えている際に

検討すべき範囲、

どこにどんな窓を設置するべきか?。

 

注文住宅を建てる計画時に

間取りの検討は勿論ですが、

その間取りに対して

どの位置のどんな方角で

どんな壁の状態、どんな部屋構成に対して

窓を検討するべきか・・・・・。

 

完成して住み続ける時に

家の雰囲気を大きく左右する窓の存在。

 

一言で窓の位置といっても、

窓の個数や高さなど、

決めるべきことはたくさんあります。

 

その中で、

今回は窓を設置する方角、

特に北側の窓の魅力についても検討は大切。

 

東西南北それぞれの窓には、

日差しがたくさん入って来る

そんな時間帯があります。

 

東向きの窓だと、

太陽が昇ってくるタイミングから

10時ごろまでの間は、

日差しが多く差し込みます。

 

同様に、南向きの窓は、

真昼の時間帯、

西向きの窓だったら、

夕方の時間帯にたくさんの日差しが入ってきます。

 

夕日も綺麗ですしね・・・・・。

 

では北側は?

勿論他の窓に関しても

ロケーション問題もありますが

基本的に北側の窓の特徴として、

直射日光ではないため、

強い光ではないものの、

1日を通して安定して

日差しが入ってくるという特徴があります。

 

そのため時間帯によって、

ウインドートリートメント類である

カーテンやブラインド等を

開けたり閉めたりする

という手間を省くことができます。

 

この北側の窓特有のメリットを活かして、

間取りや暮らしの計画の際に

北側に仕事部屋や書斎を持ってくると、

家時間の増えている現在においては

日中にストレスを少なくした状態で

過ごす時間を得やすくなります。

 

同時に・・・・・。

南側の窓を活用することで

風通しの良い家に近づきます。

 

日中に多くの日差しが差し込んでくることから、

南側に大きな窓を計画したいという方は

多いのではないかと思います。

 

しかし、風通しという観点でみると、

実は南側の窓だけでは、

風通しの良い家と

言うことはできません。

 

窓は1つだけ開ければ良いというものではなく、

2つの窓を開けて、

風の通り道を作ることで初めて、

風通しが良くなります。

 

また、その2つの窓が

風のルートを視野にした位置関係と

圧力差を加味したサイズと窓面の工夫があると

より効果的となります。

 

その意味でも、

北側の窓の存在にはメリットがあります。

 

そして「天窓」トップライトも

設置しやすいという状況。

 

注文住宅では、

開放感のある家にするため、

又は意図的に採光を調整する為に

天窓を設置するケースもあります。

 

しかし、先に書いたように、

東西南は太陽の通り道であるため、

強い直射日光が差し込む時間帯があります。

 

それはそれで良いのですが

室内の仕上げ材に対する痛みと

人に対して生活環境に

意外にも被害が生じます。

 

それに比べて北側は、

直射日光がそれほど極端に

差し込むことが少ないため、

日差しによるストレスを感じることなく、

天窓を設置することが可能です。

 

様々な魅力を持つ、窓の存在を

きちんと計画に盛り込むように・・・・・。

 

ただ単純にそこにある存在としての窓なのか?

それとも「意図」を反映した

それぞれの住まいと暮らしに

設計思想の基本に対して

考慮されつくし窓の計画なのか?

 

それによって

暮らしの充実度も変わりますよ。

 

住宅計画での

思考の範囲は

暮らし全体に・・・・・。

 

ご相談、面談のご希望は

ホームページ「お問い合わせ」から。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

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http://www.y-kenchiku.jp/

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