奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家を建てる、家をリフォームする際に考えておきたい窓の存在と計画性、過ごし方や居心地に作用する空間提案と間取りに取り入れる工夫での違い、風景の眺め方も窓の選択肢も大きく変わります。

2023年12月13日 | 家 住まい 間取り プラン

 

家で過ごす時間の事。

窓の外を眺める時間はありますか?。

※幅の広いテラス窓を設けて中庭を開放的に眺める窓の配置で和室とも繋がる部屋のような回廊の提案

 

平面的に

同じ形状の間取りでも

空間の豊かさを感じる家と

単に実用的な部屋が集まっただけの

間取りになっている家の差が

生まれる事があります。

 

その違いはどこにあるのか?。

※扇型のモダンな窓を配置して見える角度によって中庭の変化を楽しむ空間を提案

 

室内の空間は

何からできているかというと、

基本的には

床・壁・天井・窓からの構成です。

 

壁紙をどうするか、

照明をどうするか、

ということは

どちらかというと

整理する為の装飾であって、

その前に、

空間を構成する要素を

どう組み合わせて

つくりあげるのか

ということで

空間の豊かさは

決まってきます。

 

建築とインテリアコーディネートの

根本的な違いですね。

 

その中でも窓の存在、

これをどのような意図で選択して

配置して家の間取りを

計画するのかという影響が

質にも大きく関係してきます。

 

ここから出入りするから

掃き出し窓(テラス窓)をつくる、

ここはトイレだから小さめの窓にする、

ということではなくて。

 

窓は外と内を繋げるもの。

内側である空間に

外側をどのように取り入れるべきなのか、

そこからイメージする必要があると

いつも考えています。

 

大きな掃き出し窓(テラス窓)をつくっても

外からの視線を隠すために

一日中カーテンやシャッターが

閉まっているような

状態になるのであるのなら、

視線が入らないところに

空や風景を取り込むような

工夫をデザインして

開放的な空間を呼び込む

窓をつくるとか・・・・・。

 

外が見えるといっても

隣の家の壁、

という事であれば、

眺めたい風景をつくるように

中庭のような空間や

植栽を配置して

光庭をつくるとか。

 

特別に眺望がよい場所

じゃなくても、

家の中から眺めるどこかには

空を眺める窓があると

何気ない風景に

目を奪われて

心がほっとするような

時間が生まれたりもします。

 

単に見た目のカッコよさで

細長い窓にする

とかじゃなくて

外観的なイメージも連動しつつ

外がどのように見える事で

どのような時間や

気持ちが生まれるのか?

想像力を働かせながら・・・・・。

 

風景や居心地は

勿論好みが色々とあるかと思います。

その中でどのような

豊な時間をつくる工夫を

存在させるのかという事。

 

それぞれの暮らしの価値観に応じた

そういう時間が

日常にあるだけで

心が穏やかになるかと思います。

 

過ごし方にどのような風景を

イメージしますか?

 

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平屋建ての家だから生まれる環境と暮らし方の優位性を大切に、過ごす価値観やライフスタイルと家の計画性を丁寧に、家を建てる際には様々な特徴と暮らしの価値観を繋ぐように。

2023年12月13日 | 家 住まい 間取り プラン

 

 

平屋の魅力をイメージして

間取りを考える。

※外観イメージ図・過去実例

 

ワンフロアしかない

平屋ならではの魅力。

 

1階建ての家である平屋。

※間取り図鳥観図・イメージ提案実例

 

2階がないからこその

魅力がたくさんあります。

 

※内観パース・イメージ提案実例

 

生活動線の効率が良いという事。

ワンフロアで

生活が完結するため、

生活動線が効率良くなります。

 

なかでも、

後々移動が大変になる

階段での移動も大きいところ。

 

生活スタイルの変化に

柔軟に対応できる平屋は、

高齢者や子どもにとっても

生活しやすい家になりやすいです。

 

平屋なら将来的には

空き部屋も活用しやすくなるので、

将来子どもが巣立って

2階の子ども部屋が

余っているという事態も

回避できやすくなります。

 

家の形をある程度自由に。

2階がないことで、

構造面での負担について

L字型やコの字型、

ロの字型といった形が

実現できやすくなります。

 

庭を囲むような形もとりやすくなるので、

生活のすぐそばで

庭から生まれる自然を

感じやすくなるのも魅力です。

 

さらに、天井を高くする事

屋根を大きくして

個性的な外観にする、

といったイメージも実現しやすくなります。

 

平屋建て住宅を建てる際

魅力あふれる可能性は

高くなりますが、

建てるときにいくつか

考慮しておきたい

ポイントがあります。

 

きちんと考えると

過ごしやすい家になるのですが、

思っていたより住みにくかった

とならないよう、

以下の点に注意してみてください。

 

平屋を建てられる土地。

平屋で快適に生活するには、

ある程度の土地を

確保しておくべきです。

 

法律での規制となる

土地の「建ぺい率」。

 

建ぺい率とは、

土地の広さに対する

建築面積の割合です。

例えば、80坪の土地で

建ぺい率が50%の土地の場合、

家の建築面積は40坪以内となります。

 

つまり、

ある程度の自由はありつつも

土地の使い勝手のほかに

土地の広さと建ぺい率が

居住面積をカバーできるかどうかを

考慮する必要があります。

 

光や風を取り込む工夫。

平屋を建てる際に気をつけたいのが、

採光と風通しです。

平屋は二階建てと比べると

普通の計画ですと

高さがそれほど無いため、

周辺に高い建物があると暗くなりがちに。

 

環境によっては

風通しも悪くなります。

 

そのため、

土地探しの段階、

土地を選定する際には

周辺の状況を二階建て以上に

確認してください。

 

また、天窓を設ける

庭を取り囲むような

形にするといった工夫を施す場合でも

室内からの雰囲気や屋根のカタチ

天窓のサイズや性能、向きによって

室内環境のほかに外観も変化するので

バランスのよいセンスが必要です。

 

この他にも平屋には平屋独特の

注意点がありますから

実情をよく把握して

イメージする事が大切。

 

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