奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らし方の趣と働き方の多様性を暮らしと一体化する際に間取りで考える環境整備の在り方と提案設計デザインの方向性を丁寧に、仕事の空間と暮らしの空間をいかに区分し融合するべきか。

2023年03月17日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※一階既存状態での平面間取り図

 

 

※一階リノベーション後のワークスペースのある暮らしの間取り提案(DK・リビング)を階段で分割・暮らしのシーンを程よくゾーン化した提案事例

 

 

※二階既存状態での平面間取り図

 

※二階リノベーション後の将来床増設も含んだ吹き抜けのあるフリールームのある暮らしの間取り提案

 

 

新型コロナウイルスによる社会全体の変化から

リモートやテレワークが広がり

それぞれの住まいでも

昔に一般的になったSOHO住宅のような

考え方も特別ではなくなりました。

 

そういうこともあり住まいの打ち合わせの際には

リモートの予定も含んだ計画も

普通の会話の中に違和感なく・・・・・・。

 

テレワーク・リモートなどに適した家づくりにつて

少しだけ書いてみようかと思います。

 

テレワーク・リモートワークが

しやすい家づくりにするためには、

仕事がしやすい環境であることはもちろん、

家事や家時間との両立が

しやすいかどうかも考える必要があります。

 

リモートワーク・テレワークが

やりやすい部屋であり間取りとは・・・・・・・。

 

テレワーク・リモートワークをする時には、

基本的には自宅に仕事用のスペースを

設ける事が基本的に

必要にはなります。

 

しかし、ひとりひとりの生活や

住環境によって

適した仕事用のスペースは違いますよね。

 

先ずは、個室を仕事部屋にすること。

仕事中はとにかく

集中したいという方は

個室を仕事部屋にというのが一番単純な方法です。

 

食事、睡眠、

仕事をするときのスペースは

それぞれ分けられているのが理想です。

 

そうすることで、

テレワーク・リモートワークで

家にいることが多くても、

メリハリのある生活習慣が実現しやすくなります。

 

勿論、気持ちの切り替えは重要です。

 

また、他の人に聞かれてはいけない

オンライン会議の内容を

外に漏らさないだけでなく、

家族の話し声や生活音も

気にせずに作業ができますよね。

 

新築やリフォームの際は、

仕事用の専用の

個室を作ることを検討してもいいかもしれません。

 

次は、半個室の部屋を計画して

仕事部屋にすること。

 

部屋の一角や階段下のスペースに

デスクを置いたりカウンターを用意して、

周りに仕切りを設置し

半個室のようなスペースを計画する方法も可能です。

 

専用個室を利用するのと比べると

周りの音が聞こえてしまいますが、

仕事用スペースとして

十分に利用できます。

 

個室を用意するのが難しい場合は、

検討手段のひとつにはなります。

 

その次に、考え方として

ロフト的なスペースや

スキップフロアを利用することです。

 

スキップフロアとは同じ階の中で、

床に高低差がある場所のことです。

 

ロフトやスキップフロアが家にある場合は、

高さの違いを利用して、

そこを仕事場にするということも

検討が可能かと思います。

 

既存の再利用といったところですが、

リフォームや新築の際も

使い方として「余白」もできやすので

最適なケースとなる場合もあります。

 

空間が完全に仕切られてはいませんが、

縦方向に段差があるため、

その部屋に入ることで、

心理的にオンとオフの切り替えが

しやすくもなります。

 

また、家族の気配を感じやすいため、

仕事をしながら家事をしたり

子供の世話をしたりする必要がある場合には

一番最適な手段かも知れません。

 

あともうひとつ・・・・・。

共用スペースに

仕事用スペースを計画するという方法です。

 

廊下やホールの一部を部屋として使えるような構成として

一角にデスクを置いたりカウンターをつくり、

仕切りはせずに仕事用スペースとして利用します。

 

この方法なら、

家事をしているときの

ちょっとした合間に仕事を進めやすくもなります。

 

暮らし方や現状の置かれている状況により

良い計画の方向性と最適解は

それぞれ異なるのですが

家の中に仕事場・・・・・・・。

という考え方にそのような手法を

どんな意図をもって計画するのか?

というところが一番大切。

 

勿論屋外に余裕があれば

タイニーハウスのように「小部屋」や

昔ながらの「離れ」という考え方も・・・・・・。

 

それぞれの状況で

間取りと暮らしに最適解を。

 

プラン・間取りは、

暮らしや働き方をそこにデザインする事が重要。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

◼️設計デザインの問い合わせ
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やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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