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※納戸・ウォ-クインクローゼット実例
一日の過ごし方と収納計画のイメージ。
住まいの設計で住宅の間取りを考える前に
見直しや考え方の整理を
しっかりとしておきたい収納スペースの計画。
先ずは生活スタイルの見つめ直しから
スタートすることが大切ですからね。
単純に「間取り」を考えて
そこに「平面的に10%から15%」の
収納場所を計画するという
セオリーは出来る限り避けたと考えています。
建売的、規格的な計画ではなく、
「暮らしに寄り添う住まい」として、
各家庭の生活文化もそれぞれなので、
念入りに具体的な話しをし、
希望を聞き、世間話や子育ての話し、
仕事の話しなどもしたりします・・・・。
実はそんな会話から
「計画に必要な要素」が
生まれてきたりするんですよ。
実際の生活そのものを
生活者自身が言葉として発する際には
「意外にそれを理解していない」事が
多かったりします。
実際の暮らしにあてはめて
「余談」を行うことで「重要な要素」が
見えてきたりしますから。
実際に深く考えると
生活とはそういうものなのかも知れません。
話を元に戻すと、
朝起きてから夜寝るまでの行動。
その休日の動きと、
平日の動きを読み解きながら
設計のアイデアを練り磨き上げていきますから。
家の中で「じっとしている」事はなく、
生活しているのだから「屋内空間」での
「移動」が存在しますよね。
人の動きを「動線」と呼んでいますが、
その「動線」を紐解くことで、
「収納」の計画も変わってきます。
使うものは使うところで収納を考える
という観点からです。
実際に大きな物を
収納する場所が必要な場合を除いて、
「使うもの」は「使うところ」でが基本です。
片付けが面倒になる理由の一つに
「収納場所が離れている事」、
「一度収納すると出しにくい」などの理由が
あげられますから。
収納はおおきな場所があれば
それで良いということではなくて、
適切な広さが重要であり、
持ち物の容量と合わせて「大きさ」の
バランスを計画しておくことを視野に
「収納計画」を練ります。
せっかく大きな場所を用意しても、
奥へしまえば手前へどんどん物を置く事によって
奥の物の出し入れがしにくくなるからです。
使って初めて気づく人もいるので、
「集中型となる大きな収納スペース」の
メリットとデメリットを含めて、
初めによく話しておきたい事柄です。
一か所にまとめてしまう収納には、
そういうった落とし穴があるので
気を付けて計画したいところです。
ですので「大きな物」を収納する場所は
位置と物を限定し、
「その他」は分散させる
分離型の使うものは
使うところでの収納とした方が
良いと考えていますよ・・・・・。
家事の時間と一日の過ごし方を考えて。
設計とデザインの価値で、
丁寧な暮らしの心地という
恩恵を感じてみませんか?
質の違いを丁寧に検討して
デザインする事で
家での過ごし方も随分異なりますよ。
空間と機能の一体化と融合の価値基準。
間取りと生活環境で変わる「モノゴト」を
丁寧に考えながら
住まいの設計と暮らしのカタチを
上質に心地からデザインするように。
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