奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

間取りと暮らしの要素を兼ね備えデザインする設計価値、LDKだけではなく、人の暮らし心地を左右するインテリアの要素を丁寧にレイアウトする家具と空間(部屋)提案

2019年07月01日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

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※南港IDC大塚家具ショールーム

 

何も置いていない室内は広く見えるもの。

ところが、いざ手持ちの家具を置いてみると

印象は一変し、「こんなに狭かったっけ?」と

感じることがあるとおもいます。

 

※南港IDC大塚家具ショールーム

 

部屋が広く見えたり、狭く感じたりするのは

視覚効果が大きく影響していますから。

この視覚効果をうまく利用すれば、

逆に考えれば、

実際の部屋(空間認識)面積以上に

広く見せることもできますよね。

※南港IDC大塚家具ショールーム

 

窮屈で落ち着かない部屋で過ごすよりも、

広くて快適な空間でリラックスしたいと考えるケース

またその逆に少し狭い位の方が落ち着くという場合。

※南港IDC大塚家具ショールーム

 

それぞれの価値観でそれらは当然のこと。

 

部屋を出来るだけ広く見せたいと

思う事を考えて住まい手さんとの

間取りの検討が始まります・・・・・。

 

なので、どちらかと言えば、

で部屋をより広く見せる

家具のレイアウト(配置)方法について。

※IDC大塚家具モダンスタイルショップ淀屋橋ショールーム

 

キーワードは、「空間」「目線」「高低差」「色使い」です。

照明器具による灯りや明るさ、

夜の雰囲気や窓の要素も部屋の存在を変化させます。

※IDC大塚家具モダンスタイルショップ淀屋橋ショールーム

 

先の複数の写真にもあるショールームでの

屋外の直接光による「窓の有無の違いによる差」わかりますか?

インテリアにも暮らしにも

空間の要素にも・・・そういう事ですよ。

 

部屋を広く見せるキーワード「空間を有効活用する」

室内に設置する家具の量は、

多すぎると部屋が狭く感じられ、

少なすぎると不安感を覚えます。

 

家具の占有率は、

部屋の床の広さ(床面積)の3分の1が理想とされています。

たとえば、9畳のリビングなら

家具が占める面積は3畳が理想的です。

まず、部屋面積の3分の1を超えない程度で

家具をセレクトする事が大切。

 

せっかくセレクトした家具でも

無秩序に置いてしまうと、

空間に余裕がなくなって圧迫感を覚えます。

 

家具は部屋のあちこちに分散させず、

一辺あるいはコーナーにまとめて設置。

床面をなるべく多く見せるのがコツで、

部屋の中、そして

部屋の外へ向かって、部屋の中へ向かっての動き、

動線が明確になって快適さ、

使い勝手も向上します。

 

そして「目線を意識する」という事。

部屋に入ったときの目線は

奥に向かうのが普通です。

 

このため、正面に見える壁の手前に

本棚やクローゼットといった

背の高い家具を置いてしまうと、

必要以上に部屋が狭く見えてしまいます。

 

背の高い家具は部屋のサイドに置くのが基本。

特に、正面に窓がある場合は

手前に何も置かず、

窓の先に見える景色まで

室内に取り込む事が前提ですよ。

 

また、長方形の家具は、

長辺が奥に向かうように設置すると、

目線が奥に走って広さを実感できます。

 

壁や床の木目、部屋の方向も

それらを出来る限り意識したうえで

奥に向かうように・・・・・。

 

 

「高低差を利用する」というのは、

目の錯覚を利用して部屋を

広く見せることも出来るという事です。

 

この場合の錯覚とは、

「同じ大きさのものでも近くにあると大きく、遠くにあると小さい」

と脳が認識することですよ。

 

この錯覚を利用して、

部屋の入り口から見て手前に背の高い家具、

奥に背の低い家具を置けば

ある程度、部屋を広く見せることができます。

 

これから家具を選ぶ段階であれば、

目線より背の低いタイプの家具を選択し、

手前から奥に向かって背の高い順に並べていくと、

より効果的です。

 

「色使いに配慮する」というのは

白はインテリアカラーの中で明度がもっとも高く、

部屋を広く見せるのに役立つ」という事を視野に

バランスを考えていくという事です。

 

家具や家電をこれから買い揃える場合は、

白色系で統一すると部屋がより広く見えます。

 

既存の家具が黒や紺などの場合は、

白い布でカバーする方法もあります。

白色系の家具ばかり並んで単調になってしまったら、

観葉植物などでアクセントを加えると

インテリアが引き立ちますよ。

 

それらはいつもご相談に対応していますよ。

大きくて重い家具や家電は、

いったん配置してしまうと

後で動かすのに大変な手間を要します。

 

このため、間取りや設計デザイン、

家具提案やセレクト、プランニングの

いつも・・・設計のご依頼をいただいた際には

そういったレイアウトの事も視野に

にどんな家具・家電をどこに置くのかを

検討し、暮らしにくさを回避していますよ。

 

インテリアを熟知する事で、

部屋が広く見えるように家具を配置したい、

家具と内装の色調を統一したい、

不足する家具を補うために造作してほしいなど、

あらゆる暮らしの相談について

適切にデザインと設計の価値で

対応していますよ・・・・・。

 

どんな家具を置きたいのか、

その家でどんな暮らしを実現したいのか

それらは、設計デザインの基本となる部分。

 

家と家具、家電は別物ではありませんよ。

外構(庭)もそうですが

一体としてデザイン設計に取り込む事が大切。

 

暮らしの空間デザインは

そういった意識の部分から差が生まれますよ。

 

毎日の暮らしのイメージを

落とし込みつつ、理想だけではなくて

現実の暮らしのイメージを

間取りへと落とし込むことが大事ですよ。

 

場所の価値の理想と現実を

イメージしながら暮らしの価値観を丁寧に。

 

 

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建て主目線+αの提案・・・「明日の暮らしを設計する/建築と住まいとその暮らしを豊かに」

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