日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

じ験載(7) 

2007-11-10 09:12:39 | Weblog
 術後7日目(10月30日、火)
 9:22血圧142/94、体温36.7度。
 9:28薬剤師さんが来て、今後の薬に付いての説明あり。
 10:40(初めてお目にかかる)ドクター回診、「傷はきれいですヨ」とやはり同じ感じで言われて、一安心。
 家内14:40~19:10までいて、洗濯する。
 21:00過ぎに主治医来る。説明あり。

 術後8日目(10月31日、水)
 9:25外来部長回診して処置。
 9:30血圧146/95、体温36.3度。
 9:28薬剤師さんが来て、今後の薬に付いての説明あり。
 10:40(初めてお目にかかる)ドクター回診、「傷はきれいですヨ」とやはり同じ感じで言われて、一安心。
 家内14:40~19:10までいて、20:00過ぎに就寝。
 
 暇なので、テレビをよく見る。女性の品格について、その本の著者が出演していて、黒柳徹子と対談していた。昨日は、生きる上で、「求めない」ことの生き方に付いて取り上げていた。日本人は、近頃、品格の高い人が少なくなった感じがする。品格は、点数に出ない。しかし、人として生きる上で、大切なことだと思う。特に、礼節を尊び、和を大切にしている日本においては。昨今、有名人で品格のない人がブラウン官をにぎあわせている人が多い様な気がするなあ。専門職の人の中にも、品格のない人、確かにいるなあ。自分の姿はなかなか客観的に見れないので、自分も裸の王様にならない様に気を付けよう。
 掃除の(65才過ぎと思われる)おばちゃんと話したら、とても考えさせられた。「・・・もちろん、パートですよ。家にいても何もすることがないから、こんな感じで掃除に来るの、こちらも気分転換になって、とてもいいですヨ。歳とっても、働ける内は、こんな感じでちょっとでも働いた方が自分の為にもいいんで・・・」上品な口調でそう言われる品のある顔立ちをしたそのおばちゃん、正に、人生の生き方の手本だなあと思った。

 術後9日目(11月1日、木)
 9:05血圧140/90、体温36.3度。
 9:50主治医来て、傷口を見て、月曜に退院らしきことを言われる。
 11:45(初めてお目にかかる)ドクター回診、処置。

 午後、気分転換に7階に上がって景色を見ていたら、70過ぎのおじさんがいて、お互いに話をして、面白かった。
 「どちらからですか?」
 「○草から、ここの病院がいいと周りが言うんで、来た」
 「お仕事は?」
 「船乗りだった。高校にも行かず、中学を出て直ぐに仕事をした。40年間、55才まで。退職金が3.000万あって、年金が月に25万も入るんで、それから全く仕事をしなくて、カラオケ行ったり競艇に行ったり魚釣りに行ったりと、遊んでばかり。ビールは、朝から毎日飲んでいる。舟を持っているんで、それでよく釣に行って、釣った魚は、近所に配っている。女房に働かせて、自分の年金は全て自分の遊びで使うんで、バチがあたって、退職後に糖尿が出るようになって、○○ガンにもなり(手術してそれは完治)、血圧も高く、そして、痔にもなって・・・」
 「腰椎麻酔後に頭が痛かったですか?」
 「いや、痛いと言う人がいるけど、自分はそれは全くなかった」
 「手術した所は?」
 「痛くないと聞いていたが、やはり、痛いなあ」
 「結構な生活をしてますネ、いつ死んでももう悔いはないでしょう?」
 「(ニコニコして)悔いは、ないなあ」

 この日、16:00過ぎにRKKテレビを見ていたら、熊本城築城400年記念で、八代亜紀が出演していて、熊本城を描いた絵を熊本市に寄贈していた。(素晴らしいなあ・・・拍手)
 又、この日、テレビで見ていたら、1968年、エジプトのアブ・シンベル神殿がダム建設に伴って埋没する運命にあった時に、エジプト政府が世界から猛反発にあって、苦肉の策が、建物を1万6000個に切り刻んで、それを別の個所で再生している。それが完了するまでに4年間も掛かっている。春分と秋分の日だけ、奥行き63mの場所にあるラメセス2世が太陽の光で輝き、それを見る為に多くの人が毎年世界各国から集まるとのこと。人間って、凄いなあと思う。

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