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優勝したワンジルが、日本語でインタビューに答えていた。記録も、オリンピック新記録、凄いなあ。まだまだ頑張れそうだ。
これも、貧困が裏にあるからだと思う。貧困から浮かばれる方法が、世界選手権でいい成績を取ること、特に、世界から注目されるオリンピックは別格だ。
頑張る目的もいろいろだ。(家族の)生活の為に一生懸命に頑張る人(短距離優勝者のボルトも、恋人と一緒に来ていたなあ)、名誉の為に頑張る人、趣味で頑張る人、楽しいだけで頑張る人、・・・。
スポーツだけでなく、いろんな分野でも、いろんなモチベーションがある。
盆通りで、踊っている人を見ると、メチャ上手な人が10人に1人程いる。恐らく、そんな人は、毎年踊っている人か、プロの踊りの先生だろう。
お茶会に行くと、スゴク上手な人と、初心者らしい人がいる。お点前をする人も、手が震えている人もいるし、時々順番が間違えている人もいる。しかし、それを見ている人も、それに気が付かない人も沢山いるし、お茶会に行ってお菓子を食べるのを唯一の楽しみにしている人もいる。
お茶の先生の話だと、日本舞踊をしてお茶を始めた人は、立ち振る舞いがとてもきれいだと言われる。無駄なくスッと立てるとのこと。やはり、ホントにスゴイものにしようと思えば、何事も基礎が大切なのだ。 その基礎も、精神が伴っている必要がある。そうなると、年齢も失敗経験も必要かと思われる。いくらある分野に秀でていても、社会性の乏しい変人も困る(他人の意見を無視して自分の意見だけを通そうとする感じの専門職の人を時に目にすることがあるが)。
篠笛のある先生は、40歳以上にならないと、他人に説得できる程の音が出せないと言われた。その人の人生観が、篠笛の音色に出てしまうのだ。
太鼓も同じだと思う。盆踊り、練習すれば、1週間すれば、ある程度まで打てる。しかし、踊りに合わせて皆の前で打てるまでには、3年を要し、ホントに上手になるには、7~8年掛かると思っている。
皆のよく知る阿波踊り、簡単そうで実に難しくて、基礎は3年、ホントに上手に踊れるには、10年も掛かるとのこと・・・?!
仕事も同じで、3年で基礎、ホントのプロは少なくとも10年を要する感じだが・・・?!