
いろいろ難儀した結果、いつの間にか、自分なりの方法を用いている。
もの分かりのいい子どもの場合は、「10数えたら終わる!」と約束する(10まで数えれば、いやなかことが終わると思えば、我慢できる?!)。子どもから、「5で終わって」とか、「早く数えて」とか言われることがある。で、打つ前に、「では、先生が、痛くない様に打ちましょう」と言って、打つ前から数えていて、約束通り10以内に終える。
針は、斜めよりも直角気味にする感じで打った方が痛みが少ない(皮膚の表面は痛いので、その接触部位が少なくなる為か?)。又、アルコールがまだ皮膚の上でじとじとしている状態で打つと、痛い(アルコールの液が、針の皮膚の指し口の傷と接して痛くなる)。刺す時は早く、液を入れる時はゆっくりと入れる(液を早く入れると痛い!)。そして、抜く時も、すばやく針の方向と平行に抜く。更に、抜いた後に押さえるアルコール綿は、じめじめしていると痛いので、出来るだけ強く絞った物にする。
これにより、全く痛くなかったと言ってくれる子が多い。たまたま痛点の中心に当たって痛がる関係があるかも知れないが(?)、多くの子どもが、あまり痛くなかったと言ってくれるので、注射を打つ方も、いつも痛み軽減と挑戦している感じで楽しく打っている。
昨年打った子から、打つ前に久し振りに顔を合わせると、「痛くない注射をする先生だ!」何て言われたことしばしばあり。
しかし、初めからワンワン泣く子の場合、出来るだけ早く済ませる様にやむなく速く打っていますが。