日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

龍ケ岳・・・

2010-09-21 06:47:13 | Weblog
 暑かった。昨晩、21時半頃床に入り、目が覚めたのが今朝の3:30だった。窓を開けていると、涼しかったのだが、次第に暑くなり、エアコンをかけない訳にはいかなくなった。
 ゆっくりと食事を摂り、6時には、病棟に行った。幸い、喘息発作の子ども、熱も昨日の夕方から下がったままで、良く眠っているとのこと。SpO2も、96%以上をキープしているとのこと。(8時過ぎに回診の予定、遅くとも、明日には帰れそうだなあ・・・)
 病院に来る前に、龍ケ岳に雲がかかっていたので、屋上に上がって写真を撮った。いい景色だなあ。沢山の気をもらった感じがするなあ・・・。今日も、頑張れそうだなあ・・・。
 明日は、昨年も催されて好評だった「夕涼み会」が、病院に隣接している老人施設「きららの里」で、17:45からあるなあ。昨年よりは、ちょっとだけいい感じで篠笛演奏が出来そうな気がするけど・・・?!

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敬老の日・・・

2010-09-20 17:21:48 | Weblog
 9月20日(月)、敬老の日に、熊本県の(上)天草から、母のいる(大分県)佐伯にスカイプで交信した。(週1回は、長兄の補佐で、89歳の実母と交信している)。
 母が、「便利なテレビ電話が出来たもんじゃ・・・」と言って、とても喜んでいる。写真は、その時に、撮影したもの(家内が一緒に写っているが)。
 スカイプで、昨日も、鹿児島の次兄と交信した。次兄の近所にいる人が何人か来ていて、見知らぬ人とも会話を少なからず交わした。
 こんな感じで、まだ会っていない人同士が、どんどん会話を交わして行けば、平和な世の中になるかな。
 これって、インターネットさえ引いていれば、簡単に出来ることですが・・・!

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連休3日目・・・

2010-09-20 11:22:20 | Weblog
  既に消灯して、寝ていたのだが・・・。
 昨日の22:20に、当直医からコールあり(深夜連続の呼び出しだなあ・・・)。
 3歳の女児で、喘息発作。初診の患者さんで、里帰りの県外の人。今まで、2回、喘息で入院をしているとのこと。で、その時に、1回は、5泊したと言う。
 点滴と吸入と酸素を救急外来で既に当直医がしていたが、SpO2が88%で(来院時、84%)、顔面蒼白で、肩呼吸、陥没呼吸をしている。鼻ぴくぴくで、正に、大発作(危ない!)。
 既に、写真を撮っていて、検査もしていた(白血球多くなく、CRPも上がっていない)。胸部写真は、典型的な気管支喘息像。右にシルエットサインがあるが、肺炎と言うより、右の下肺の無気肺を思わせる所見で、聴診上も、その部位に、左右差少しあり。喘鳴は、2日前からだが、強い咳は、その日の夕方からとのこと。咳とともに嘔吐もあり。
 ICUに入院させて、モニターを付けた(心電図、心拍数、呼吸数、SpO2の値が、常に表示され、専属のナースが、絶えず観察している)。外来でメプチンをしていたが、入院後に、アスプールの吸入をすると、少し落ち着いた感じになって、眠ってしまった(少しホッとする・・・。アスプールで効果なければ、ステロイドをしようと思っていたが・・・)。ICUでずっと診ていて、家に帰ったのが、0:20だった。
 で、今日の6:00、様子を見に行くと、眠っていた。肺の音は明らかに改善(経験的に、熱が上がると改善することが多い感じだが・・・?!)。だが、尿がまだ出てないと言う。エッ!それに、来院時、熱が37度ちょっとしかなかったのに、38度と熱発。起きたら採血して、検査との指示を出す。
 ICU・・・→部屋が子どもにとっては監獄みたいなので、ひどくなって行かなければ、昼頃、小児科病棟に移すとナースに言う。検査の所見で、抗生物質を使用するかも知れませんと、親に説明する。(10時間経過の推移:白血球数9420→7980、CRP0.11→0.63で、細菌感染は、否定的だし、肺への空気の入りに、左右差がなくなっているので、抗生物質を使わずに、様子を見ることにした。来院時、気管支に痰が詰まって、無気肺になっていて、それが、取れたのかな?)
 そのまま、4階の病棟に行くと、42週のベビーが4:00に生まれていたが、少し、落陽現象があると言う。診ると、肩がひっかかって、なかなか出て来れなかった様だ。が、診察しても、特に問題なく、落陽現象も、正常範囲。
 その後、家で朝食を摂り(今日は、パン食にしたが、食欲があまりなかった・・・)、8:00過ぎに、ICUに再び行くと、目をパッチり開けていて、苦しくないと言う。尿も出ていた。
 そのまま、再び4階の病棟に行って回診して、クループ(その後、気管支炎になっていたので、退院時に清肺湯を処方)と蕁麻疹(中毒疹?十味敗毒湯が効いた?)の子どもを退院させた(二人とも、4泊5日)。
 連休3日目。今日は、忙しいのかな・・・?!

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上海がん学校・・・

2010-09-20 08:41:51 | Weblog
  9月19日(日)、BSで、「菅原明子の地球大好き未来便スペシャル~がんとの向き合い方~」で、中国の「上海がん学校」のことが放映されていた。
 そこでは、ガンの患者さん同士が集まって、前向きに生きている。驚くべきことは、「上海がん学校」と同じ感じの学校が、中国全土には、80もあると言うことだ。 
 そこでは、西洋医学的な発想とは違った方法を積極的に取り入れて、ガンと正面から闘っている。ガンであることを周囲に隠さず、ガン仲間が集い、ガンから逃げることなく、前向きに取り組んでいる。
 ガンの再発防止には、食事や気の持ち方はもちろん大切だが、気功や太極拳や漢方も積極的に取り入れている。趣味を持ったり社会参加することも、積極的だ。

 そんな患者さん達が番組の最後に言った多くの言い方が、印象的だった。
・毎日を楽しく過ごす気持ちを大切にしましょう・・・
・皆で心を一つにして病気と立ち向かいましょう・・・
・毎日ほほ笑む為には、その仲間を大切にしましょう・・・
・好きなことをする為に、仕事の分を減らしましょう・・・
・プラス思考に考えて、笑いましょう・・・
・「生きる」「生かされている」事の気持ちを大切にしましょう・・・
・「ガンについての情報」を持ちましょう・・・
・「本音を話せる誰か」を持ちましょう・・・
・病気は、幸せに感じる材料の一つとしましょう・・・
 日本では、どうでしょうか・・・?!

以下は、9月20日(月)の熊本日日新聞の「おーいがんよ」なるネットに広まる闘病記の中での内容です。
 「がんとは闘うが、死とは闘わない。」
 「死と闘って勝った人間は一人としていません。負けると分かっている相手と闘かおうとするから悩み、迷い、混乱が生じます。」
 「がんは、自分の全人格が問われますね。命って何か、人って何か、自分なりにケリをつけるしかないでしょ。僕は、頑張らない、欲張らない、生かされままに生きることにしています。」
 「がんと闘うために捧げた人生なんてばかばかしいじゃないですか。そんなのを実践するようなドラマはつまらん、と思います。人生の目的って、生きることじゃないですよ。幸せを実感することなんですよ。」
 「がんの人へのアドバイスですか。やりたいと思っていてできなかったことを、やっちまえばいい。それが免疫力を高めるプラセボー効果を生むのかも。プラセボーでも何でも、効けばいいじゃないですか。」
 ・・・

 ガンになったことのない人は、ガンになった人ほど、立ち止まって人生を深く見つめることが出来ないのは、確かな様ですね。

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3つの数字の動向・・・

2010-09-19 11:20:35 | Weblog
 数字って、曖昧な表現よりも、それなりに説得力があるかな?!
 頭が痛い、喉が痛いと言っても、人それぞれで、大げさに言う人もいるし、時に、真実でないこともあるし・・。
 しかし、熱が38度とか、血圧が152/102とか言われると、一時的であっても、それなりに説得力があるかな・・・?!
 今、気になること3つの数字とは、・・・。
 一つは、大相撲の横綱「白鵬」の連勝記録だ。54連勝。昨日は、懸賞幕が24本だったが、今日は、27本だったかな(暇な私が見た限りでは・・・、子どもの頃は、よく数えていたなあ・・・)。
 大分県出身の「双葉山」の69連勝には、まだ遠いが・・・。昔と違って、今は、年間6場所もあるので、今場所、連勝が達せられなくても、又、それに挑戦して、いつかは到達して、更には、それを超える様な気がするけど・・・?!
 それに、今場所は、佐伯市出身の「嘉風(よしかぜ)」も、平幕力士の中で、今の所、唯一全勝で、9連勝だ。(彼は、後半が強いので、楽しみ!)
 それと、イチローが、10年連続200本安打を達成するかどうかだが、・・・イチローのことだから、達成出来そうな気がする・・・?!これって、達成したらメチャクチャ凄いことですよね!野球の本場のアメリカですからね。
 それと、為替ですね。1米ドル85円がどう動くかですが・・・?5年周期で次第に円高に向かっていると言う専門家がいますけど・・・。株価の動向も、とても気になる所ですね。
 その3つの数字の動向、今よりも数字が増えて欲しいと願っている人が多いと思うのですが、・・・私の力でどうかなるものではないですけど、ホント気になります・・・ハイ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%89%E9%A2%A8%E9%9B%85%E7%B6%99←嘉風
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8C%E8%91%89%E5%B1%B1%E5%AE%9A%E6%AC%A1←双葉山

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そうはく!・・・

2010-09-19 10:02:24 | Weblog
 早剥(胎盤早期剥離)で、蒼白って感じだった。
 夜、22時40分、もう、電気消してウトウト眠りかけていた時、突如、電話が鳴った。直接、若い産婦人科のドクターから、少しうわずった声で(いつも、冷静なのだが、これは、おかしいぞ・・・?!)・・・→「早剥みたいで、カイザー(帝王切開)になりそうですので、・・・その時は、お願いします・・・」とあり。「用意しときます・・・」と言って電話を切った。
 助産師さんの話だと、隣の島の人で、39週のお産前で、陣痛がないのに、この日の20時30分に突然出血したとのこと。で、船で直ぐに来てもらって、ドクターが診て、早剥だろうと言うことになった。
 しかし、条件は最悪。この日、いつも帝王切開の時に使う広い手術場が3日前から1週間使えない(無菌室にするための工事中で)。やむなく、他の科がする狭い部屋ですることになった(その準備も大変)。しかも、も一人の(20年近くいる当院の)産婦人科部長が、あいにく、遠方にいて、間に合わない・・・。
 卒後9年目の当院常勤医のこの先生(女性)、部長と相談して、手術に踏み切ったのだ。
 (急げ急げって感じで)0:00過ぎには、執刀。0:40にベビーが出て来た。
 泣かない!私が鼻から吸引しても、助産師さんが刺激しても泣かない!全身チアノーゼのまま。早剥のため、貧血もあるのかな?早剥で、こちらも蒼白って感じだったかな?!
 聴診すると、徐脈だが、心臓は、しっかりと動いている。吸引と刺激を繰り返すと、突如、泣いた!心拍数が急に多くなった。酸素を上げると、いつもの様に、ピンクになって行った。肺のラ音が、次第に、少なくなり、いつもの帝切後の赤ちゃんの姿になった。5分後アプガール9点(末梢チアノーゼややあり)。良かった、良かった、母子共に助かって、ホントに良かった!
 1時に帰り、2時まで、眠れなかったが、何故か、充実感に満ち溢れていた。
 今日は、日曜日、少し眠くて疲れている感じだが、9時までに回診を終えた。
 この赤ちゃんの朝の回診時の元気そうな姿が、眠気と疲れを取ってくれたかな・・・!

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漢方薬・・・

2010-09-18 11:13:29 | Weblog
 今日(土曜日)は、9時前に、病棟の回診を終えた。3人引き継ぎの患者さんを診た。(小児科常勤医が、この時期に、夏休みの休暇を取った為)。
 4歳男児、「クループ」。昨晩、やはり、咳でしばしば起きてよく眠れなかったと付き添いの父親が言う。しかし、その前の晩よりは、軽かったとも言う。熱は、下がっている。顔色もいい。しばしば入院している顔見知りの患者さんだ。パラインフルエンザウイルスかな?
 「クループ(症候群)」→子どもの救急疾患では、しばしば経験するもの。経験的には、2歳~4歳の男児に繰り返し起きることが多く、それも、決まって(周囲が一番眠たい)2時~6時頃に咳込む。初めの3日間ぐらいがひどくて、ちゃんと治るのは、少なくとも、1週間は、掛かっている感じだが・・・。この子の場合、食欲がまだないのが、少し気になる。
 4歳女児、「マイコプラズマ感染症?」。昨日の夕方も聴診しているが、ラ音が昨日よりも多くなっている(痰が切れる様になったからだろう)。しかし、左のピッチの高かった気管支音が昨日よりも減弱している。肺の後下の打診で、左右差がある様に思えていたのに、今日はない。解熱傾向で、顔色も良くなっている。(親も、安心した顔をしている・・・)
 4歳男児、蕁麻疹が11日から続いている。出たり消えたりしながら、14日から発熱し、白血球もCRPも高くなっている。顔付きは、熱の割に元気そうで、川崎病の顔ではない。ウイルスかな?発疹は、蕁麻疹?中毒疹?どちらかな?
 (発熱を伴った蕁麻疹は、難しい・・・→)昨日の夜から、1日2回で、十味敗毒湯を注腸している。で、それが効いたのか、解熱傾向で、発疹もない!(このまま、上手く行けそうだが・・・)
 入院の新生児2名(自分が主治医)は、特に問題なし。
 10時から、外来に2歳の男児が水痘で来た。発疹が今朝からあり、熱も少しある。1週間後に運動会があるので、それまでに治って欲しいと母親言う(治して欲しいとまでは、言われなかったが)。
 で、ヘルペスの特効薬と付け薬と痒み止めの薬以外に、水疱を早く取る五苓散を処方。(これで、少し早く治るかな・・・と祈りながらも・・・)(この母親の場合、水痘の後遺症で、顔にその痕が残っている!)
 ・・・漢方薬、自分も、今日の朝、ニューロタンと一緒に、飲んで病院に来ているが・・・。
  

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日本語ローマ字化・・・

2010-09-17 15:18:28 | Weblog
 戦後、GHQが日本語の漢字を止めて、ローマ字化にしようとして、昭和23年8月8日に、15歳~64歳までの日本人2万人に対して、「史上最大の国語テスト」をしたそうな。その内容は、90問もあり、1850字の当用漢字から出題されたとか。
 で、その結果がどうだったのか、NHKは、来週、その結果を知らせますって感じで、それに関する前半の深夜の内容が終わってしまったが・・・。
 日本語は、曖昧な表現が多いとよく言われる。英語の方が、曖昧な表現が少ないのでいいと言って、大学の同級生で、全て、専門書を英語の洋書でしていた同級生もいたけど・・・。
 日本語は、漢字、平仮名、カタカナとある。外国の人にとっては、沢山の漢字も大変、平仮名も(アラビア語の文字に似て、クニャクニャとして)書くのが難しく、更に、カタカナに至っては、その多くが外来語を日本語化したカタカナとなっていて、その意味の把握が最も難しいと思われている様だが。
 しかし、しかしですね、その3つを縦横無尽に使用している日本人にとっては、それが慣れている感じで、どうもないみたいで、むしろ、全て平仮名、全てカタカナ、全てローマ字となると、かえって即座に理解できなくて、難しくなるかな・・・。
 日本語を全てローマ字化した方がいいと思っている日本人、1割もないみたいですね。
 日本語以外は、漢字を使う中国語は別にして、多くの言語、カタカナ(または平仮名)で全てを書いているみたいなもんじゃないでしょうか・・・。

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認知症・・・

2010-09-16 15:45:15 | Weblog
 昨日のNHKの「ためしてガッテン」で、「認知症!介護の新技で症状が劇的に改善する」との内容だった。自分の母のこともある関係で、真剣に見た。
 今や、認知症患者さんは、「200万人以上もいる」と言われている。その介護が大変なのは、もの忘れ、家事ができない、判断力の低下などの症状よりも、むしろ、妄想、徘徊、夜中に騒ぐ、興奮、暴言、幻覚などの問題行動と思われる。これ等の問題行動が、家族を追い詰めているケースが多いと思われる。
 で、最新の研究で、“新技”を使うと、症状が劇的に改善するとのことだが・・・?!
 アルツハイマー病の予防法として有効なのは、「定期的に有酸素運動をする。(3倍の効果あり)」「生活習慣病にならない食生活をする。(6倍の効果あり)」「話し相手を持つ。(8倍の効果あり)」とあり。
 しかし、必死の介護の結果が、激しい興奮や暴言や介護拒否や下着を隠す行動に出ているとしたら・・・?!
 大脳生理学的に、感情を伴った記憶は、よく記憶される。これは、多くの人が経験していること。これは、喜怒哀楽の「扁桃体」と一次記憶の「海馬」が隣り合っているから。
 注目すべきことは、この扁桃体の機能が、今までは、アルツハイマー病の人ほど低下していると思われていたのに、実際は、高まっていることが報告されたからだ。(エッエッエッ!)
 認知症の人が、何処何処に行きたい、何何をしたいと言った時、それを否定することは、普通の人以上に、傷付くのだ。認知症の人には、「否定」「説得」は、よくないし、むしろ、タブーなのだ。
 相手の気持ちになることが大切だ。気持ちを察して、出来るだけ感情の赴くままにさせてあげること。(それは無理と言う介護者が多いだろうが・・・)
 認知症では、モザイクに脳が壊れている感じに思っている人が多いと思う。壊れた所は、見つけやすいが、まだ、壊れてなくて、保たれている所もある訳で、それをしっかり見つけてあげることが大切である。
 「センター方式」と言うのがある。患者さんの絵を描いて、患者さんの口癖を書き出す。それから気が付くことを書き出す。そうすることで、患者さんの気持ちをよく理解していく方法だ。
 かっては、暴言や徘徊などの症状に対して薬で抑える治療が先行していた。しかし、今は、感情を大事にして介護することで、症状を減らせることが分かってきた。
 そして、更に大切なこと・・・→それは、介護する人の「笑顔」である。
 介護する人が疲れて笑顔を失うと、患者さんも不安になる。介護する上で、他のサービスを充分に利用して、余裕を持って、笑顔で介護する人が患者さんに接することが大切である。
 「バリデーション」と言う言葉がある。価値を認めることであるが・・・→具体的には、「アイコンタクトをする」「同じ言葉を繰り返す」「思い出話をする」「優しく触れる」・・・などである。
 患者さんの言った言葉を繰り返して、同調することが大切なのである。

 「暑いねえ・・・」
 「そうですねえ、暑いですねえ・・・」
 「どうしてここにいるの?」
 「どうしてでしょうか?私も考えてみます・・・」
 って感じかな。

 で、私の家内と私の母との会話で、
 「○○(家内の名前)さん、今、何歳になったんかなあ?」
 「57歳ぐらいです。」(思わず、そう言ってしまったのだが)
 「ぐらい?!」(と母は言って、自分の年齢もはっきり言えない家内の言い方に、大笑いしたそうな・・・。
 

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新天地での演奏・・・

2010-09-15 15:27:30 | Weblog
  上天草市立上天草総合病院に勤務してから6年目。その間、天草では、病院と病院に隣接している看護学校と老人施設で、それに、「五橋祭」の時以外、自分の演奏を披露していない。
 今回、新天地開拓って感じで、松島町の上天草市の老人施設の「和光園」で演奏した。行く時、和光園の人が迎えに来てくれた。迎えに来てくれた人の話では、皆が、楽しみにしているとのこと。
 (行く途中も帰る時も少し小雨だったが)行くと、待ってましたって感じで、皆がニコニコして迎えてくれた。車イスの人はいなくて、皆、元気そうに見えた。(職員も入れて、60人程いたかな?)。
 で、いつもの調子で、ちょうど1時間フルに演奏した。皆、楽しそうに、笛に合わせて歌ってくれたし、盆踊り太鼓の時は、手拍子してくれた。
 雰囲気的には、メドレーで篠笛で演奏した古賀政男の4曲(影を慕いて→泣くな妹よ→王将→悲しい酒)が、次第に皆の声が盛り上がる感じで、とても良かったみたいだった。
 演奏が終わっても、わざわざ自分の所に来て、「又、お願いします・・・」って感じで言ってくれる人がいたし、帰る時に、玄関まで、見送ってくれる人(80歳過ぎの女性)もいた。別れ際に握手すると、周りから、「良かったなあ・・・」と言われて、心底嬉しそうな顔をしていた。
 その後、その地区の診療所から(診療を終えて)帰る院長の車に便乗させてもらって、病院の車で院長と一緒に帰った。(今、この老人施設の嘱託医は、当病院の医師がしている。)
 いい汗をかいた。帰って、風呂に入り、食事をし、14時前に、病院に言った。この日、帝王切開があって、14時過ぎに、手術場に行った。(常勤の小児科医が、休みなのに出勤している自分を見て、気の毒がっていたが、来週、この小児科常勤医が1週間ほど不在で、代診することになっているので、自分が主治医になったのだが・・・。)
 帝王切開後に出て来た赤ちゃんは、生直後でも、末梢チアノ^-ゼもあるかないかぐらいで、酸素も使用せずに、とても元気に泣いて、一安心。(前回、他の施設で帝王切開していたが、今回は、里帰り分娩で当院で帝王切開となっていた。)
 病棟では、お父さんがビデオをずっと回している。5歳の兄が、妹を真剣に見ている。祖母もとても嬉しそうだ。いつもの風景であるが・・・。


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