日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

小児科外来での出来事(その16)

2018-07-21 22:06:19 | Weblog
 私の場合は・・・
その1、兄弟で来院した場合ですが、下の子だけ診察で、付き添いの上の子、少し、不満そうに(時に、寂しそうに)見えますが・・・→帰る時、「兄ちゃん、バイバイ!」とか、「姉ちゃん、バイバイ!」とか言って、上の子の存在感を高めています。

その2、カルテで、住所や保険の種類などを見ています。遠方だと、意識的に、ちょっと多めに、医療従事者の場合は、それなりに、専門的に説をしています。
 私の経験では、親御さんが農業をされている方・・・先生にお任せしますって感じで言われて、いい感じです。農業の場合、直ぐに育ちませんからね。時間が掛かるので、性格も穏やかになっているのかな?
 漁業をされている方・・・遠くに行かれる方の場合、少し荒い感じですが、性格、さっぱりしていますね。治らないと、ちょっと言われることもありますが、治ると、派手に感謝される感じがしています。
 商売されている方・・・常に、笑顔で接してくれます。正面切ってぶつかることは、まず、ないのですが、不安になると、他の医療機関を受診しているが多い様な感じがします。
 公務員の方・・・要求を強く言ってくる場合が多い感じがします。私としては、はっきりと言ってもらえるのでいいのですが、時に、ちょっと無理なことも言われます。
 以上は、あくまでも、私の主観です。

その3、早朝に(平日は、8時40分に)、いつも、新生児の診察をしています。外来診察後で、感染症の子と沢山診た後よりも、その前の方が、感染症防止の意味で、いいと思っているので。午後は、しばしば、ガウンを着て、診ています。

その4、午後の予防接種と健診の時間が、月曜日から金曜日の13:30~15:00となっていても、その時間にどうしても来れないとの理由で、その後になったり、土曜になったり、時に、午前中になったりすることもあります。感染症の危険性を説明してはいますが。医療って、正に、サービス業ですね。特に、小児科では。(こちらのペースにも、も少し、気を使って欲しいなあと思うこと、ありますが・・・)

その5、診察後に、診察した子どもや付き添いの子とタッチをして別れることがあります。子どもの方から求めることもあり、それだと、し易いのですが。診察途中で、「おじちゃん、止めて。」と子どもから言われ、母親が慌てて、「おじちゃんでなく、先生よ!すみません・・・」何て、母親から言われることもありますが。病院を遊び場感覚に思っているケースもあります(院内の待合室に、滑り台あり)。

その6、診察中に、唾が飛んできたり、バッと嘔吐して、白衣が汚れること、時にあります。そんな時、プロの小児科医、決して怒る顔はせずに、「大丈夫大丈夫」と言って、対応しています。

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1歳半健診・・・

2018-07-20 08:17:49 | Weblog
 平成30年7月19日(木)、32度の暑い中(これでも、他の九州の県よりは、涼しいみたいで)、勤務先の井上病院から、タクシーで延岡市役所に行き、その2階で、「1歳半健診」をしました。
 延岡市では、初めての健診で、少し緊張していましたが、慣れた看護師さんが手際よく誘導してくれて、スムーズに終わりました。13:10~14;20、27人診ました。この数、あまり多くないみたいで、多い時には、50人を越えるとのことでした。
 泣く子が少なく、4~5人もいたでしょうか、協力的な子どもが大多数でした。記入する用紙も、上天草市とは、かなり違っていて、記入し易い感じに思いました。
 診察以外に、1、独りで上手に歩けますか?、2、パパ、ママ、ブーブーなどの意味のある言葉を3語以上言えますか?、3、簡単な指示「~を持ってきて」「~をちょうだい」などを理解出来、して欲しいことや欲しいものを声や態度で示すことが出来ますか?、4、「~はどれ?」と尋ねた時、指さして答えることが出来ますか?、5、自分でサジを持って、すくって食べようとしますか?の質問を、全員に尋ねました。
 停留精巣、仙骨部陥凹、(軽度の)発達障害、先天性心疾患(自然閉鎖)など、いろいろありました。喘息性気管支炎で、喘鳴ある状態で来たケースもありましたが・・・。
 楽しかったです!これからの決まっている健診の予定では、9月に「1歳半健診」が、10月と来年の1月に「3歳児健診」があります。今から楽しみです。

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小児科外来での出来事(その15)

2018-07-20 06:25:04 | Weblog
 小児科外来では、いろんな場面を目にします。

その1、男の子2人を父親が連れて来てました。で、下の子(乳児、男児)に、喘鳴が強いので吸入をしていました。その傍に、上の子(3歳、男児)がいたのですが、突如、下の子の吸入中に、上の子が、「ウンチ・・・」と言うと、お父さん、目の色が変わった様に、吸入を直ぐに止め、二人を連れてサッと、トイレへ。私、その父親の早さを見て、その手際良さに感動しました。

その2、診察中に、口に食べ物が入っているケース、あります。錠剤がいいのか、粉薬がいいのか、診察前に問診表に、記入してもらって、その通りにしていても、処方した後に、薬局で、変更を求めることもあります。又、嘔吐したとのことで、(どうしても飲んでもらわないといけない場合)処方をし直しますが、問題は、間違って、捨ててしまいましたと言われると、保険が効かない訳で、自費になるので、困るのですが・・・。

その3、診察が終わり、処方後に、いつもの付け薬を下さい、熱が上がったらいけないので、座薬を下さいなどと言われることもあります。計算上では、薬がまだ足りている状態でも、又、来るのが大変だからって感じで、薬を求められることもあります。
 時々、喘息の薬などで、発作が起きてない状態で来院して、他の医院で処方されていたお薬と同じ物を下さいと言われることもあります。

その4、舌圧指を入れるのをとても嫌がる児もいます。そんな時、大きく開けさせて、「アー」と言わせると、結構、奥までよく見えるケースもあります。年長児の溶連菌の検査は、咽頭を拭うので、とても嫌がられますが、10数えたら終わると言って、入れる前から、カウントダウンしています。(←いいみたいですが・・・?!)

その5、咳があると言っても、コンコンですか、ゴホンゴホンですかと尋ね、ゼーゼーは?声がれは?、などと質問します。鼻水があっても、色は、どうなのか?、くしゃみは?鼻詰まりはあるのか?と尋ねます。食欲、いつも10食べるとしたら、今は、どの程度なのかと必ず尋ねることにしています。又、家での顔つきは、どうですか?なども、しばしば尋ねています。
 そんな問診がとても大切なのですが、連れて来た人が、親御さんから頼まれていて、こちらの質問に殆ど返事が出来ないケースもあり、医者泣かせです。

その6、医師「咳はないですか?」、母親「ないです。」、6歳の子ども、「咳あるよ!」。医師「下痢ないですか?」、母親「ないです。」、6歳の子ども、「あるよ!」。
 って感じで、親御さんがあまり見てなくて、医師に答えていることもありますが・・・。

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小児科外来での出来事(その14)

2018-07-19 06:02:31 | Weblog
 小児科外来では、他の医師が診ていて、その状態で、患者さん側の判断で来院して、(ちゃんとした紹介状がない状態で)どう判断したらいいのか、難儀することがしばしばあります。
 年少の男児で、耳鼻科に掛かっていて、中耳炎があって(鼓膜切開をしていて)、その治療をしてるのに、熱が下がらず、私でない小児科の医師がその後診て、耳鼻科と違う別の強い抗菌剤を3日分上げていましたが、それでも、熱が下がっていないので、私の外来に来院していました。
 検査するも、CRPは、さほど高くなく、白血球も、さほど多くなく、ウイルスと思われましたが、何せ、高熱が1週間近く続いていました。
 母親は、熱が下がらないのでとても心配と言い、私なりに耳の中を見ると、中耳炎も疑われる所見にも思えたので(乳様突起炎ではない様だが)、耳鼻科をもう一度受診したらとアドバイスするも、母親、「耳鼻科の先生は、耳の熱ではないから、小児科の疾患ではと言われた。」と強く主張・・・。
 こんな感じで、親の立場、耳鼻科の立場、私でない小児科医の立場を加味しながら、自分の立場を言いましたが・・・。
 食欲もあり、痛みもはっきりとないが、熱が1週間近く下がっていないので、取り敢えず、後2日分、私でない小児科医の処方をして、漢方薬を追加しました。(→幸い、白虎加人参湯で、直ぐに解熱した感じで、突発性発疹症でした。)
 医療は、試行錯誤で、この様な場合、後で、診断の付くことが多く、初めから、バチッと診断が付けられることは、少ないですね。
 突発疹だと、3日間高熱で、後、発疹が出るパターンが多いのですが、5日間前後もあり(熱が長いのは、ヒトヘルペスウイルス6でなく、ヒトヘルペスウイルス7が多いのでしょうか?)、今回の様に、高熱が1週間のこともあるんですね。年齢にしても、突発疹では、乳児や1歳児が多いのですが、4歳の子も、いましたが。
 子どもが病気の親御さんは、病名がはっきりしない時でも、大丈夫かどうか、園(学校)に行けるかどうかを強く聞いてきます。医師は、経験的なことで、それを説明しますが、絶対に当たる訳ではありません。同じ疾患でも、症状も経過も違います。
 熱があっても、熱の変化をしっかりと付けている親御さんは、少ないです。朝、熱が下がったら、直ぐに行かせる親御さんが多くなっています。家庭の事情もあるかとは思いますが、小さな子であれば、出来れば、丸1日熱がないことを確認して行かせた方がいいケースが多いと思っています。

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続々・海外ロングステイで知ったこと・・・

2018-07-18 06:29:36 | Weblog
その1、日本では、外見で、お金持ちかそうでないか、分かりませんね。ところが、海外では、ある程度分かるのです。服で、している事で、話す言葉で、その人と一緒に行動している人を見て、分かるのです。
 東南アジアでは、子どもは、仕事しています。と言うより、親から働かされています。それを沢山見てきました。日本の子ども達、幸せですね。

その2、海外では、どこから来たのかと、初めに尋ねられることが多いです。いきなり、名前など、聞いてきませんから。宿泊するホテルでは、別ですけど。
 こちらが相手に対して無害であることを知ってもらう必要があります。それには、こちらがどこから来て、こちらが今、何を要求しているのか、説明できないといけませんね。
 海外では、お金があると取られる心配がありますが、何もないと、恵んでくれること、ありますよ。そう思うと、生きるって、そんなに難しいことでないと悟ります。

その3、どこにいても、コミュニケーションが取れれば、まず、安全ですね。現地の言葉が話せなくても、そんな時、最低、現地の言葉で、「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」の3つの言い方を覚えていると、重宝ですね。別れたい時、「さようなら」と言えば、相手は、分かってくれますから。
 日本に来たアメリカ人に、「何?」って言葉を教えた人がいて、こちらが何か言うと、常に、「何?」と言うので、面白く感じたことがありまししたが・・・。

その4、海外に行く時、時期が大切です。それも、旅行会社に頼らずに、自分で調べるべきです。タイに行くのに、4月~9月は、避けた方がいいと思います。暑くて、大変です。インドネシアは、春や秋は、太陽が赤道直下にあるので、避けた方がいいと思います。夏休み時期は、いいですね。イタリアやフランスの5月は、最適でした。
 かって、家内とシンガポールに行った時、安いからと思って行ったのですが、4月で、とても暑くて、大変でした。インドネシアのバリ島に3月に行った時も、暑くて、大変でした。

その5、1週間で欧米で旅をするとなると、その前後は、時差ボケで、苦しみますね。最低、願わくば、10日~2週間あるといいですね。寝不足で疲れ切った顔をして旅行している日本人を見かけましたが(その多くは、集団旅行で)、やはり、せっかくの海外旅行、ゆとりを持って行った方がいいですね。

その6、海外の大きな都市では、WiFiが使えますね。グーグルマップが使えて、便利です。日本に帰って、思います→もっと、田舎まで、インターネットが使える様にして欲しい。海外の人は、それを望んでいますよ。土木工事と比較しても、そんなにお金が要らないと思うのですが・・・。

その7、日本で、切符を買う所で、財布から小銭がドット出て、周辺に散らばってしまいました。その時、周りの人が、間髪を入れず、直ぐに、数人が、私のお金を拾ってくれました。その早さに、私は、感動しました。日本人の心は、素晴らしいと思いました。

その8、24時間のコンビニ、タクシーの運転手さんのマナーの良さ、アチコチに沢山置かれている自動販売機(その中の種類も細かくて、豊富)、乗り物の時間の正確さ、治安の良さ、田舎の隅まで道路がきれい、食べ物が安全、トイレがきれい、観光客価格がない、お客様は神様精神など、日本の素晴らしさを海外で気が付きます。




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マシュマロ実験・・・

2018-07-17 06:32:45 | Weblog
 「マシュマロ実験」と言うのがあります。いろんな形で言われていますが、古典的なものとしては、以下のものでしょうか・・・→
 4歳の子どもに、マシュマロを見せて、15分経ったら、帰ってくるから、それまでに我慢して食べていなければ、もう一つ上げると告げて、一つの美味しそうなマシュマロを机の上に置いて、大人が出て行く。
 で、帰って来るまでに我慢して、食べなかった子ども(3分の1)と、我慢できなくて食べた子ども(3分の2)のその後を、ずっと追跡して、比較しているものですが・・・→
 我慢して食べなかった子(3分の1)は、22歳になった所で見ると、食べた子よりも学業成績が良く、高学歴となっていて、更に、45歳の時点で見ると、収入がより多くて、指導的な立場で活躍しているケースが多いとの結果。
 つまり、小さい時の家庭での自制心の教育が大切で、それが、大人になっても影響するとのことではないでしょうか?!
 しかし、その後の追試で、この実験の意味するところの問題点も、指摘されています。ある面では正しいと思われますが、それだけではないですから。やはり、その後の環境や家庭内の経済状況なども、大きく関与していますね。
 成長に関して、家庭環境がどんな風に影響して行くのか、それを証明するのは、なかなか難しいですね。周りを見ていると、やはり、家庭が貧しいと、能力があっても行きたい学校に行けなくて、才能を発揮できないケース、あります。過保護でも、困りますけど・・・。
 昔から、三つ子の魂とは、よく言ったものではないでしょうか。
 業績も、社長の代で良くても、次で何とか維持しても、3代目で潰れるケースが多いって感じで言われることがあります。今の日本では、相続税、高いですから。
 ある社長さんが、「俺のお金も財産も、全て、上げてもいい、このバカ息子さえ、まともになれば・・・」と言ったケースもあります。
 又、不妊で難儀して、お金と時間を掛けて、やっと授かった子でしたが、その後、超過保護に育てた結果、超我儘な子になって、困っている親御さんもあるとか・・・?!


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今までで、一番長い日・・・

2018-07-16 17:22:51 | Weblog
 平成30年7月13日(金)~16日(月)、佐伯の自宅に帰り、ニューヨークから来ている長女家族(長女とその子ども二人)と一緒に楽しく、少し疲れながらも、生活をしました。
 1歳11ヶ月の娘は、一瞬たりとも手が抜けない感じでしたが・・・1日が今までに無い様な長さに感じました。6歳の娘とは、一緒に積み木遊びをしたり、トランプ遊びをしたり、卓球をしたり、又、ピアノも一緒に弾き、太鼓も一緒に打ちました。音感がいいので、驚きました。練習3日目にして、何とか、「佐伯音頭」の盆踊り曲、打てそうな感じになってきました。
https://www.youtube.com/watch?v=2q0oZ1IWrFY(←佐伯音頭、練習3日目)
https://www.youtube.com/watch?v=jx_cxxWoCDw(←佐伯音頭、練習3日目)
https://www.youtube.com/watch?v=HwDgC_CGvbw(←佐伯音頭、練習3日目)
 横笛は、ちょっと音が何とか出来るまでにはなりましたが・・・。又、手品は、種を知りたがっていましたが、教えませんでした。(→何年か先になったら教えると約束しました。)
 6歳の娘が通っているニューヨークの幼稚園では、第一外国語は、スペイン語でなく中国語で、中国の人が熱心に教えていた関係でしょうか、中国語で1~100までスラスラと言えるのには、驚きました。
 好奇心旺盛で、名前の「ハル」をアラビア語やベンガル語やハングルで私が書くと、興味を示して、覚えようと書いていました。(←大人だと、見向きもしませんが・・・?!)
 6歳の娘は、既に、バイリンガルって感じで、横文字は、かなり難しいレベルでも読め、アメリカのドラマを見るのに、日本語を英語に変えると、そちらの方が楽だと言っていました。
 時々、聞き取れない英語を話して、教わることが多かったです。
 分かった→I finally understand it.とか、水頂戴→Mai I have water,please.など、言い方を教わりました。日本語の漢字は、とても難しいと言います。
 日本での体験入学、とても楽しんでいました。下の娘は、7月16日で、ちょうど2歳になりました。
 今から、どんな風に成長して行くのかなあ。




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50歳からは・・・

2018-07-13 06:00:23 | Weblog
 医師になってまる4年して、故郷の佐伯にある救急病院「西田病院」に勤務しました。
 朝から晩まで、超忙しく働いていると、たまたま、大分医科大学から派遣された外科医から、次の様に言われました。
 「今から生きて行く上で、仕事以外に、他に、誰にも負けない感じで、出来るものが一つでもあるといい。出来れば、仕事と全く関係ない方がいいけど。仕事でぶつかった時、その逃げ場所として・・・」って、感じで言われました。
 そう言われた時、その時は、ピンとその言葉の意味が来ませんでしたが、次第に、その意味の深さが分かる様になりました。
 仕事は、生活する上で、嫌いでも、逃げられません。特に、家族を持ち、小さな子どももいれば。しかし、趣味は、違いますね。趣味は楽しいですから。自分のペースで、ある程度まで、コントロール出来ますから。
 一番好きな事が趣味で、次が仕事だったら、一番いいのではないでしょうか。
 落語家の桂歌丸(本名・椎名巌=しいな・いわお)さんが、7月2日(月)に亡くなりました。81歳。ちょっと前まで、テレビで顔を見ていた感じでしたが。皆の前で、落語をするのが好きだったと思われます。それも、根っから。(平成30年4月19日が、酸素吸入器のチューブを付けての、最後の舞台でしたが・・・)
 こんな感じで、仕事と趣味が一緒になった感じの人が、医師や芸術家には、結構いる様な感じですが・・・。田舎のお医者さん、亡くなる1カ月前まで、仕事をしているケース、よく耳にします。本人、それで幸せだったと思われます。一番好きな事が仕事で、それが、最後まで出来る仕事であれば、いいのでしょうが、それがある年齢に達すると出来なくなるケースの方が多いですね。
 50歳過ぎれば、一番好きな事は、趣味にすべきでは、と内心思っています(←50歳前でも、それでも、いいと思っていますが・・・)。その趣味も、直ぐに出来ることは飽くので、石の上にも3年の精神で、何年も掛けて一人前になるものがいいのではないでしょうか。出来れば、人と接するのがいいのではないでしょうか。
 そんな風に考えて直ぐに実行できる人は、少ないかも知れませんが、今からの不透明な時代であればこそ、今から、少しずつでも、その方向で進むべきだと思っています。認知症が一番多いケースが、国家公務員だと知ると、生き方、やはり、変えるべきですね。
 今は、人生100年って感じですから。人生、やはり、晩年がいいのがいいですよね。はっきり言って、いい例が周りにないのです。国を当てにしても、年金一つとっても、当てになりませんから、自分の身は自分で守るしかないのです。
 いろんな選択肢があります。海外移住もいいでしょうし、晩年は、田舎で畑仕事もいいと思います。その人それぞれで違うのは当たり前です。それを達成する為には、現役時代から、いい情報を得て、それなりの計画を立てて、準備をしておくことが望まれます。生きるだけなら、海外を飛び出せば、月に10万円前後で暮らせる所ありますよ。しかし、そこに行った多くの日本人が、最後には、やはり日本を懐かしがり、晩年を日本で過ごしている例が多いのです。
 貴方の人生は、貴方なりに進むしかないのです。他人のせいにすることなく、自己責任で。


*写真は、ニューヨークから佐伯に来て、楽しそうにしている孫二人、次の写真は、ドバイの砂漠での日没前の私。





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独りボランティア演奏(2018-07-12)

2018-07-12 20:05:27 | Weblog
 平成30年7月12日(木)、午前中の診療を終え、昼食を摂った後に、13:00前にアパートを出発して、13:30前に、北川町にある、介護老人保健施設「蛍邑苑」に着きました。
 行くと、連絡を取っていた施設長さんが、直ぐに来てくれました。
 1階に、広いステージがあり、そこで、13:40~14:55まで、休むことなく、75分間、いつもの調子で、私なりに、「独りボランティア演奏」をしました。
 職員さんがとても協力的で、助かりました。
 少し暑い中、入居者の人には、最後まで、聴いて頂きました。ありがとうございました。
 内容は、以下の如くでした。
1, 篠笛・・・(テ一プのピアノに合わせて)「荒城の月」
https://www.youtube.com/watch?v=RP6KHi_BnCA
2, 篠笛・・・季節の曲「雨」
3, 篠笛・・・「宵待草」「花嫁人形」「会津磐梯山」「黒田節」「酒よ」「島原の子守歌」「赤い靴」「赤とんぼ」「五木の子守歌」「船頭小唄」
4, 篠笛&和太鼓・・・「炭坑節」
5, 和太鼓・・・「ばんば踊り」
https://www.youtube.com/watch?v=dSvbdMJZ4G8&t=12s
6, 和太鼓・・・「河内おとこ節」
7, ハ一モニカ・・・「ふるさと」など10曲
8, 手品・・・「布が変身」「トランプが変身」「5枚の紙が5000円に」の3つ
9, 篠笛・・・「我が人生に涙あり」「リンゴの唄」「古城」「青い山脈」「アンパンマンの歌」「釜山港へ帰れ」
10, 篠笛・・・(古賀メドレ一)「影を慕いて」「人生の並木道」「人生劇場」「悲しい酒」
11, 篠笛・・・「月の沙漠」「君が代」
12, 篠笛・・・(八本調子で)「荒城の月」
https://www.youtube.com/watch?v=Tkv2s9hbpmw
13, 和太鼓・・・「きよしのズンドコ節」
14, 「一本締め」
15, 和太鼓・・・「飛翔」

 一応、計画通り、4月1回、6月2回、7月1回、それぞれ、全て75分間で、演奏が出来ました。内容は、殆ど同じはずなのに、実際は、笛の音が良かったり悪かったり、太鼓の音が良かったり悪かったり、上手に吹けなかったりと、いろいろありました。
 練習不足も否めませんが、演奏できた施設が、例外なく、温かく迎えて頂き、感謝の気持ちで一杯です。
 演奏できること自体が、私の生きる源になっています。もっと要請と機会があればと思っています。

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約束は、守りましょう・・・

2018-07-12 06:37:43 | Weblog
 生きて行く上で、他人の信頼を得る為には、約束を守るべきだと思います。
 スポーツの世界では、次の試合は、絶対勝ちますとお互いが言っていても、勝負の世界では、どちらかしか勝てない訳で、聞いている人も、それなりの理解が出来ていますが・・・。
 政治の世界では、政治家がしばしば嘘を言います。もう、大衆も、それに慣れた感じで、それを承知の上で、選挙前の公約を見ています。
 政府も、しばしば嘘を言います。それも、堂々と大嘘を言います。確認が取れない年金問題、うやむやのまま終わっていますが・・・。(←嘘は泥棒の始まり、子どもの教育の上でも、良くないことです!)
 子どもと親との間にも、約束、時々あります。それを破ると、親子の間でも、子どもから不信感を持たれ、それが何度も続くと、親を信じなくなります。
 男女の中でも同じですね。君を幸せにすると言いながら、いつも、夢ばかりで、実行が伴っていないと、次第に、愛が覚めて来るかも知れませんね。まず、今の時点でそれなりに満足させて、次第に、ステップアップして行くといいですね。
 一度や二度、約束を守らなくても、まあ、そんな事もあるだろうと思って、許容範囲で見ることもあるかと思いますが、それが、何度も続くと、もう、信用出来ないと烙印を押す感じになりますね。
 お金の話になると、根が深くなりますね。
 お金の貸し借りをすると、友達を失くすとも言われます。「ちょっと3万貸して、今週中には必ず返すから・・・」と言われて、気軽に貸して、戻ってこないこと、ありませんか?よく考えてみると、3万のお金が直ぐに都合が出来ない相手に貸すと言うこと自体が、不自然と思うのですが。(←初めから、返す能力がないと思うべきでは?!)
 銀行では、担保を取って貸します。それがないので、サラ金から、高金利で借りることになるのです。サラ金も、担保がないので、取りそこないも加味して、止む無く、高金利になっていると思います。
 人は、生きて行く上で、いろんな約束をします。どんな小さな約束でも、守る人になりたいと思っています。出来ないことは、初めから約束しないことですね。経験的に、絶対って言う言葉程、信用できない言い方、ない様に思っています。

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